消費者金融を利用してお金を借りようとするとき、申し込みをして契約すれば良いわけですがその消費者金融を利用するための条件というものがあります。年齢制限、年収など収入の条件、居住地の条件、各消費者金融が条件を設けているわけですがそれを満たさなければ申し込みをしても利用することは出来ないんです。(参考ページはこちら→融資を受ける為に最低限必要な事とは)
各社に大体共通している条件は年齢制限と定収がある事となっていますが、加えて日本国内に居住している人、という条件が設けられていることも多いんですね。そして、日本に住んでいることが条件ですから日本人である必要はありません。外国籍でも借りれる消費者金融はあるんです。その利用条件を紹介しましょう。
外国籍で利用できる所は限られる
消費者金融は多くありますが、それらすべての消費者金融で外国籍の人が利用出来るわけではありません。外国籍の人が利用出来る消費者金融は限られています。まずは利用できる消費者金融を探さなければいけません。プロミス、ディック、アットローンは外国籍でも利用可能ということですから、まずはここから利用を検討してみると良いでしょう。
その他の消費者金融でも、申し込み条件に特筆していないだけで問い合わせてみれば利用できる場合があります。とりあえず、ここではプロミス、アイフルの融資内容を比較してみましょう。
(⇒申し込み条件は金融業者によって大きく異なる?)
消費者金融名 | 融資限度額 | 金利 |
---|---|---|
プロミス | 1~500万円 | 4.5~17.8% |
アイフル | 500万円 | 4.5~18.0% |
この2社は消費者金融の中でも大手ですし、知名度も抜群です。融資限度額もある程度高額なところも望めますし、消費者金融の中では金利も低めになっています。まず検討する先としては良いのではないでしょうか。
融資金額、金利などの条件が
恵まれている傾向にあります
中小の消費者金融にももちろん外国籍OKというところはありますが、まずは大手から探していって審査ハードルの低い中小の消費者金融を検討する、という順で考えてみても良いでしょう。
申し込みで必要になる書類が違う
消費者金融を申し込むときには、申し込み書類だけではなく他にも必要になる書類があります。一般的には運転免許証やパスポートなどの身分証明書、源泉徴収票や確定申告書などの収入証明書ですね。ただし、外国籍の人が利用するためには準備しなければいけない特別な書類があるんです。
具体的に何が必要になるか、それが
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書
これらの書類ですね。
どうしてこれらの書類が必要になるのか、それは居住がはっきりしていて自国に逃げ込まれるリスクを出来るだけ低くするためです。貸したお金を持って国外へ逃げられてしまっては返済してほしいと思っても回収することはほぼ不可能となってしまいますからね。外国人登録証明書は法令による有効期間内である場合です。
これらの書類にプラスして、身分証明書と収入証明書を提出しなければいけません。
消費者金融によって準備しなければいけない書類が変わる場合はありますから、申し込む消費者金融が決まった際はしっかり確認しておくようにしましょう。
認められる身分証明書と収入証明書類
必要書類を提出する際にどのような書類を提出したら良いかですが、身分証明書も収入証明書も複数ある候補の中から準備できる書類を提出すれば良いという事になります。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
身分証明書は運転免許証があれば確実ですが、持っていない場合はパスポートや健康保険証でもOKです。住基カードでも認められる場合もあります。
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 給与明細書
収入証明書は消費者金融によっては提出不要というところもありますね。あとは借り入れ希望金額に応じて提出しなければ行けないというところもあります。
例えば、50万円以上の限度額を希望する場合、100万円以上の限度額を希望する場合、といった感じですね。比較的希望金額が大きい場合は収入の確認が必要になる様です。
(⇒融資で絶対に欠かせない書類おさらい)
日本語が話せることが必須
外国籍の人が消費者金融を利用する際、特定の書類を提出しなければいけないほかにもクリアしなければいけない条件があります。それが日本語を話すことが出来るという条件です。
収入も年齢も永住権も持っている外国籍の人だとしても、日本語を話すことが出来なければ消費者金融を利用することは難しくなっています。それはコミュニケーションが取れないということが最大の理由なのですが、きちんと話が出来ないと何が困るか分かりますか?
消費者金融を申し込んでお金を借りる時、契約手続きをしなければいけません。このとき契約書の内容に同意することが必要となりますが、日本語を話すことが出来なければ十分に内容を理解できない可能性があります。
契約書の内容をしっかりと読み、理解し、納得しない状態でも利用することは可能ですが何らかのトラブルが起こった際に揉め事になってしまうかもしれませんよね。それを避けるという目的もあるんです。
ですから、日本語を話せることは必須、そして日本語を読み書きできるという事も基本的に必要な条件となってくるんですね。
定収があり年齢制限等の申し込み条件をクリアし
日本語を話すこと、読み書きすることが出来る
これが消費者金融を利用するために最低限必要な条件だと言えるでしょう。
審査に通る≠無理なく利用できる
外国籍の人が消費者金融を利用するための条件を紹介してきましたが、それはあくまでも消費者金融の審査に通って利用が可能になる、という事です。これで一見問題ないように思えますが、審査に通ったから安心してどんどん利用して良い、という事にはならないんですよ。
確かに、審査に通って設定された限度額は申し込み者が返済できるであろう限度額となっています。ただ、実際利用して返済するのは申し込み者ですし、返済金額を把握したうえで利用しないと返済が苦しくなるという事は起こり得るのです。
毎月の返済金額は消費者金融によって違います。
- 限度額に関係なく一定金額での返済
- 限度額によって返済金額が決まる
- 返済残高に応じて返済金額が決まる
このように色々なパターンがあるんですね。自分が利用する消費者金融がどのパターンなのか、それは自分が無理なく返済できる金額なのかをしっかりと把握しておきましょう。
どのくらいの金額であれば無理なく返済できるのか、無理なく利用出来るのかということは人によって様々でしょう。同じ収入でも毎月の支出は違うでしょうから、一概にこの金額なら負担が少ないです!とは言えません。
- 必要な目的で利用するのか
- 利用金額は最低限必要な金額か
- 返済金額は負担なく返済できる金額か
- 返済期間と利息はどのくらいになるのか
外国籍かどうかに関わらず、消費者金融を利用するときはこれらの情報をチェックした上で利用するようにしたいですね。
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