お金がどうしても必要なとき、借金を考えるのは致し方ないことではありますが、家族に内緒で借りたいと思っている人も、たくさんいることでしょう。でも、一緒に住んでいる家族に内緒で、借金することなんてできるのでしょうか。(参考ページはこちら→内緒の融資は希望者多数?)
キャッシングの申し込みをおこなったら、会社や家に電話がかかってくるのでは?はたまた、契約書や返済に関するものが、自宅に郵便で届くのでは?と、考えたらきりがありませんよね。不安になる気持ち、わかります。家族に内緒で借金する方法、絶対にバレない方法をここでは考えてみます。
キャッシングについて考える
キャッシングについてですが、キャッシングするというのは、お金を借りることですよね。どうしてもお金が必要なとき・・・というのは誰にでもあることなので、後ろめたく考える必要はないわけですが、いかんせん「借金」と聞くと、悪いことをしているかのように考える人が、少なくありません。
悪いことをしているわけではないので、堂々とキャッシングを申し込めばいいのですが、「できることなら周りの人たちには内緒にしておきたい」というのが、誰もが思う本音ではないでしょうか。
キャッシングの流れ
キャッシングするにあたって、必要なことは、申し込むということですよね。実際、キャッシングの流れとはいったいどのようなものなのでしょうか。申し込んでから、お金を受け取るまでを考えてみます。細かくわけると、以下のような流れになるでしょう。
- 金融機関を選択
- キャッシングを申し込む
- 審査の結果待ち
- 必要書類の提出
- 契約
- お金を受け取る
金融機関を選択
自分がどこでキャッシングを申し込むのか、金融機関を選ぶというのが、まずやらなければならないことですよね。金融機関によっては、「家族に内緒でキャッシング」を受けてくれないところもあります。家族に内緒でキャッシングできるところを選ぶというのは、重要となってくるでしょう。
適当に選択して、申し込んだとしても、家族にバレてしまうことはよくあります。本当に家族に内緒にしたいのであれば、最初の金融機関選びは、もっとも大事なことだといえます。
もちろん、「家族に内緒でキャッシング」が最優先の条件となるでしょうが、そのほかにも金利・融資額の条件・即日融資など、自分が重要だと思っていることをきちんとまとめておき、限りなく自分の条件を満たしてくれるところを選択するというのも大事ですよ。
キャッシングを申し込む
キャッシングを申し込む方法として、「インターネットから申し込む」「店舗の窓口で申し込む」「電話で申し込む」「無人契約機などのATMで申し込む」など、方法はいろいろあります。自分のニーズに合った方法で申し込むようにすればOKです。
ただし、この申し込み次第で審査が決まるといっても過言ではありませんので、申し込み用紙には間違いがないよう、慎重に記入するのはもちろんのこと、何度も見直してから提出するようにしてください。
特に、インターネットからの申し込みには、細心の注意が必要ですよ。インターネットからの申し込み画面で、間違って記入してしまったとします。受け取った金融機関にしてみれば、単なる間違いなのかどうかというのはわからないわけです。本人に確認の電話をしてくれればいいのですが、たいていはそのまま処理されてしまうことになります。
申し込むときに、どうやって記入したらいいのかわからない人や、ちょっとでも疑問に感じたなら、その場で電話して担当者に確認するようにしてください。それでも不安な人は、担当者がいる窓口に足を運んで、担当者に聞きながら、申し込み用紙に記入するほうがいいでしょう。間違っていれば、その場で担当者が指摘してくれるので、安心できるはずです。
本来であれば、審査に通るはずの人が、申し込み時のちょっとした記入ミスが原因で、審査に落ちてしまうことは、意外とよくある話しです。ちょっとした記入ミスで、キャッシングができなくなるなんて、こんな馬鹿らしいことはありませんよね。くれぐれも申し込むときは、慎重に記入することを忘れないでください。
審査の結果待ち
申し込みが終わったら、審査待ちです。審査の結果は、金融機関によって違ってきますが、たいていは、電話かメールで連絡があります。最近の金融機関は、最短30分程度で審査結果を知らせてくれるところが多くなっていますが、申込書類に疑問な点などがあった場合は、審査時間が延びることも考えられます。
審査に通過すれば、それに越したことはありませんが、審査に通らなかった場合、落ち込みますよね。何で審査に通らなかったのだろう?と、思って、金融機関に問い合わせてみても、ほとんどの場合、理由は教えてくれません。
審査に通れば、次にどうすればいいのか、電話で担当者が説明してくれるので、その指示に従いましょう。メールの場合も同様に、指示が記載されているはずなので、それに従って次の行動へと移ってください。
必要書類の提出
審査に通れば、必要書類を提出することになります。本人確認のための書類(運転免許証・パスポート・健康保険証)などは、必須となるので、必ず用意しておきましょう。
窓口での手続きの場合は、そのまま提出することになりますが、インターネットですべて終えたい人は、本人確認の書類をコピーしてメールに添付、という方法が多く取られます。
収入証明書は、キャッシングの融資額によって必要な場合もありますし、不要な場合もあります。たいていの場合、消費者金融であれば、50万円以下の融資、銀行であれば、100万円~300万円以下の融資には、収入証明書が不要としているところが多くみられます。
それ以上の高額融資になる場合は、収入証明書が必要となるので、用意しておきましょう。収入証明書は、去年1年間の源泉徴収票・確定申告の書類・直近2ヶ月の給与明細など、金融機関によって違ってきますので、金融機関からの指示に従い、必要な書類を提出するようにしましょう。
契約
本人確認や収入証明の確認ができたら、いざ契約の段階になります。契約というのは、金融機関が提示してきた、契約書に記入して提出する、ということになります。この契約も、インターネットだけで可能な場合もありますし、店舗の窓口で行うことも、もちろん可能です。
契約書は、本人が必ず持っておかなければならないので、窓口で直接受け取るか、郵送にて後日自宅へ届けてもらう形になります。店舗に行かず、インターネットで申し込みから契約まで行う場合は、後日郵送ということになる場合が多いようです。
お金を受け取る
契約が完了したら、やっとお金を受け取ることができます。お金を受け取る方法もいろいろありますが、急いでいる場合は、指定の銀行口座に振り込んでもらう場合が多いようです。もしくは、キャッシング専用のカードを受け取れば、金融機関でのATMや、提携しているATMにて、限度額まで引き出すことが可能です。
この、キャッシング専用のカードですが、窓口であれば契約完了後、すぐ受け取れる場合もありますが、ほとんどは、後日郵送で自宅にカードが送られてくることになります。
なぜ家族にバレるの?
キャッシングを申し込んでから、お金を受け取るまでの流れの中で、なぜ家族にバレてしまうのか?気づいた人も多いでしょうが、そう、自宅に届く郵便物ですね。
まず、自宅に届く郵便物として、契約書が挙げられます。契約書は押印してあるものを、手元に保存しておかなければならないので、FAXやメールに添付して送ることはできません。そのため、郵便物で送られてくる、ということになります。
そして、次なる危険が、カードです。カードは書留で送られてくるので、これは直接誰かが受け取らないといけないものですよね。運良く本人が受け取れればいいのですが、いつ届くかわからないし、家族が受け取る確率は大いにあると思っていいでしょう。
その他、郵便物だけではありません。審査の結果や、何かの連絡で、直接本人に電話をしないといけない場合です。本人の携帯電話にかかってくればいいのですが、自宅に固定電話を連絡先としていた場合は、家族の誰かが電話を取ることも考えられますよね。
このように、金融機関からの郵便物・電話などが理由で、家族に借金してしまったことがバレてしまう場合が多いようです。
家族に内緒で借りる
では、これらのことを踏まえた上で、家族に内緒でキャッシングすることは可能なのでしょうか!結果から言うと、家族に内緒でキャッシングすることは、可能です。
世の中には、家族に内緒でキャッシングを考えている人は、意外といるんですね。そんな人たちのニーズに応えて、「家族に内緒でキャッシング」ということを、サービスの一環として提供してくれている金融機関があるので安心してください。
家族にバレないためには
いくら家族に内緒でキャッシングができる金融機関があると言っても、こちら側から何も言わずに申し込んだのでは、バレてしまう可能性があるので、注意してください。
どうしても家族に内緒でキャッシングを希望している場合は、申し込み時に「家族に内緒にしておきたい」ということを、必ず伝えるようにしましょう。金融機関側はプロなので、家族にバレるであろう理由をちゃんと把握しています。
それが、郵便物なのか電話なのか、どういう原因で家族にバレてしまうかというのは、金融機関がつかんでいますので、金融機関のアドバイスに従うのが賢明だといえるでしょう。
例えば、契約書やキャッシングのためのカードを郵送することで、家族にバレるかもしれない場合は、他の回避策を伝授してくれます。郵便物が原因で家族にバレる危険があるのであれば、回避策として、店舗まで直接取りにくる、などです。電話も然りで、家族にバレないための打ち合わせを念入りにしてくれるはずです。
家族に内緒でキャッシングでする
では、家族に内緒でキャッシングできるよう、力を貸してくれる金融機関とは、いったいどこなのでしょうか。消費者金融・銀行ともにあるので、以下の一覧から選択してください。
- プロミス
- アコム
- モビット
- ノーローン
- アイフル
- 新生銀行レイク
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
プロミス
質問事項 | 金融機関の回答 |
---|---|
郵便物なしでOK? | OK。(窓口で契約・受け取りをすれば郵便はなし) |
郵便物の宛名は? | 個人名 |
自宅宛に電話は? | 基本的にはなし |
電話では何と名乗るの? | 社名は言わず、個人名だけ名乗る |
アコム
質問事項 | 金融機関の回答 |
---|---|
郵便物なしでOK? | OK。(窓口で契約・受け取りをすれば郵便はなし) |
郵便物の宛名は? | ACサービスセンター |
自宅宛に電話は? | あり。(予め電話しないようお願いすればない) |
電話では何と名乗るの? | 社名は言わず、個人名だけ名乗る |
モビット
質問事項 | 金融機関の回答 |
---|---|
郵便物なしでOK? | OK。(WEBですべて完結すれば郵便物はない) |
郵便物の宛名は? | NCセンター |
自宅宛に電話は? | 基本的にはなし |
電話では何と名乗るの? | 社名は言わず、個人名だけ名乗る |
ノーローン
質問事項 | 金融機関の回答 |
---|---|
郵便物なしでOK? | OK。(窓口で契約・受け取りをすれば郵便はなし) |
郵便物の宛名は? | 住所のみ記載 |
自宅宛に電話は? | あり。(予め電話しないようお願いすればない) |
電話では何と名乗るの? | 社名は言わず、個人名だけ名乗る |
アイフル
質問事項 | 金融機関の回答 |
---|---|
郵便物なしでOK? | OK。(窓口で契約・受け取りをすれば郵便はなし) |
郵便物の宛名は? | AIセンター |
自宅宛に電話は? | あり。(在籍確認時) |
電話では何と名乗るの? | 社名は言わず、個人名だけ名乗る |
新生銀行レイク
質問事項 | 金融機関の回答 |
---|---|
郵便物なしでOK? | OK。(窓口で契約・受け取りをすれば郵便はなし) |
郵便物の宛名は? | 新生銀行 |
自宅宛に電話は? | 基本的にはなし |
電話では何と名乗るの? | 社名は言わず、個人名だけ名乗る |
三菱UFJ銀行
質問事項 | 金融機関の回答 |
---|---|
郵便物なしでOK? | OK。(窓口で契約・受け取りをすれば郵便はなし) |
郵便物の宛名は? | 東京三菱UFJ銀行 第2リテールアカウント支店 |
自宅宛に電話は? | あり。(審査内容によってはかける場合がある) |
電話では何と名乗るの? | 三菱UFJ銀行 |
三井住友銀行
質問事項 | 金融機関の回答 |
---|---|
郵便物なしでOK? | OK。(窓口で契約・受け取りをすれば郵便はなし) |
郵便物の宛名は? | 三井住友銀行 |
自宅宛に電話は? | 基本的にはなし |
電話では何と名乗るの? | 三井住友銀行もしくは個人名のみ |
以上のように、「家族に内緒でキャッシングしたい」という希望を、きめ細かに対応してくれるのは、消費者金融が多いことがわかると思います。銀行の場合は、郵便物の差出人に「銀行名」が記載されていたとしても、すぐにキャッシングとは結びつかないため、特に行名を隠さないところが多いようです。
消費者金融・銀行とも、郵便物を送られたくなければ、契約書やキャッシング用のカードは、すべて窓口で受け取る、というのが鉄則ですね。申し込み時に「家族に内緒にしたい」ということを、しつこいくらいお願いするようにしましょう。
(⇒出来るだけ連絡無しで借りる融資とは)
気を付けなければいけないのは、インターネット専用銀行です。インターネット専用銀行というくらいなので、店舗もなければ、担当者がいる窓口もありません。インターネット専用銀行で申し込んでしまった場合、契約書やキャッシング用のカードは、自分で取りに行くことはできません。郵送してもらうしかないので、注意するようにしてください。
気を付けなければいけないこと
このように、「家族に内緒でキャッシングしたい」という希望を、聞いてくれる金融機関はたくさんありますが、返済が滞ってしまった場合、話しは別なので要注意ですよ。「約束の期限が過ぎているのに、返済してくれない」「メールで支払うようお願いしても無視されている」などという場合は、まず電話がかかってくることになるはずです。
何度電話で催促しても、返済がない場合、最後は督促状が郵便物で届くことになります。いくら郵便物をださないと約束していても、返済されない場合、話しは別となるので、注意してください。
最後に
消費者金融の場合は、「借金したんだな」と、すぐにバレてしまうので、社名を伏せてくれているところが多いようです。逆に銀行は、すぐに借金とは結びつかないため、銀行名を伏せていない場合がほとんどです。きめ細かいサービスは、消費者金融に軍配が上がるといえるでしょう。(参考ページはこちら→銀行と消費者金融だと違いは明白?)
銀行は、まだまだお役所的な感覚が残っているせいか、自分たちのルールを優先する、といった感があるように思います。ただ、銀行から電話がかかってきたり、郵便物だけで「借金した」とは思わないでしょうから、そんなに神経質になる必要はないと思いますが、いかがでしょうか。