現代では、キャッシングというものが当たり前のものとなっていますよね。大きな意味でいえば、クレジットカードでの買い物だって、お金を借りて立て替えてもらっているわけです。手持ちの現金が無い時に、クレジットカードで支払ったり、また現金を引き出すのも、全てキャシングともいえるでしょう。
それほどキャッシングというのは、今や日常的に行われているもので、カードローンの人気も非常に高まっています。それは、誰もが気軽に利用出来るというのが大きな理由でしょう。では、その誰もが利用出来るキャッシングですが、唯一、審査に通らない場合があるのをご存知でしょうか?
(⇒融資審査に通らない理由まとめ)
それは無職の場合です。返済能力が無いのですから、当然ともいえますね。では、無職でも審査が通るキャッシングは本当に無いのか?もしあるとしたらどこなのかを考えていきましょう。
(⇒無職のうちは無理に借りない事も大事)
キャッシングの申し込み条件
それではまず、キャッシングの申し込み条件から確認してみましょう。大手カードローンの申し込み条件を表にしてみました。
カードローン会社 | 申し込み条件 |
---|---|
プロミス | 年齢20歳以上、69歳以下のご本人に安定した収入のある方
*主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合お申込みいただけます。 |
レイク | 満20歳~70歳(国内居住の方) |
アイフル | 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する「給与所得者、自営業者、パート・アルバイト、派遣、出向・委託社員、主婦(専業主婦を除く)、学生」の方で、当社基準を満たす方 |
バンクイック |
*学生の方、ご本人に収入がなく配偶者に収入のある方もお申込みいただけます。 |
みずほ銀行 |
*ご本人様に収入がない場合、配偶者に安定かつ継続した収入がある方は、 |
しかし、その基準は各カードローンによって若干違っていますね。例えば配偶者に安定した収入があればオッケーのところもあれば、本人の収入がなければダメなところもあります。まとめてみると、多くのカードローンでは、主婦や学生でも利用は出来ますが、パートやアルバイトをしていることが条件となっていますね。
安定した収入とは
ではこの「安定した収入」について、もう少し詳しく説明しましょう。まず安定した収入とは、だいたいこの3つに当てはまると思います。
- 自分で働いて稼いだ給与
- 配偶者の給与
- 年金
これらのうち、基本的にキャッシングの申し込み条件としては、自分で稼いでいる人が対象となっています。ですから、無職だと安定した収入とみなされず、審査に通らない場合がほとんどです。これは、総量規制という法律によって、消費者金融の個人への融資は、その人の年収の3分の1を超えることは出来ないと決まっているためです。
しかし、この総量規制の対象外である銀行なら、本人の年収に関係なく貸し付けが出来るのです。そのために、無職である専業主婦や年金受給者でも審査に通る場合があります。配偶者の給与や年金でも安定した収入とみなされる場合があるのです。では、そうした基準を表で表してみましょう。
自分で稼いだ給与(パート・アルバイトを含む) | 安定した収入とみなされる |
配偶者の安定した給与 | 安定した収入とみなされる場合もある |
年金 | 安定した収入とみなされる場合もある |
ですから、安定した収入というのは、必ずしも自分が働いた給与というわけではなく、無職でもキャッシング審査が通る場合もあるということです。
無職で借りれるか
つまり、結論的にいえば、キャッシングは無職でも審査に通る場合があり、特に総量規制の対象外の銀行であれば、利用出来るところもあるということです。しかし、それはあくまでも前項で述べた「安定した収入」があることが条件であり、全くの無職では審査に通りません。
無職でも借りられる条件としては、
- アルバイトなどはしているか
- 配偶者に安定した収入があるか
- 年金を受給しているか
といった感じです。これらの条件を満たしていれば、銀行なら無職でも審査が通るキャッシングはあります。しかし、これらの条件を満たしていなければ、銀行でもキャッシング審査は通りません。では、全くの無職でも審査が通るキャッシングはあるのでしょうか?
無職で借りる方法
基本的に、全くの無職でも審査が通るキャッシングは無いと思ってください。あるとしたら、それは闇金である可能性が非常に高いです。では、無職の方がお金を借りるにはどうしたら良いのかをお教えしましょう。
アルバイト・パートをする
就活中の方などでも、再就職するまではアルバイトをすることで、キャッシング審査に通ることも可能なのです。(参考ページはこちら→アルバイトだけでお金を借りる事は可能?)
近親者・友人から借りる
これは最終手段ともいえますが、最も安全な方法だともいえるでしょう。しかし、誰もが出来る方法ではありませんし、人間関係において難しいことでもあるので、もし借りるとしたら、キャッシングと同様に、返済はキチンと行わねばなりません。
公的援助を受ける
無職で生活費に困った場合、公的な援助を受けられる場合もあります。申し込み基準も厳しいですし、手続きも面倒なのがデメリットですが、安心して利用出来る点が何よりのメリットですね。では公的援助としてどのようなものがあるかといえば、
- 総合支援資金制度
- 臨時特例つなぎ資金貸付制度
- 生活福祉資金貸付制度
などです。キャッシング審査が通らない無職の方がお金を借りる場合、こうした公的制度もあることを覚えておきましょう。これらの申し込みや問い合わせは、各市町村区の社会福祉協議会で受け付けています。
今まで述べてきたように、無職では基本的にキャッシング審査には通りませんが、
- 安定した収入とみなされるところを選ぶ
- 就職・アルバイトなどをする
といったことで、キャッシング審査が通る場合があります。最初から諦めてしまわないでくださいね。そして最も重要なのは、「無職でも審査が通る」からといって、闇金にだけは手を出さぬようにしてください。安易に借りることだけを考えず、まずは自分で稼ぐことを考えて欲しいのです。
(⇒闇金は自分を苦しめるだけ)
それが無職の方がキャッシングするうえで最も大切な事だといえるでしょう。安定した収入があってのキャッシングだということを忘れないようにしてください。