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「収入はあるが無職」の状態でカードローンを利用できるか?

通常、無職の場合、収入はないというのが一般的ですが、中には「収入はあるが無職」という方もいらっしゃいますよね。たとえば、株で稼ぐ、ギャンブルで、家賃収入だけで、アフィリエイトで、オークションで、などなど、就職していないが稼いでいるというケースはあるでしょう。

そういう「収入はあるが無職」の状態で、カードローンを利用することはできるのでしょうか。(参考ページはこちら→無職という肩書きとカードローン

申込フォームの職業選択欄

カードローンをインターネットで申込もうとすると、必ずと言って良いほど、職業選択項目があります。特に、勤務形態や職種の選択肢があり、無職を選択することができませんので、何か別の選択肢を選ばないといけません。

たとえば、アコムの職業形態の選択の欄は、

  • 正社員・自営
  • 嘱託・派遣
  • アルバイト(パート)
  • 季節・期間

となっており、これ以外を選択することができません。

ですが、嘘をつくこともいけません。嘘をついて借金をすると、バレた際、罪に問われる危険性がありますので、嘘がないよう、しかし無職以外の職業を選択する必要があるのです。

もう1つ見てみましょう。アイフルの場合、雇用形態という項目になりますが、

  • 正社員
  • 派遣社員
  • 出向社員
  • 契約社員
  • パート・アルバイト(時給)
  • 社長・代表者
  • 嘱託社員
  • 期間契約・臨時社員

となっています。これも、無職の人が選択できる内容ではないですね。無職の場合、こうした申込フォームの職業関連の選択肢で困ることになります。

条件が「安定収入」

しかし、一方で、カードローンを借りるときに条件とされるのは、安定した収入があること、となっている場合も少なくはなく、無職でも収入さえあれば、審査対象となる可能性がありそうに見えます。では、無職ということを伝えつつ、借りる方法はあるのでしょうか。

申込方法によっては、こうしたフォームが必要ない場合があります。自動化されていないという条件の下に、電話申込、あるいは窓口という方法があります。窓口なら申込書を書くことになる可能性がありますが、その場で説明が可能という点、そして自分で手書き記入ができる可能性があるという点で、フォームとは異なります。

ただ、稼ぎ方がギャンブル収入の場合、不安定収入と見なされてしまいますので、安定収入という条件に当てはまらず、このような手段を使っても借りられないという可能性のほうが高いです。(参考ページはこちら→審査に通らない場合はどうする?

また、無職でOKが出るという保証もありませんので、その点はあらかじめご了承ください。

一番良いのは「無職ではなくなる」こと

無職でも借りられる可能性がゼロではないと言いましたが、より借りやすくする方法としては、「無職ではなくなる」ということでしょう。

「どこかに就職しろということですか?」という声が聞こえてきそうですし、確かに、それも1つの方法ですが、収入源によっては、別の方法を取ることができます。

事業者登録

事業者登録というものをご存知でしょうか。あなたが収入を得ている方法に、屋号をつけてしまい、経営者になるという方法です。こうすれば、あなたは自分で事業を経営していると言うことができます。

事業主として登録すると、自分が経営者となりますから、職業の選択の際に、「代表者」「経営者」「自営業」などを選択できるようになります。こうなると、ネットでのお申込もしやすくなります。

税務署へ行き、開廃業等届出手続というものを行います。このとき、屋号、事業内容、記帳方法を決めておく必要がありますが、わからない場合はネットで調べるか、税務署の人に聞いてしまいましょう。記帳方法は、単式・複式簿記の選択ですね。

複式簿記を選択する場合も、最初から「わからないからやらない」というスタンスよりも、青色申告会などで学ぶことを選択するほうが、節税できるという利点があります。

ただ、名乗るときに困る場合があるかもしれませんので、具体的な肩書きは持っていたほうが良いですね。「投資家」「トレーダー」「アフィリエイター」など、よく使用されるものを選択する以外にも、自分で勝手にわかりやすい肩書きをつくってしまう方法もあります。

派遣登録

無職ではなくなるもう1つの方法は、実際に他の仕事を持つことです。事業者登録のほうが簡単ですが、簿記などが手間だし、収入も少ないので働いたほうがいい、という場合はこちらを選択するのが良いでしょう。

ある程度以上の所得がある場合、事業者登録をしていなくても確定申告をしなければなりませんが、登録していない白色申告はかなり適当な面もあります。

ただ、仕事を持つと言っても、既に事業を持っている上での仕事ということになるでしょうし、そんなに数日で就職活動ができる人も多くはないでしょう。ですから、派遣会社などに登録して、自分が好きなタイミングで働くのが良いと思われます。

十分な収入があれば、借金をしなければならないということも減る可能性がありますし、もし生活が厳しいと感じていての借金希望なのであれば、こうした選択も1つでしょう。

また、ギャンブル収入など、今のままではとても審査に通りそうにない状況なのであれば、こうした派遣登録などは、有効です。(参考ページはこちら→派遣でも融資審査に通る可能性は十分?

収入証明書類の準備を

ところで、収入はあるが無職であるという状態は、普通はそんなに多くありません。ですので、単に収入はあるが無職です、などと電話で言ってしまうと、あるいは窓口で相談してしまうと、相手に不審がられる可能性があります。

そこで、収入を証明する書類などを準備して、きちんと説明することを心がけるのが良いでしょう。具体的にいくら稼いでいるのかがはっきりわかれば、それを基準に融資してもらえる可能性があります。

それでも、肩書きなしの無職状態では、借りられるところも限られてしまうでしょうから、銀行などよりも、審査の柔軟な金融会社を選択することになるでしょう。肩書きを持つと、銀行などでもお申込をしやすくなりますね。

収入証明書類として利用できるものには、確定申告書や納税証明書、住民税決定通知書などがあります。特に、一定以上の収入があれば、確定申告をして納税するという手続きは義務になりますから、あなたがその収入で生活しているということであれば、必ずしているはずですよね。

もし、していないのであれば、すぐに税務署で相談してください。脱税していると、長期間になればなるほど、ペナルティが大きくなってしまいます。

機械的な処理をしてしまうところだと、この方法は通用しない場合もあります。先にお問い合わせ電話などで、直接、オペレーターと話すなど、可能な限り、実際の会話に持っていくほうが良いですね。

収入がある無職に近い状態

「収入がある無職」に近い状態に、「専業主婦(夫)」と「お小遣いをもらっている学生」というものがあります。

専業主婦(夫)の場合、対応している銀行のカードローンを利用することができます。一方、学生の場合、本人が稼いでいない限りは、カードローンを利用できません。また、未成年者は単独契約ができないので、通常、借金はできません。

学生でどうしてもお金が必要なら、アルバイトを見つけるなり、ご両親から借りるなり、あるいはご両親に借りてもらうなりすることになるでしょう。

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