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パートでも可能!?審査の甘いカードでキャッシング枠を増枠!

今回お話をするのは、キャッシングはキャッシングでも「クレジットカードのキャッシング枠」について。しかもパートやアルバイトで働く皆さんにも増枠が可能かを見極めていただくことをメインテーマにしてお送りします。さて、そんなことができるのかという方も、まずは仕組みから理解をしていきましょう。
(⇒パートやアルバイトだとどれくらい借りられる?

クレジットカードの発行会社とその影響

お買い物や公共料金の支払いで欠かせないアイテムになっているクレジットカード。使えば使うほどポイントやキャッシュバックなどの特典も貯めることができるので、同じ支払いなら現金よりもずっとお得。いちいち小銭を探す必要もないし、いいこと一杯のカードですね♪

クレジットカードはどこが発行しているの?

では、クレジットカードはどこで発行してもらうことができるのでしょう?主なクレジットカード発行業界をリストアップしてみましたのでまずはそちらを見てください。

    【主なクレジットカード発行業界】

  • 信販会社
  • 大手消費者金融の一部
  • ショッピングモールなどの商業施設
  • 銀行などの金融機関
  • その他

多くの方は「信販会社」や「大型スーパー」などで作られているのではないでしょうか。また、最近はキャッシュカードにクレジットカードの機能も搭載された、銀行のクレジットカードも数多く登場し、どこで作るか迷ってしまうくらいに沢山の発行会社が存在します。
(⇒金融業者は多種多様です

どこで作ってもキャッシング枠の内容は同じなの?

では、どこでカードを発行してもらっても、キャッシング枠の取扱い(条件)は同じなのかというと、実はこれが大違いなんです。ここをよく理解しているのといないのとで、メインテーマであるパートさんでもキャッシング枠を増額できるかの基準が大きく変わることになります。

キャッシングやカードローンについて少しでも知識がある方には、「総量規制」という言葉は知っていて当然の単語ですよね。しかし、みんながみんなキャッシングの知識を持っているわけではありませんから、まずはこの「総量規制」を覚えていただきましょう。

「総量規制」は年収の3分の1までしか借りれない法律上の規則

「総量規制」とは、銀行など金融機関を除く貸金業者は、業界トータルで利用者の年収の3分の1を超える貸付をしてはいけないという法律上の制限です。これは借りる利用者にではなく、貸す消費者金融や信販会社などに課せられた決まりなので、個人がいくら「貸してくれ」と言っても、「年収の3分の1を超えてるので貸せません」となるんです。

例えば年収が300万円ある人が、消費者金融のカードローンで90万円まで借りていたとしましょう。その人が新たに30万円の融資を消費者金融に申し込みをしても、自動的に「あなたへは業界トータルで100万円までしか貸せません。今回の申し込みで120万になってしまうので、お貸しすることはできません」となってしまうわけです。

これはカードローンだけでなく、クレジットカードのキャッシング枠も対象になります。先の例で言うと、年収300万円で消費者金融から90万円のカードローンと信販会社発行のクレジットカードでキャッシング枠10万円を持っていたら、その時点で上限の100万円に到達していることになります。

銀行は総量規制の対象外となる理由

銀行などの金融機関は、総量規制の対象外です。年収300万円の例でいけば、銀行のカードローンを50万、消費者金融のカードローンを90万、合計で140万円の借入れ(年収の3分の1を軽くオーバーしている)でもOKなんです。
(⇒銀行からならいつでも借りられるの?

なぜ銀行などの金融機関は総量規制の対象にならないのかというと、「金融機関は貸金業者ではないから」という非常にシンプルな答えになります。

消費者金融や信販会社が「現金を貸す」ためには、「貸金業の届け出」をして、認可されなければいけません。この届け出で営業している会社を全部まとめて「貸金業者」といいます。そして、貸金業者に関しての取り決めをしているのが「貸金業法」。この「貸金業法」に、総量規制のことが書かれているんです。

一方、銀行は貸金業者ではありません。銀行が顧客に現金を貸すのは、「貸金業法」ではなく「銀行法」によって行うことができます。信用金庫なら信用金庫法です。つまり、営業の基本になる法律が信販会社や消費者金融とは違っているので、総量規制も「貸金業者ではない」銀行や信用金庫は無関係だということになります。

クレジットカードの発行会社の影響

この総量規制がクレジットカードのキャッシング枠に影響することは先に述べましたが、それも貸金業者の発行するクレジットカードが対象になるので、銀行が発行するクレジットカードのキャッシング枠は対象外になります。

銀行かそうでないか。たったこれだけの違いで、キャッシング枠の利用に大きな影響を与えているんですね。

パートでも増枠できるクレジットカードはどこにある!?

基本的な知識を覚えたら、いよいよメインテーマに入りましょう。先の例では年収300万円としていましたが、パートタイムでお勤めをされていると、年収はもっと少なくなるでしょう。ご主人の扶養から抜けないように調整をされている方であれば、月収は10万円前後といったところではないでしょうか。

総量規制をパート勤務の目線で見てみる

そうなると、年収120万円程度。総量規制に当てはめてみると、40万円までしか貸金業界からは融資を受けられないことになります。

「え?40万円も借りれるの?」と思われた方には申し訳ないのですが、あくまでも法律上の上限が40万円なのであって、消費者金融のカードローンや信販会社のクレジットカードで必ず40万円借りれるという保証ではありません。それよりも少ない可能性も高いのが現状です。

そうなると、クレジットカードのキャッシング枠にも限界が出てきます。他からの借入れが一切なくても最大で40万円まで。実際の審査ではもっと厳しくなるでしょうから、枠自体の確保が精一杯になる可能性もあります。

銀行のクレジットカードなら総量規制を気にしなくてもいい!?

それに対して、銀行のクレジットカードに総量規制の上限はありません。その分だけ増枠に余裕が見込めるということですね。しかも、初めての利用ではなく「増枠」ですから、今までの利用実績や利用状況(延滞などを起こしていないか)などはすぐに判断することができます。きちんとした利用をしていれば、信用も自然と付いていることになります。

クレジットカードでもカードローンでも、「信用」を持っているというのは非常に強いです。「この人なら安心して融資ができる」という見えない手形を持っているようなものです。欲張らない程度のキャッシング枠を増枠ならば、半年~1年の利用実績を積み上げていれば難しいものではなくなるでしょう。

銀行本体が発行しているカードでなければダメ

甘い話を書いた直後で何ですが、銀行のクレジットカードにも2種類あることは注意しなければいけません。ひとつは「銀行本体が発行しているもの」、そしてもうひとつは「銀行と提携している信販会社などが発行しているもの」。この差は先に書いた総量規制の対象になるかならないかという大きな影響があります。

よく「クレジットカード一体型」としてクレジット機能もつけられる銀行のクレジットカード機能ですが、その商品概要はよく確認しましょう。発行会社が銀行のグループにある信販会社だったりするケースも多くあります。銀行が直で発行していること。これがパートさん向けのクレジットカード選びに欠かせない点でしょう。

【参考ページ】
パートがお金を借りる為の極意

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