最近のカードローン人気にともなって、今では大手消費者金融はもちろん、数多くの中小消費者金融も存在しています。ですから、いざカードローンを利用しようと思っても、どの消費者金融にしたら良いのか迷うのではないでしょうか。(参考ページはこちら→たくさんの金融業者から選ぶには・)
まず思いつくのは、毎日のようにTVのCMで観るような大手消費者金融ですよね。やはり大手だと信頼性も高いですし、全国規模なだけにサービスも充実しています。
しかし、申し込んだものの、審査に落ちてしまったという人も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。そしてそうした人達が次に考えるのが中小消費者金融なのです。もちろん、最初から中小消費者金融を選ぶ人もいます。中小消費者金融には、地域密着型で融通が利くといったメリットもあるため、密かに人気があるのです。
(⇒融資審査に申し込むなら審査落ちの可能性も考慮しよう)
では何故、大手消費者金融の審査に落ちた人が中小消費者金融を考えるかといえば、一般的に、大手消費者金融よりも、中小消費者金融の方が審査が緩いといわれているからです。しかし実際はそれほど大きな差はないと思います。大手の審査に落ちた人でも借りれるという中小消費者金融があるとしたら、それは限りなくヤミ金である可能性が高いでしょう。
消費者金融の申し込み条件
ではまず、大手消費者金融の申し込み条件を表にしてみましょう。こうした申し込み条件は、どの中小消費者金融会社もほとんど変わりはありません。
カードローン名 | 申し込める人 |
---|---|
モビット | 満年齢20歳~69歳で、安定した収入のある人 (モビット基準を満たす人、パート・アルバイト・自営業もオッケー) |
プロミス | 年齢20歳以上、69歳以下で、本人に安定した収入がある人 (主婦・学生・パート・アルバイトもオッケー) |
アコム | 20歳~72歳の安定した収入と返済能力のある人 (アコム基準を満たす人) |
アイフル | 満20歳以上で定期的な収入と返済能力のある人 (アイフル基準を満たす人、給与所得者・自営業者・ パート・アルバイト・派遣・出向・委託社員・専業主婦以外の主婦・学生) |
この表でだいたいお分かりかと思いますが、消費者金融というのは、年齢制限と安定した収入の他には特に申し込み条件はありません。基本的に誰でも借りられるものなのです。では、それでも審査に落ちる人がいるのは何故でしょう。
次の項では、消費者金融の審査に落ちる人はどんな人なのかを説明します。
消費者金融の審査に落ちる人とは
誰でも借りれるというのが消費者金融の大きなメリットですが、それでも審査に落ちてしまう人もいます。それはどんな人なのでしょう。では審査に落ちる人の条件を挙げてみましょう。
- 申し込み条件を満たしていない
- 過去に返済遅滞・返済不能の履歴がある
- 現在他にも多額の借り入れがある
主にこの3つだといえるでしょう。
まず、申し込み条件を満たしていないというのは当たり前ですね。「年齢制限」と、「本人の安定した収入」という2つを満たしていなければ審査には通りません。本人確認書との相違はないか、申告通りの勤務先で働いているかといった基本的な身元確認が出来ないと審査には通りません。
そして重要なのが、過去に返済が遅れたり、返済が出来なかったりしたことがないかどうかです。また同じように、現在他社からも多額の借り入れがあるかどうかも重要です。では、何故こうした条件で落ちてしまうのか、それをご説明致しましょう。
何故審査に落ちるのか
まず、過去に返済遅滞や返済不能を起こしたことがある人の場合、また同じようなことをする可能性が高いのが事実です。もしお金を貸してキチンと返済をしてもらえなければ困りますよね。ですから消費者金融としては、貸せないのは当然でしょう。返済能力がないとみなされ、審査には通らないのです。
そして同様に、現在他社からも多額の借り入れがある場合も、返済能力がないとみなされます。多重債務にも陥りやすく、これまた返済遅滞や返済不能の可能性も高いからです。さらに債務整理などで、キチンと返してもらえなくなっては大変です。ですからやはり、審査には通りません。
つまり、審査に落ちるのは返済能力に問題ありと判断された場合なのです。そして、その判断は、信用情報機関への照会でキャッシング履歴を調べることにより審査されます。その結果、返済遅滞や返済不能の履歴がある人はブラックとされ、その記録が残る5年間は、どの金融機関の審査も通らないのです。
審査に落ちたらどうすれば良いのか
では、そうしたブラックになってしまった場合はどうすれば良いのでしょう。
ブラックの人がどうしてもお金に困った場合、カードローンで借りることは不可能なので、バイトなどをして稼ぐことを考えるのが一番です。しかし実際は、審査の緩い消費者金融を探すといった人もいらっしゃるでしょう。しかしそれはとても危険なことです。何故なら、ブラックでもオッケーという消費者金融は、基本的にヤミ金であることが多いからです。
では、そもそもヤミ金とはどんなものなのでしょう。映画やドラマでもよく耳にするヤミ金というものがどんなものなのか、まずはそれを説明してみましょう。
ヤミ金とは
では、ヤミ金とはどんな消費者金融課と言えば、次のような会社です。
- 財務局や都道府県に登録を受けていない
- 法定金利以上の金利で貸し付けをしている
- 対応・取り立てが乱暴である
消費者金融会社というのは、貸金業法に基づいて、財務局や都道府県で登録しなければなりません。それをしていないのはヤミ金である明らかな証拠だといえるでしょう。また、そうしたヤミ金では、法定金利である20.0%を超える金利で貸し付けをしていたり、乱暴な応対や取り立てなどをする場合もあります。
ドラマなどのような怖いヤミ金はありませんが、それでもヤミ金によって多重債務に陥る人は少なくありません。生活が壊されないためにも、ヤミ金の利用は避けるべきなのです。
ヤミ金ではない消費者金融を選ぶには
では、そうしたヤミ金を避けるにはどうしたら良いのか、ヤミ金ではない消費者金融を選ぶ方法をお教えしましょう。
それには、次に挙げるような項目をキチンとチェックして欲しいと思います。
- 登録番号があるか、また登録番号は本物か
- 貸付金利が法定金利を超えていないか
- 審査が緩くはないか
まずこの3点はしっかりチェックして欲しいですね。
貸金業者の登録番号というのは、金融庁のホームページで確認が出来ますから、利用を考えている消費者金融の登録番号が正式なものかどうかを確認してみると安心だと思います。ここで確認出来なければ、ヤミ金である可能性が大です。
また、貸付金利が20.0%以上であるところも要注意ですね。利用前に登録番号のチェックなどをしてみると良いでしょう。(参考ページはこちら→融資金利にはきちんと限度があります)
このように、ヤミ金ではない消費者金融を選ぶには、登録番号・貸付金利・申し込み条件などをよくチェックし、疑われる会社は避けるようにすれば大丈夫でしょう。くれぐれも気を付け、信頼性のある消費者金融を利用するようにしてください。
【参考ページ】
闇金を回避するのはさほど難しくない?