一度経験したらもう手放せないのがキャッシング。使うまではちょっとした躊躇いもあったかもしれませんが、勇気を出して申し込んでしまえば後はもうその手軽さと便利さに、生活になくてはならないものになっています。(参考ページはこちら→キャッシングの申し込みも実は簡単です)
キャッシングを利用する理由は人それぞれです。生活費の足しにする人もいるでしょうし、ショッピングのために使う人も。旅行の代金に使うこともありますし、プライベートのために利用するなら制限はかかりません。(参考ページはこちら→融資の利用用途は原則自由?)
成人すれば誰でも利用できるのがキャッシングです。人によっては学生時代に既にキャッシング契約を結んで利用しているかもしれません。アルバイトなどで返済ができるのなら、学生さんでも契約できますしね。
しかしその便利なキャッシングにも見えない落とし穴があることをご存じですか?あまりにも便利なゆえに、ついつい計画外の金額まで借りてしまい、返済が厳しくなってしまう……という、ちょっと困った一面です。(参考ページはこちら→お金を借りる以上危険性も認識しよう)
ブラック、無職。それでも借りたい時には地道に探す!
ちょっと困った、と言うとかわいいものですが、実際問題として「かわいい」では済まないのがお金というもの。程度によっては社会的に大変なペナルティが発生してしまいます。利用する時にはとにかく計画が大切です。
昔の時代に比べると、キャッシングやカードローンといったお金の貸し借りのビジネスは手軽で身近になっているのは確かです。利用者にとっては嬉しいことですが、手軽であるがゆえに油断してしまうこともあるのでしょう。
この業界で驚かされることは、もちろん全員ではなくあくまで一部の人なのですが、返済日を守ってお金を返すということに対して、驚くほどルーズな人がいるということです。これは何よりも本人のためによくありません。
ブラックになる条件は?返済遅延は絶対ダメ!
お金のビジネスというものは、思った以上にシビアな一面を持ちます。昔はそれをよく理解している人や、お金のやりとりに慣れている商売関連の人がよくキャッシングを利用していたものです。
しかし現代、貸金業法が改正されて利用者を保護する内容が増えたことや、金融業界の努力によって内容が一見分かりやすくなったことによって、深く考えないで利用する人が増えてしまったことも確かです。
皮肉なことですが、手軽だという事実だけを認識する人が増えてしまったがゆえに、誰も望まない金融事故も起こるようになってしまいました。ブラックになってしまう人も近年多いのではないでしょうか。
ブラックになる条件としては色々あるのですが、どんな金融機関でもトップクラスの理由として、返済の遅延が挙げ得られます。返済日に指定の返済方法でお金を返せなければ、それだけで信用を失う世界なのです。
返済遅延は何回まで?金融機関によっては一度でアウトも!
返済に遅れてしまうということは、どんな人でも理由があるかと思います。しかし金融機関としても業務があるため、一人一人の事情を配慮していては切りがないというのも本音でしょう。
小さな個人経営の町の金融屋さんであればその事情も考慮してくれるかもしれませんが、大手、中手の金融機関となると取引相手の数もけた違いです。できれば皆同じように一括で処理したと思うのが人情と言うもの。
返済遅延を推奨するわけではありませんが、知っておいて損はない知識ですね。誰でもいつどこで何があるのか分からないのですから。とはいえ、キャッシング会社の人がこんな質問を聞いたら怒るかもしれませんが。
答えとしては、「キャッシング会社や金融機関によって違います。数回まで見逃してくれる会社もあれば、たった一度で絶対ブラック決定とする会社もあります」という、あまり白黒をつけられない内容になります。
一度ブラックになると後々大変…計画的な利用を心がけて!
なぜ一度でダメなところとそうではないところがあるのかと言うと、それはもう「それぞれの会社・金融機関の体質や方針による」としか言えません。査定の基準はやはり外に明らかにするものではないという一面もあります。
しかし実際にブラックになった人たちの情報をまとめると、上記のように「それぞれ」という返答が妥当となるようなのです。曖昧とはいえ、これを知っていると何かと助かる局面もあるかもしれません。
一度ブラックになると、今まで経験していない人には分からないくらい不便なことになります。もちろん人によっては一度ブラックになればキャッシングはもう使わないということもあるかもしれません。
しかしキャッシングやカードローンに慣れている人は、ブラックになってしまうと不便極まりありません。生活費などに使っている人なら更に不便ですよね。ブラックになるのだけはとにかく避けなければいけません。
ブラック解除までどれくらい?内容によって変わってきます!
ただ、一度ブラックになったからと言って、一生ブラックとして登録され続けるわけではありません。ブラックかどうかという情報は、信用情報機関に保管される期間が決められています。
この保管の期間はブラックになった理由によって様々だと考えて下さい。ブラックの理由は色々ありますよね。返済遅延だけではなく、申し込みの段階でなったりすることもありますし、最大の理由の自己破産もあります。
信用情報機関でブラックの情報が保管される期間を調べてみると、大体は以下のようになると言われています。
複数社同時申し込み | 返済遅延による | 自己破産等による |
---|---|---|
半年 | 6~7年(要確認) | 7年~10年(要確認) |
ブラックの定義としては「金融機関側がお金を貸したくない状況」のことです。このいずれにも当てはまらないのにブラック扱いされている!と言う人もいるかもしれませんが、これはあくまで代表的な例です。
それぞれの内容で違うブラック年数。申し込みブラックに注意!
申し込みブラックはブラックの中でも大変軽いものです。ブラックという言葉が似合わない程度のものと考えたいほどです。内容としては、複数の会社に同時に申し込んでしまったというものになります。
同時に何社もの申し込みをするということは、短期間にまとまったお金が必要、つまり「切羽詰まっているのではないか?」「きちんと返済できないのではないか?」と思われてしまいがちなのです。
これが理由で申し込んだ会社すべてに断られ、結果的にブラックになってしまう、ということが非常に多いのも事実です。初心者が手当たり次第に申し込んだだけでもブラックになってしまいますのでご注意を。
返済遅延は絶対ダメ!ブラックの理由ナンバーワン!
返済遅延は説明するまでもなく、圧倒的、確定的にブラックになる理由のトップクラスです。本人としては一日くらい、数日くらい、と思うかもしれませんが、そうもいかないのが信用というもの。
ただ、会社によっては一日の遅れも許さない場合と、再引き落としに間に合えば即刻ブラックとはしないで様子を見る、というケースがあるようです。今後で信用を回復すれば挽回が可能ということですね。
どうしても遅れそうな時はせめて先に連絡しておくことも大事です。誠意があるかないかで心証は変わるでしょうし、土壇場でその心証がどんな役にたってくれるかは未知数ですよね。
法的ブラックはお手上げ…時間が経つのを待ちましょう
債務整理、自己破産となってくると、正直言ってしまえばもう手の施しようがありません。ご本人としてもお分かりかと思います。債務整理と自己破産は違いますので、各社によって扱いも違うようです。
ただ、どちらにせよ会社側に確認することは困難です。あと何年ブラック期間が残っているかを知りたい時は、キャッシング会社ではなく信用情報機関に問い合わせてみると良いでしょう。
キャッシング会社や金融機関によって利用している信用情報機関が違いますので、分からない場合には会社側に問い合わせをしてみることが一番です。
ブラックでも諦めない、お金を借りる方法!
ブラックについて説明してきましたが、こう羅列してみると、申し込みブラックの人以外は思った以上に厳しい状況であることが分かってがっかりしているかもしれませんね。これでは新たなキャッシングなどとても無理……
しかし状況によってはブラックでも新たな融資を受けることが不可能ではないのです。その状況は様々なケースに分けられますが、絶対に不可能だと言い切る必要もありません。返済能力さえあれば無職でも問題ないことも!
ブラック、無職とくれば、金融業界では「二大無理条件」ですが、見方を変えれば「返済能力」が一番大事。これは大手も中小も変わらないのが実状です。何よりも返済能力を重視して考えましょう。
ブラックの期間は終わった?まずはそこから確認を!
一度ブラックになった人が勘違いしがちなのが、「一度ブラックになってしまうと一生融資を受けることができない」ということです。もちろんこれは勘違い、そんなことは絶対にありません。
先に説明した、理由ごとのブラック情報登録期間を思い出して下さい。この期間が過ぎていれば良いのです。期間さえ過ぎてしまえばあなたはブラックではなく、過去に何の金融事故もない綺麗な身になっているのです。
つまり、まだ一度もキャッシングやカードローンを利用したことがないという状況にあると言えます。これなら申し込みブラックでもやらかさない限り、どことでも契約が可能になるということですよね。
現在、ブラックになってからどれくらいの時間が経過していますか?規定の期間がとっくに過ぎているかもしれません。もう一度よく確認してみて下さいね。
返済は終わった!もうブラック扱いは嫌!そんな時には弁護士に!
まだブラックの期間が残っていても、返済は既に終わっているという人もいるのではないでしょうか。返済が終わってもブラックはブラックなので、金融機関での不自由は一定期間継続することになります。
しかしどうしても、その立場に納得できない人もいるでしょう。今後はブラックにならないように気をつけることができるのなら、その期間を縮める裏技を使うことも良いのではないでしょうか。
これは必ずしも成功するわけではありませんし、弁護士さんへの依頼料も少なからずかかりますが、長い間ブラックでいるのは困ると言う人なら試してみても良い方法でしょう。事実、過去にブラック取り消しの事例があります。
ただし最低条件として、「全額の返済を終えていること」が必要です。
ブラックでも無職でも借りたい!信用情報機関が鍵!
ブラックの期間中でも、はたまた無職でも、どうしてもお金を借りたいという時はあるかもしれません。本来ならば諦めるべきと言われそうな状況でも、実は借りる可能性が残っていることを知っていますか?
銀行や大手の消費者金では信用情報機関で情報を共有し、顧客の借り入れ状況や返済状況、過去の金融事故が一目瞭然の状態になっています。信用情報機関の情報は共有できますので、これは逃れられないことでしょう。
しかしこれはあくまで「信用情報機関を利用している金融機関」の間での情報共有です。つまりこの情報を共有していない金融機関、キャッシング会社であれば、融資を受けられる可能性が残っていると言えるでしょう。
大手よりも中小を狙えば確率アップ!最後は人情がものを言う!
信用情報機関を利用していないのは、中小の金融機関に多いようです。また、もっと小さな町中の金融屋さんなどもそうでしょう。こういった会社はあまり有名ではないことがほとんどです。
中小の金融機関、金融会社はほとんど宣伝をしていません。昔は口コミで地元の人たちだけが利用していたものです。今はネットが発達しているので、昔よりは情報を集めやすいでしょう。
あなたの家の近くにあるかもしれませんし、もしかしたら少し遠いかもしれません。しかし「ない」ということはまずありません。地道に探すことが一番です。口コミをもとに探せば闇金に引っかかる可能性も低いですよね。(参考ページはこちら→闇金の見極めについて)
また、借りるのが難しい無職の場合ですが、中小の金融会社はその辺りの事情を考慮してくれることが実に多いようです。借りる時に素直に事情を話し、交渉してみることが一番の近道でしょう。
ただし、返済能力があることの証明は絶対に忘れないように!返済できない人に貸してくれるところはどこにもありませんから気をつけて!(参考ページはこちら→融資審査では返済能力が一番大事です)