カードローン審査に通れば一安心。でも次に大切になってくるのが増額のことです。でも増額なんて全く関心のない方もいるかもしれません。(参考ページはこちら→融資の増額ってそもそも何?)
しかし希望通りの金額を借りることができなかった人は、足りない分をどうするかは大きな問題ですよね。すぐに必要なお金であれば、場合によっては近い内に他での借入を検討しなくてはならないかもしれません。しかし少しでも時間的に余裕があるのならば、ここで増額を考えるというのもいい方法ですよ。
また今すぐにそう多くの金額は特に必要ないという方でも、やっぱり少しでも低金利で借りることができれば助かるでしょう。増額をすればその金額によって金利も下がりますから、お得な利用をお考えの方ならば増額へのチャレンジは欠かせません。
特にUFJ銀行のカードローンならば、金利も信頼度も優秀ですから、なるだけ他で借りずに増額にチャレンジすることがお薦めです!そこで、UFJ銀行バンクイックでの増額審査に役立つ知識を4つのコツにまとめました。ぜひ最低金利での借入れにお役立てください。
欲張りは禁物!
「お金が足りない!」と思うことは同じでも、その借り方は色々です。自動車の購入など、はっきりした目的がある高額の借入には、目的ローンの方が金利も安くて利用しやすいですよね。三菱UFJ銀行にも、カードローンの他にこのような目的ローンが用意されています。
一方で三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックは、生活周りの様々な目的に適した借り方です。1度に全額借りてしまう方もいますが、限度額まで少しずつ借りたり返したりを繰り返すような使い方になるのが通常です。
そのため申込の際にも希望額がはっきりしないというのが特徴で、せいぜい「このくらい借りれたら助かるかな?」という程度の目測しか持たない方もおられるのではないでしょうか。
それにしても、お金はあればある程使ってしまうもの。10万円借りれたらいいと思っていても、20万円あればもっといいでしょうし、50万円借りたとしてもきっと使い切ってしまうでしょう。念の為に少し多い目に借りておきたいと思えば、その金額には際限がありません。
10万円必要だけど、念の為に30万円借りておこう…
30万円あればいいけど、この際だから50万円借りたい…
限度額が高い方が金利が低いから、多い目に借りておこう…
しかし申込み時にいくら高い金額を希望しても、必ずしもその金額を借りれるとは限りません。それに借りたお金は、必ず利息つきで返さなくてはならないのですから、金利の負担についてもよく考えておかなくてはなりません。(参考ページはこちら→融資の金利負担を計算)
限度額が高い方が金利は低くなるといっても、実際の設定金利には一定の枠が設けられているため、10万円が50万円になっても金利の変化はなく、返済が楽になることも期待できないのです。ここで三菱UFJ銀行バンクイックの限度額の幅と金利を見てみましょう。
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バンクイックの利用限度額と対応する年利
- 10万円以上50万円以下 》14.6%
- 50万円超100万円以下 》12.6%
- 100万円超150万円以下 》11.6%
- 150万円超200万円以下 》9.6%
- 200万円超250万円以下 》8.1%
- 250万円超300万円以下 》7.1%
- 300万円超400万円以下 》6.1%
- 400万円超500万円未満 》5.6%
- 500万円 》4.6%
金利を低くしようと思うのなら、必ず一定額以上の借入が必要となってくることがわかりますね。でも最初は少ししか借りれず金利が高くても、このように増額をすることで低金利に持って行ける可能性があると考えれば希望が持てます。
最初の申込時には、とにかく高望みはしないということが大切です。限度額は低くてもとりあえず審査に通って、このような先々の増額の可能性を手に入れることが先ずは目標です。審査で決まった限度額が思ったよりも低いからといって、がっかりする必要はありません。勝負はこれからですよ!
増額のタイミング
バンクイックにおいては、増額のきっかけに2つのパターンがあります。ひとつは自分から増額を申込むこと。バンクイックで増額をしたい時には、以下の連絡先に電話をかけることになります。
専用ダイヤル 0120-76-5919
9:00から21:00まで(土日祝日は17:00まで)
三菱UFJ銀行のバンクイックについては、この第二リテールアカウント支店が総合窓口です。ここはバンクイックについての様々な問い合わせに対応しており、増額専用ダイヤルではありませんので、音声ガイダンスで担当に繋いでもらうことになります。
バンクイックでは、増額の申込みの時期や回数に制限はありません。極端な話、最初の審査で限度額に不満があれば、すぐにここへ連絡を入れても構いません。しかしそれで増額審査に通るかどうか、また審査をしてもらえるかどうかはまた別問題なのです。
増額にはタイミングがあり、希望があればすぐに増額に応じてもらえるという訳にはいきません。一般にどの企業で借りた場合も、増額が可能となるまでに必要な期間は、だいたい6ヶ月程度だと言われています。
【増額のタイミング例】
6月5日 1回目の返済
7月7日 2回目の返済
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11月5日 6回目の返済(ぼちぼち、増額申請?)
増額してもらえるということは、お金を貸す上での信用が増えた結果ですから、増額に先立って先ずは返済を真面目にこなすいう実績を残さなくてはなりません。それに必要な期間が、だいたい6ヶ月なのです。普通に返済をしていれば、6回目の返済が終った頃がちょうど増額にはピッタリのタイミングになるでしょう。
これ以前に何度増額申請しても、無駄になってしまうケースが多いので注意しましょう。増額できる可能性がまだないのにもかかわらず、何度も申請を繰り返すというのは余りいいことではありません。借入を焦る人については、どうしても今後の貸付を警戒されてしまう恐れがあるからです。
またこの半年の間に何度か延滞している人が増額を申請しても、審査に通る可能性は低いでしょう。たとえ数日程度の延滞であっても、延滞解消後、そこから再度カウントし直した方がいいと考えられます。もちろん延滞中では話になりませんよ。
※1度でも延滞したらそこからやり直し!
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6回目の返済(今回の増額申請は難しい?)
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9回目の返済(そろそろOK?)
バンクイックからの連絡待ち?
一方で、バンクイックの方から増額のお誘いがあるケースも考えられます。それまで増額については無関心だった人も、向こうから連絡があればちょっとその気になりますよね。今より多くのお金を貸してもらえるとしたら、気持ちが動くのも当然でしょう。
増額に全く関心のなかった方も、このように企業からの連絡をきっかけに増額の申請をしたというケースは多いのです。また増額の希望がある人も、敢えてこちらから申込みはせず、あくまで向こうから言ってくるまで待つという方も居られます。
ただしこの電話がいつあるかは分かりませんし、絶対にかかってくると決まっている訳でもないのです。契約から7ヶ月後、8ヶ月後という話はありますが、いくら待ってもかかってこない可能性もあります。特に増額を希望する方は、やはり半年後を目安に連絡を入れてみるのが無難でしょう。
またこのお知らせがあったからといって、増額申請や審査もなしに増額が実現するという訳ではありません。お知らせはお知らせ、審査は審査で両者は別物なのです。そのため、お知らせがあって申請したのにもかかわらず増額審査には落ちてしまうという、不本意な結果に終ることもなきにしもあらずなのです。
あちらから増額を薦められたからといって、審査上何か有利になる点があるかというとそのようなことはないんですね。増額のお知らせそのものには、余り重きを置かない方がいいでしょう。
《三菱UFJ銀行から増額のお知らせがあった場合》
増額のお知らせ → 申請 → 審査 → 増額が実現
《自分で増額申請した場合》
申請 → 審査 → 増額が実現
しかしこのような実例は、三菱UFJ銀行では過剰な営業行為もなく、増額審査が淡々と行われているという証拠にもなります。バンクイックで借りていても、電話でしつこく増額を迫られるといった、不愉快な営業をされる心配はありません。こういう話を聞くと、逆に安心して申込むことができますね。
浮気は禁物!
増額にはこのように時期も重要なポイントとなりますから、待つ間には不安になる方も多いでしょう。本当に増額できるのかどうか確信が持てない方や、またバンクイックを利用中に予定外の出費があると、もう増額を待てないという方も出てきます。
そんな時には、半年を待たずに増額申請をしてみましょう。タイミングとしては不十分なのですが、最初の審査時の状況も人によって様々です。もしもあとちょっとというところで1ランク下げられてしまったようなケースならば、利用後数ヶ月しか経っていなくても増額審査に通る可能性が出てきます。
このような審査側の事情はこちらには全く見えてきませんから、一度ならばやってみる価値はあるでしょう。何度も繰り返せば心証的にもよくありませんが、一度きりならば影響も残りません。
浮気のリスク
例えこれがフライングだったとしても、他で申込むよりもよっぽどマシだと言えるでしょう。もしも待ち切れずに半年間の間に他の企業でも借りてしまうと、せっかくの増額審査に不利になってくるからなのです。
もしも他で借りてしまったら、その人の債務は当然増えますから、バンクイックで初めて審査を受けた時よりも、条件的には必ず悪化してしまったことになります。例え真面目な返済実績が整っていたとしても、債務が増えた分と相殺されてしまい、今回の増額は難しくなってくるかもしれません。
念の為に申込んだだけでまだ借りていないという場合でも、融資枠があればいつでも借りれる状態な訳ですから、バンクイック側が考えるリスクとしては全く同じことになります。契約していれば、実際に借りても借りていなくても、審査には確実に不利になってしまうのです。
また確かに申込みはしたけれど、審査に落ちてしまったから問題はないと言う方もいるかもしれません。しかしどこで申込みをしても、半年間はその記録が信用情報として残っています。あちこちで盛んにお金を借りようとしている人に対しては、増額の審査はやはり厳しくなってくるはずです。
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《注意!どちらも増額審査には不利になる可能性があります!》
- まだ借りていないが他社で契約して利用枠を作った
- 他社で申込みはしたが審査には落ちた
このように、他で実際に借りることだけでなく、申込みをするだけでも不利になる可能性があります。せっかく三菱UFJ銀行で借りれたのですから、このチャンスを大切にして、借入先はここ一カ所で留めておきたいものですね。(参考ページはこちら→三菱UFJ銀行が優秀な理由)
1カ所で借りる意味
ここで、借入先を一カ所にしておくメリットの実例を見てみましょう。200万円を借りた場合の2通りのケースを見ていきたいと思います。バンクイック一カ所で借りた場合と、複数から借入れた場合、いずれも全て12ヶ月で完済した時の比較です。
まずバンクイックで200万円を借りた場合です。
借入額200万円 | 年利 | 利息の総額 |
---|---|---|
バンクイックで200万円 | 8.1% | 88,828円 |
今度は、同じ総額200万円を、あちこちから借りた場合を見てみましょう。
借入額200万円 | 年利 | 利息の総額 |
---|---|---|
A行で100万円 | 12.0% | 66,180円 |
B社で50万円 | 18.0% | 50,074円 |
C社で50万円 | 18.0% | 50,074円 |
こちらの利息総額を合計すると、166,328円になります。バンクイックで借りた場合と比べると、2倍近い額になっています。
このように返済総額にも大きな差が出てきますし、何より借入先が3カ所と1カ所では精神的な負担も違ってきます。この上うっかり1カ所でも延滞をしようものなら、たちまち20%の遅延損害金が発生し、それは日を追うごとに積み重なっていくことになるでしょう。
その結果連鎖的に返済が滞ってきて、このバラバラの借入れを結局はおまとめローンにしなくてはならないようなことにもなれば、最初からバンクイックで借りておいた方がずっとお得だということになりますよね。
お金を借りるには腰を落ち着けないと、このようにあちこちで少しずつ散財する結果になってしまい、とても非効率な借り方となってしまうでしょう。
借りることも大切
増額を実現するにはきちんと返すことも大切ですが、ちゃんと借りることも大切です。殆ど利用もしていないのに増額というのは無理な話ですよね。
50万円から100万円に増額しようというのならば、10万円しか借りないままでは審査に通るかどうかは疑問です。やはり限度額近くまで借りてしまって、更にもっと借りたいからこそ増額の必然性があるということになります。
もしも100万円の限度額になって11.6%まで金利が下がっても、やっぱり10万円しか借りてもらえなかったとしたら、銀行側としては限度額を上げる意味がありませんよね。
自分の必要額はどのくらい?
しかし、必要もないのに借りることはありません。限度額が上がることは借り手にとっては嬉しいことですから、上がれば上がった分テンションも上がって使ってしまうという方も多いのです。無ければ無いで済んでいるのに、あればあるだけ使ってしまうとのですから、お金というのは不思議なものですね。
しかし借りたお金ですから、利息つきで返済しなくてはなりません。増額で金利は下がっても、以前よりも返済総額が増えているのですから、実質上負担は増えています。直後は実感がなくても、返済が長期に渡り、じわじわと苦しくなってくる可能性があります。
繰り返しになりますが、お金はあればあるほど使ってしまうものです。どこまで増額できるかという希望額の設定も重要ですが、どのくらいが自分の必要限度なのかということも、カードローン申込みに際しては一度考えておいた方がいいかもしれませんね。(参考ページはこちら→カードローンに申し込む前に知りたい事)