東京三菱ufjカードローンのバンクイックで借りているけど、もう少し借りたい…なんて思っている方はいませんか?また、審査には通ったけど、希望額よりも低い金額しか借りれなかった…なんていう方もいるかもしれませんね。
どこで借りる場合にも、最初の審査で決まる限度額は必ずしも希望通りという訳にはいきません。でもだからといって、それ以上どうしようもないなんてことはありませんよ。限度額は、契約が終った後も、条件次第でそのカードローンの最高限度額までは増やしていくことが可能なのです。
バンクイックで増額する意味は何なのか、増額するにはどうすればいいのか、じっくり考えてみました。増額ってした方がいいのかな?と迷っている方も、どうか最後までおつきあいください。
(⇒バンクイックで増額する意味を探る)
増額とは?
増額とは文字通り、借入限度額を増やすことを意味しているのですが、同時によりお得な利用にも繋がります。利用限度額が増えれば、それに応じて金利も低くなるからです。今より多額の借入を望まない人も、同じことならば低い金利で借りれる方がいいに決まってますよね。
東京三菱ufjカードローンで借入れる場合、その限度額はどのくらいまで増やすことができるのでしょうか?バンクイックの利用限度額と金利は以下の通りとなっています。
利用限度額 | 利率 |
---|---|
10万円以上50万円以下 | 14.6% |
50万円超100万円以下 | 12.6% |
100万円超150万円以下 | 11.6% |
150万円超200万円以下 | 9.6% |
200万円超250万円以下 | 8.1% |
250万円超300万円以下 | 7.1% |
300万円超400万円以下 | 6.1% |
400万円超500万円未満 | 5.6% |
500万円 | 4.6% |
このように一覧にしてみると、店頭表示の金利だけで見るよりも金利の差がよく分かりますね。もしも利用限度額が50万円の方ならば12.6%の年利になりますが、同じバンクイックで借りていても、それより半分以下の金利で借りれる人もいるのです。
初めにカードローンを選ぶ際には、誰だって少しでも金利の低い企業を選びますよね。しかしその中から1つを選んで借り始めたとしても、実はそのカードローンの中でもこれだけの金利差が出て来るということになるんです。
最初の審査に通った後に何もしないでいるよりも、増額に前向きに頑張れば、そこから先もかなりの低金利を目指すことができるということになりますね。
それにしても一度審査に通っているのに、このようにその後も限度額や金利が変更されるのは何故なのでしょうか?
信用の問題?
担保も不要、保証人も不要のカードローンは、ただ信用によってのみお金を借りるという手段です。初めての申込み時には、まだその人を信用する為のデータが十分に無いため、幾分少ない目の融資額になってしまうのです。要するに信用不足ですね。
しかしその後も、実は審査は静かに継続中なんです。カードローン利用中も、借入と返済についての個人データが着々と蓄積されていきます。そしてそれが、増額の審査において反映されるんですね。そこで申込み時よりも信用がアップしていれば、現在よりも高い限度額になる可能性も出てくるという訳です。
カードローン利用中に信用を稼ぐには、ただひたすら真面目に返済するしかありません。それが、第二第三の審査である増額審査パスに繋がる唯一の道なのです。
(⇒準備不足では審査にも通らない?)
減額の可能性も!?
このように、申込み時以外にも審査の目に晒されているということは、増額のチャンスもある一方で、それと同様に減額のリスクもあるということを意味しています。
審査を受けてせっかく貰った限度額なのに、減額されてしまうなんてちょっとショックですが、これは誰にでも実際に起こり得ることなんですよ。実はバンクイックのローン規定には、以下のようなことがちゃんと記載されています。
債権保全上必要と認めたときは、利用限度額を減額できる。
また新たな貸付を中止する可能性もある。
つまり返済中に何か問題があって、返済能力に疑問があると判断されてしまうと、その時点で今の限度額よりも減額されてしまう可能性があるのです。
もしも減額されたその金額が、現在借入中の金額を下回っていたとしたら、当然ながら新たな借入はストップしてしまいます。これでは増額どころの話ではありませんよね。
増額ばかり気にしていても、このように逆に減額されてしまう可能性もあるんです。お金を借りる際には、やはり他の事と違って気を引き締めてかかる必要がありますね。減額の可能性のある利用例としては、以下のようなことが考えられます。
-
※減額されてしまう原因の一例
- 返済期日を守れない
- 他社で複数の申込みしている
- 申込み内容に事実との相違が見つかった
ステップ1 借入計画
増額に欠かせないのが計画性です。もしも100万円必要な場合にも、よく考えずに行き当たりばったりに次々と申込みをしてしまうと、非常に効率の悪い借り方になってしまうでしょう。最初から希望額で審査に通るとは限らないからです。
A社から20万円
B社から10万円
C社から50万円
…D社からあと20万円借りたいけど借りれるかな?
このような借り方をしていると、あっという間に4社目を申込まなくてはならなくなってしまいますね。4社目となると、大手や銀行での審査が一気に厳しくなってくる件数です。
しかもそれぞれ最も低い借入額のランクになりますから、適用される金利も高く、バラバラに返済していれば利息も高くついてしまいます。それにこれだけ件数が多いと管理も複雑で、つい返済忘れということも起きがちです。
同じ借入額であっても、このように件数が多ければそれだけ返済トラブルに繋がる危険性も高く、コストもリスクも数倍以上にもなると考えられるのです。
初めての申込みでは高額の借入は難しいというのが通常ですので、一度に借りようと焦らない方が賢明です。慌てずに少し時間をかけて、増額も含めた借入計画を立てるのが理想的でしょう。
A社から20万円 → 増額して100万円以上へ
これならば1社からの借入だけでもこと足りますし、2件目が必要だとしても不足分を補う程度で済むでしょう。
増額による借入計画
さてそこで、100万円借入を目指して、バンクイックをメインに計画を立ててみましょう。バンクイックで20万円・年利14.6%で審査に通ったというケースを考えてみたいと思います。
- 目標:これを増額して100万円以上にもっていくこと
他のカードローンと同様に、バンクイックでも増額には最低でも半年程度の返済実績が必要となります。時間はかかるものの、やらなければならないはことただひとつ、ひたすら真面目に返済をすることだけです。これは決して難しいことではありません。
少なくとも複数の会社から借りてしまい、毎月何カ所も返済しなくてはならないような状況に比べれば、1つの返済をきちんとこなすことは、むしろ誰にでも管理のたやすいことなのです。
ステップ2 注意点!
増額前提に借入計画を立てたら、チャンスを待って後は返済を頑張るだけ…とはいっても、やはりそれ以外にも気をつけておきたいことは幾つかあります。
まずバンクイックをメインに借入計画を立てたら、他での借入れ申込みは一切しないということです。
バンクイック一本で頑張る意味
この理由は、増額を申込んだ時にあちこちから借入があると、その審査には不利になるからなんです。これは実際の借入のあるなしに関わらず、未使用の融資枠があるというだけでもよくありません。
たとえば消費者金融の場合は、総量規制という法律上の制限がありますので、常日頃より利用者の借入総額の把握には非常に神経を使っています。そのため、自社以外にもあちこち借入れをしている人には、なるだけ今の限度額を上げたくないというのが正直なところだと言われています。
何故ならば、他でも増額されたり新たな申込みをされたりすると、自社からの借入れ時に規制額を超えてしまう危険性が高まるからです。但しバンクイックは銀行のカードローンですので、このような総量規制とは無関係です。
そのため貸金業のように、これ以上の貸付は絶対出来ないという明確な金額ラインがある訳ではありません。しかしそれでも一定額以上の借入になれば警戒が必要となるのは、債権者である以上銀行だってやはり同じことなのです。
増額まで待てなかったり、増額できるかどうか不安になって、つい他で契約だけでもと申込んでしまうのは禁物です。あちこちで借り散らすことなんて考えず、バンクイック1本に絞って頑張った方が、遥かにいい結果が得られるでしょう。
もしも増額後も希望額に足りないという場合にも、必ずその審査結果を確認してから、次の借入を検討するようにしたいものです。
増額申請を連発しない
このように他での審査申込みをするのもよくありませんが、かといって借入中のバンクイックで増額をせっつくというのも考えものです。
増額の申請そのものには制限はありませんので、何時でも誰にでも可能なのですが、まだ審査基準に満たないのにもかかわらず、やたらと申請を繰り返すのは心証面でも余り良いとは言えません。
バンクイックに限らず、どこでも借入後半年くらい経たないと審査はできないというのが普通ですから、それに満たない期間中にいくら増額申請を繰り返したところで、無駄になってしまう場合が殆どなのです。
中には数ヶ月後でも増額可能だったケースもあると聞きますが、これはむしろ例外でしょう。ある利用者の場合は、3ヶ月目に増額を申込んだ時は断られてしまったのが、7ヶ月を過ぎた頃にバンクイックの方から増額のお知らせが届き、申込んで審査を受けたら無事増額できたという例があります。
返済実績の方が整えば、この方のようにこちらから申込まなくても、バンクイックの方から増額のお知らせが到着する可能性も出てくるのです。ただしこのお知らせは、あくまで「増額審査申請」のお誘いであって、これが来たからといって即増額手続きに取りかかれるという訳ではありません。
お知らせがあった場合も、自分から申請した時と同様、申請手続きも必要ですし審査も必ず行われます。またその結果、残念ながら審査に落ちてしまうという可能性もないとは言えないので、自分から申請する時と同様、気を引き締めてかかってくださいね。
増額には返済実績が必須!
また「増額は半年後から」といっても、返済実績がなければ話にならないということも忘れてはいけません。最初の借入額が希望額に満たないために増額を計画中であれば、一円も借りずにひたすら増額を待ちたくなるのも尤もなのですが、それでは増額審査のやりようがないのです。
しかしまだ使わないお金を借りるというのも勿体ない話ですよね。かといってほんの少額しか借りていないのにもかかわらず、半年後にいきなり大台の増額申請というのでは、場合によっては不自然に思われてしまうかもしれません。
残念ながらバンクイックの内部情報である増額審査基準に通じている訳ではありませんので、ここらから先は想像の入った話になってしまうことをご了承ください。
仮に現在20万円の限度額だとしたら、その半分から三分の一程度でも借入れて返済を続けていれば、スムーズに増額審査に繋がるということは考えられます。一度に借りる必要はなく、借りたり返したりの波があって構いません。いつでも数万円程度の返済残高があるようにしておけば、返済実績も順調に積み重なっていくでしょう。
- 増額申請は借入後半年後を目処に!
- 借入れをして返済実績をしっかり残そう!
ステップ3 増額申込み
さて初めての借入から、返済生活が半年間続きました。他での申込みもせず、延滞もなければいよいよ増額申請ができる準備が整ったことになります。
東京三菱ufj銀行のバンクイックでは、増額の申請には以下の連絡先を使います。
- 第二リテールアカウント支店専用ダイヤル
- 0120-76-5919
- 受付時間:平日9:00~21:00
- 土・日・祝日9:00~17:00
- ※注)年末年始は休業
バンクイックの申込み時とは違って、まず電話というのが増額申請手続きのスタートです。但しこの第二リテールアカウント支店の電話番号は、増額専用回線という訳ではありません。その他の問い合わせにも対応している電話番号ですので、かければ即増額申込みという訳にはいきません。
また増額する額は、必ずしも冒頭でご紹介した利用限度額のキリのいい金額である必要でなくても構わないのです。例えば110万円とか120万円といった金額でもOKですよ。増額はこの後も何度でもチャレンジ可能ですから、一気に高望みはせず、そこそこの額の方が審査には通りやすいと考えられます。
例えば今回100万円の枠が通れば、次回は200万円、300万円が目標となります。手順は全て同じですので、バンクイックの最高額500万円まで、条件次第では着実に限度額を増やしていけることになるでしょう。
新規申込み時:20万円
初めての増額:100万円
2回目の増額:200万円
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X回目の増額:500万円
必要書類を揃えよう!
バンクイックでは、100万円以上の借入については収入証明書の提示が求められます。もちろん増額審査についても同様で、希望額が100万円以上になれば、必ず収入証明書が必要となります。また例えそれ以下であっても、場合によって提出を求められる可能性があります。
バンクイックで受け付けている収入証明書の一覧は以下の通りです。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 納税証明書その1・その2(個人事業者)
- 確定申告書第1表・第2表
ただし、場合によってはこれ以外にも追加で書類が必要となるケースもありますので、収入に関する書類はなるだけ揃えておくと安心ですね。もしも求められた書類がすぐに提出できないと、希望額までの増額ができない可能性もあります。
要求された書類がさっと出せるということは審査上の心証にも大いに影響しますから、増額を考えた時から心構えはしておきたいものですね。上記以外にも提出する可能性のある収入証明書の一覧をあげておきます。
- 給与支払明細書(直近2ヶ月分)
- 特別徴収税額通知書
- 課税(所得)証明書
バンクイックでは100万円以下の借入では収入証明書の提示は不要ですので、最初の審査時には収入証明書を提示しておらず、今回が初めての提出だというケースもあるかもしれません。
その場合、もしも今回の増額審査において申込書の記載事項と事実とが異なっていることが判明したりすると、減額や利用停止といった可能性も出てきます。申込み時に、少しでも限度額を上げたくて年収額を誤魔化して申請する方が中にはいるのですが、もしもそういうことをしていたとしたら、増額どころではない話になってしまうでしょう。
申込み時にこのような細工をしても、審査にはその効果が殆ど期待できないというだけでなく、このような悪い結果になってしまう確率の方が遥かに高いのです。嘘の申告やいい加減な申告をすると、このように後々まで影響が出ますので、くれぐれも気をつけなくてはなりません。
(⇒融資で嘘をつくと損をします)
しかし最初から増額を前提に気持ちを引き締めてかかっていれば、今回の増額もきっと成功するでしょう。信頼度バツグンのバンクイックで、堅実に希望額を手に入れてくださいね。