キャッシングをしようと思ってキャッシング会社の利用条件を見てみると、ほとんどのキャッシング会社が20歳以上という条件になっていることに気付くのではないでしょうか。しかし、20歳に達していなくてもキャッシングをしたいと考える人もいるでしょう。特に学生さんだとサークル費、友人との飲み会や旅行などで色々お金が必要になる事もあるでしょう。
ちょっとお金が足りなくなってしまったときにキャッシングが利用できれば便利なのですが、学生で18歳、19歳ということであれば20歳以上という条件を満たすことが出来ないためキャッシング出来ない、そう思っていませんか?19歳学生でもキャッシング出来る会社はあるんです。
(⇒未成年がお金を借りる為には)
学生だから利用出来ることもある
通常のキャッシングであれば20歳以上でなければ利用できないというのが基本です。ですが、学生ローンは学生だからこそ利用出来るキャッシングなんです。学生が利用出来るキャッシングで、学生であれば18歳や19歳でも利用可能となっていることも多いんですよ。
学生ローンを利用するために必要な条件、それは
- 学生である
- 安定した収入がある
この2点です。
ただし、学生ローンによっては学生であっても20歳以上でなければ利用不可というところもあります。未成年利用可能という学生ローンを探してみると良いですね。参考として2社紹介します。
会社名 | 融資可能額 | 金利 | 返済期間 |
---|---|---|---|
学生ローンベル | 1~50万円 | 15.0~17.0% | 3年間 |
学生ローンのカレッジ | 最大50万円 未成年は最大10万円 |
17.0% | 5年間 |
この2か所の学生ローン会社は、審査によって18歳・19歳でも利用可能となっています。そして、学生ローンの最大の特徴が返済金額です。借りた金額に対して借りた期間分の金利がかかってくるというのは同じですが、毎月1回、最低利息分を返済すればOKとなっている点ですね。
通常は元金を含めて毎月最低いくら返済してくださいという事になっていますが、学生ローンの多くが自由返済方式をとっています。この自由返済方式というのは、利息分のみの返済は毎月必ず行ってもらう事とし、元金分の返済については余裕がある時いつでもOKとする方法です。
利息分のみの返済であれば大きく負担になることも無いでしょうし、バイト代が入って出費が落ち着き、余裕が出来た時点で返済すれば良いということになりますから助かりますよね。但し、決められた返済回数内に完済しなければいけないという事は気をつけておきましょう。いつまでも元金返済を待って貰う事が出来るという事ではないのです。
返済期間内に卒業して学生じゃなくなったとしても、継続して同じ金利で返済することが可能となりますので社会人になってより多くの収入が得られるようになってからまとめて返済するという人も少なくないようです。
ただし、これらの学生ローンを利用するためには安定した収入が必須となります。アルバイトで毎月一定の収入を得ている必要がありますし、借りることが出来る金額には年収の3分の1までという総量規制があります。アルバイト代があまり多くないようであれば、借りることが出来る金額も限られてしまう点には注意しましょう。
総量規制は貸金業であれば必ず適用されます。多くのお金を借りたいということであれば、それだけ収入が必要になります。年収が30万円であれば最大10万円、年収60万円あれば最大20万円がキャッシングの上限です。そして、あくまでも年収の3分の1というのは借りることが出来る上限金額ですから、審査結果によってはそれより少ない金額になってしまう事も少なくありません。
総量規制で年収による借り入れ上限金額があります
アルバイト等でしっかり収入を得ておく必要があるのです
総量規制とは
総量規制とは個人の借り入れ総額が年収の3分の1に制限されるというものです。ただし、貸金業者が対象となっていて、銀行は対象外なんですね。そして、総量規制が関係するのは個人向けの貸し付けですから、個人が利用するカードローンやキャッシングが対象となるんですね。キャッシングの申し込みがあれば、キャッシング会社は個人信用情報をチェックして他の貸金業者からいくら借り入れているのか、その残高を確認することが義務付けられています。
既に他の貸金業者から借りている金額があれば、その金額を年収の3分の1から差し引いた金額の範囲内で貸し付けを行う事になります。すべての借り入れ先の合計が年収の3分の1を超えてはいけないので、年収が無ければお金を借りることが難しいという事になるわけです。
信販会社は学生でも利用可な所も
学生ローンでなくても学生が利用出来るキャッシングもあります。キャッシングをするのはキャッシング会社からお金を借りるという方法だけという事ではありません。信販会社が取り扱っているクレジットカード、それについているキャッシング枠を使ってキャッシングをするという方法もあるんですね。
クレジットカードは18歳以上持つことが出来るものも多くありますし、キャッシング枠も18歳以上で利用できる場合があるんですね。その1つである学生専用ライフカードについて紹介します。
キャッシング可能額 | 金利 | 年会費 |
---|---|---|
0~10万円 | 15.0% | 永年無料 |
未成年でも学生であれば最大10万円のキャッシング枠をつけることが可能となっています。
- 18歳以上25歳以下
- 大学、大学院、専門学校、短期大学に在学中
- 卒業予定の3か月前までに申し込む
(オンライン申込は卒業予定1か月前まで可)
これらの条件を満たせばばキャッシング枠をつけることが出来る可能性があるとなっています。ただし、審査の結果キャッシング枠がつかないこともありますので、確実にキャッシング出来るわけではないという事は知っておきましょう。学生でも未成年であれば親権者の同意が必要となりますので、そこもしっかりと押さえておきたいですね。
家族の同意が必要な場合も!
学生、そして未成年でキャッシングをするという事になれば、キャッシングを利用するということ、そして返済することに対して保証が必要となる場合があります。未成年で親権者に無断でキャッシングの契約を行った場合、親権者からの申し立てがあればその契約を無効にするという決まりがあるのです。その決まりがある以上、未成年者にお金を貸すのは大きなリスクを伴う事になります。
それを防ぐために親権者、家族の同意を必要とすることがあるんですね。家族にばれずにキャッシングをしたい、学生ローンであればその希望を叶えてくれるところも少なくありませんが、万が一返済が苦しくなってしまったときは大変です。家族にキャッシングすることの許可を取るという事は大きな抵抗があるかもしれませんが、自分のためにも、キャッシング会社のためにもある程度必要なことでもあるんです。
親権者が無効に出来る場合もあります
親権者同意の必要有無は確認しておきましょう
家族の同意なしで即利用可能!学生でも未成年でもOK!そういうキャッシング会社がないわけではありませんし、そういうキャッシング会社に魅力を感じてしまうかもしれません。ですが、その中に違法なキャッシング会社も紛れていることもあります。膨大な金利で貸し付けを行ったり、強引な手段で取り立てを行ったりするかもしれません。そのようなキャッシング会社を誤って利用することが無いよう、十分気をつけなければいけません。
キャッシングするならココに注意
キャッシングをするときには注意しなければいけないポイントがあります。お金のやり取りをするわけですから、簡単にキャッシング会社を決めてはいけませんししっかりと注意点を把握したうえで利用しなければいけませんね。メリットは未成年、学生でもお金を借りることが出来る、いろいろな資金の調達が出来るという点になるかと思いますが、注意点としてはどういう点があるのでしょうか。
代表的な注意点を挙げてみます。
- 延滞等問題を起こせばブラック扱いになってしまう
- ヤミ金を利用してしまう可能性がる
- キャッシングをしていることがばれれば家族や友人からの信用を貶めてしまう可能性がある
キャッシングをするときには金利を上乗せして返済するということを前提にお金を借りているわけです。その約束を破って返済が遅れたり返済できなかったりすればブラック扱いとなる、そしてその先5年程度新規ローン、クレジットカードの作成が行えなくなってしまいます。
また、どうしてもキャッシングをしたいと思っているときに甘い言葉を使って学生を騙し、結果的に高い金利で莫大なお金の返済を要求するヤミ金を利用してしまう可能性もあります。ヤミ金なんてまさか自分が、と思うかもしれませんが、ヤミ金はすぐ近くに普通のキャッシング会社のふりをして存在しているんですよ。(参考ページはこちら→危険な金融業者は回避しよう)
キャッシングに対して良いイメージを持っていない人も多いですから、利用を知られたときにイメージが悪くなってしまう事もあるかもしれません。そういう点をしっかりと把握した上で、キャッシングの利用を検討するようにしましょう。(参考ページはこちら→内緒で借り入れる事も出来ないわけではありません)