毎日生活していればどうしても必要なのはお金。どんなに無欲な人も、お金がないと生活していけませんよね。多くの人はそれを手に入れるために仕事をしているわけです。
しかし、たまに給料だけではどうしてもやりくりができない時があるのもまた事実。そんな時、多くの人が一度は経験するのがキャッシングですよね。キャッシング、カードローン、呼び方は色々ありますが、どれも「金融機関からの融資を受ける」という内容です。もちろん融資と言うからには返済がつきものですね。
消費者金融でブラックになっても借りられる！
返済がつきもの、と言うと、ここを見ている人の中にはぎくりとした人もいるのではないでしょうか。そう、この返済、分かって融資を受けたのに、いざとなると頭痛の種になってしまうのも確かなんですよね。（参考ページはこちら→融資の返済はシンプルに考える）
借りたものは返す、当たり前のことですが、中々予定通りにいかないことがあるのもまた確か。大抵の人は何とかするものですが、中にはどうにもならない人がいてもおかしくありません。
銀行、消費者金融と、借りる先は様々。昔は融資と言えば銀行でしたが、最近では手続きや利用が手軽になっている消費者金融の利用者が爆発的に増えています。
（⇒もちろん銀行は今でも人気です）
消費者金融でブラックに…憂鬱解消は総額把握から！
消費者金融は審査や利用が手軽であるだけに、一定の収入があればキャッシング契約が銀行よりも簡単であることは否め得ません。あまり金融の知識がない人が利用することも多いようです。
誰もが金融の知識がなければならないというわけではありません。しかし、金利の発生や返済方法について、最低限の知識は持っておきたいですよね。消費者金融を無計画に使いすぎ、結局は返済が追い付かなくなり、残念ながらブラックになってしまった……そんな人も少なからずいることでしょう。
ブラックになっても返済義務は消えません。今度こそ計画的に返済していきたいですね。自分にいくらの返済が残っているか、把握することが計画性の第一歩です。
どうしても返済計画が立てられない場合、自己破産や債務整理という手もあります。しかしこちらは社会的なペナルティが発生するため、最後の手段にしておきたいですよね。
返済が難しい時は、融資を受けている金融機関に相談してみましょう。返済が確実にできるよう、相談に乗ってくれるはずですよ。キャッシング会社としても貸し倒れはもっとも避けたいことですからね。
遂にブラックに！もう融資が受けられない…と思うのはまだ早い!
どんなに頑張っても、ブラックになってしまう時にはなってしまうもの。呆然としても状況は変わりません。これからはどうにかして返済を優先していきましょう。
しかし、人によっては「ブラックになってしまった今でもどうしてもまだ融資が必要」という状況であることも確かです。もう借りるのはやめたいけれどどうしても今は必要、そんな人もいますよね。
とはいえ、融資を受けようにもブラックになってしまってはどんな金融機関からももう借りられないと思うことでしょう。それは金融の知識があるからこその考えであり、事実の一面でもあります。
事実の一面、と言ったのは、実は「確かにそれも事実だが、そうではない部分もある」という意味だからです。ブラックになったからもう融資を受けられない、ということは断言できないのです。
信用情報機関は複数存在する！
もうどこからも借りられないと思っている人は、おそらく「消費者金融や銀行は信用情報機関で顧客のデータを共有しているからブラックなのが分かってしまう」ということが理由でしょう。
確かに金融機関は信用情報機関から顧客の情報を得ることができます。Ａ社でいくら、Ｂ社でいくらの融資を受けている、返済状況はこれくらい……ということはすぐに分かるわけです。
ここでブラックの状況が分かれば、確かにその顧客に融資をすることはできませんね。返済が滞る＝回収ができなくなる可能性が高いわけですから。それでは商売が成り立ちませんし、キャッシング会社としてはもっとも避けたい事態です。
でも、この信用情報機関、日本に一社しかないわけではありません。同じような会社が何社もあるのを知っていますか？
- 全国銀行個人信用情報センター（ＫＳＣ）
- 株式会社 シー・アイ・シー（ＣＩＣ）
- 株式会社日本信用情報機構
ここに挙げただけでも結構な数があるように見えますが、これはほんの一部です。意外なことですが、小さな会社を含めれば、もっと多くの信用情報機関が存在しています。
各消費者金融がどの信用情報機関を利用しているか確認しよう
ブラックになってしまってもどうしても融資が必要な時、この信用情報機関の登録情報を逆手に取ることが可能です。つまり、あなたの情報を登録していない信用情報機関を探すのです。
基本的に信用情報機関は登録している業者しか使えないものとされていますが、本人に限り、個人情報を閲覧できることは案外知られていません。個人情報は本人ならもちろん閲覧可能ですので、必要なら堂々と請求できるんです。
まず、借りたいと思った消費者金融がどの信用情報機関を使っているかを調べましょう。これはそれほど難しいことではありません。何なら適当な理由をつけて消費者金融に直接問い合わせてしまっても問題ありませんよ。
利用している信用情報機関が分かったら、その信用情報機関にあなたの情報が登録しているかどうかを調べます。前述の通り、本人なら個人情報を閲覧することが可能ですのですぐに分かります。
ここまで言ってしまえばもう分かりますよね。「あなたの情報を登録していない信用情報機関を利用している消費者金融に申し込む」ということです。
借りられるのは大手ではないかも…でも中小にも利点が！
もしかすると、結果として借りられそうな消費者金融があっても、それは有名どころの大手消費者金融ではないかもしれません。あまり有名ではない中小規模の会社になる可能性が高いでしょう。
大手じゃないと困る、と言う人以外は中小でも臆せずに借りることができるでしょう。しかし大手のように対応がパーフェクトではなかったり、少しぶっきらぼうかもしれません。
しかし決して悪徳業者ではなく、きちんとした取引をしていれば誠実なお付き合いをしてくれるのが中小業者の特徴です。最初から返済計画の相談をしてみても良いでしょう。
中小企業の利点は大手に比べ、一人一人の顧客に対して小回りが利きやすいということです。大手だと交渉の余地もないことが、中小なら案外話くらいは聞いてもらえるかもしれませんよ。
紛れ込む闇金に注意！絶対に手を出すな！
中小、と言うより、小規模の業者の中には闇金が紛れ込んでいることもまた事実です。困ったことですが、闇金と分かっていても手を出す人がいるのも事実らしいですね。
しかし闇金は決して関わってはいけないものです。無意識でも関わって、途中で闇金だと分かったらすぐに警察や弁護士さんに相談するようにしましょう。
闇金と小規模な消費者金融、見分ける方法はとても簡単です。適正な金利が明記してあるか、連絡先が固定電話になっているか、登録住所は架空ではないか（すぐ分かります）。
ちいさなポイントばかりと言えばそうなのですが、逆に言えばその程度のチェックで闇金かどうかが分かりやすくなっています。今は架空の業者番号を明記する悪質な闇金業者もいますので、多少時間と手間がかかると思っても、最低限のことは自衛のためにも調べておくべきでしょう。
もしも急いでいるのなら…完済が終わっている人なら可能な方法
一度ブラックになってしまうと、一定期間が経過するまではその情報が消えることはありません。どこでお金を借りようとしても阻まれてしまうことが多い状況になるでしょう。
しかし、人によってはどうしても緊急で融資を必要とすることになるかもしれません。そんな時は最後の手段として、弁護士さんに相談してみましょう。
過去に実際にあった例なのですが、「完済していれば（ここがポイントですが……）信用情報機関からブラックの情報を消去する」ということが可能だった場合があるのです。
こちらは弁護士さんが実際に請け負った例で、返済が完了しているのだから情報を書き換えても問題はない、という交渉をしたそうです。弁護士さんの手腕にもよりますが、金融機関は納得し、ブラックの情報を削除したそうですよ。
もしも弁護士さんに依頼料を支払う余裕ができたのであれば、同じように相談してみるのも良いかもしれません。絶対に成功するとは言えませんが、成功しないとも言い切れないですからね。
ブラック完済から何年？７年以上経っていれば情報が消えているかも！
ここまではブラックになってしまって比較的短期間の人に当てはまる情報の紹介をしてきました。ここからは過去にブラックになり、現在キャッシングを諦めている人へのご案内になります。
ブラックになっても返済義務がなくなるわけではありません。もしかすると利息が減っていたり、あるいは無利息になっていたりするかもしれませんが、返済義務は存在します。
更にもしかすると、自己破産などで返済額がぐぐっと下がっている人がいるのではないでしょうか。それをきちんと返済するように、手続きの時に弁護士さんなどに言われたのではないかと思います。
新たな借り入れができない不自由な中、返済を頑張って、晴れて完済した人もいるでしょう。こうなるとまたキャッシングができる立場が恋しくなったりもしますよね。
そんな時に計算してみて欲しいのが、「完済してから何年経過しているか？」ということなんです。人によってはもうずっと昔に返済が終わっているのではないでしょうか？
もし返済完了から７年以上、自己破産した人なら１０年以上経過していれば、すでにブラックの情報が信用情報機関から消去されている可能性が充分に考えられるのです。
信用情報機関に問い合わせればすぐに分かることですし、人によっては何年も前に情報がクリアになっているかもしれません。確認してみる価値は充分にありますよ。
