カードローンを利用したいのであれば収入が必要である、ということは知っているかと思います。ほぼすべてのカードローン申込み条件に、「安定した収入がある事」という条件が記載されていますからね。当然職に就いていて毎月の給与収入があるという事を前提にしているわけですが、収入というのは働いているから得ることが出来る、と決まっているわけではありません。
働かずして収入を得る!?そんなことが可能なの!?そう不思議に思う方もいるかもしれませんが、実は可能な事ではあるんですね。もちろん特殊な状況であることは間違いありません。無職でも収入があればカードローン審査に通るのかどうか、その疑問を解決していきましょう。
無職で収入がある理由
無職でも収入が得られている理由としてはいくつか考えられます。最もイメージしやすいのは不動産を所有していてその賃貸収入があるという事ではないでしょうか。不動産を貸していてその賃料を毎月得ることがは可能です。特に働かずして収入を得ることが出来ていることになります。
運用できるような不動産を持っている人は多くはないでしょうが、遺産を分ける際に不動産を相続するということは特に珍しい事でも変な事でもないでしょう。その不動産がマンションやアパートであれば、貸し出す部屋数、契約数によってはそれだけで十分生活できる金額が入ってくるかもしれませんよね。
他にも無職でも収入があるというケースはあります。
- 遺族年金や年金、生活保護を受けている
- アフィリエイトやオークションなどネット収入がある
- 株やFXなど資産運用で収入を得ている
- パチンコや競馬などギャンブルで収入を得ている
これらは、その金額の大小はそれぞれになりますが収入がある状態と言えます。このように、無職=収入ゼロとは限らないという事はまず認識しておきましょう。
無職でカードローンは利用可か?
では、無職でも上記のケースのように収入があればカードローンは利用出来るのでしょうか。それを収入と見なすことが出来るのか、ということがポイントなんです。カードローンを利用する、申し込むにあたってクリアすべき条件の「安定した収入」ですが、先ほどのケースは安定した収入になるのか1つずつ検証してみましょう。
基本的には決められ期間一定金額を得ることが出来ます。つまり、安定した収入という事が出来ますね。ただ、これらの収入ではカードローンは利用出来ない場合も多いのです。遺族年金や年金、生活保護受給者でも利用出来るカードローンはありますが、その人たちを対象として貸し付けを行うかどうかはカードローン会社の判断にゆだねられています。
利用出来ないカードローンも少なくありませんから対象となっているかどうかの確認が必要ですね。また、カードローンを利用できたとしても利用できる金額が少額に限定されているケースも多くなっています。
ネット収入は月によって差があるかないかで言えば、月によるものですよね。毎月一定の収入が得られていることが証明できれば、それは安定した収入という事は出来ます。ただ、月によって大きく変動しているようであれあ審査に通るのは厳しいと言えますね。収入減がネット関係ということだけで不安定なイメージを持たれてしまう場合もあります。
もし収入があるという事を示したいのであれば、個人事業者として登録を行ってみましょう。これで無職ではなくなりますし、事業としてアフィリエイトやオークションを行って収入を得ているという名目が出来ます。確定申告も行う事になるでしょうから収入の証明も出来るようになりますね。
株やFXでの収入は、時に高額な収入を得られる場合があります。ただし、これも時々で収入が変動してしまうものです。それを一定の収入があると示したいのであれば、今までの収入実績を提示することが必要になるかもしれません。収入証明書の提出をするだけである程度の収入があればOKだということもありますが、窓口で直接申し込みをするのであれば直近数か月分の収入明細を提示して安定していることが示せるかと思います。
ただし、確実に審査に通るかどうかは受けてみないと分からないというのが現実です。(参考ページはこちら→融資審査は通るまでは油断しないように)
俗に言うギャンブルですが、ギャンブルでの収入は安定した収入があるとは言えません。ギャンブルのみの収入でカードローンを利用するのはかなり厳しいと思いますが、万が一利用できたとしても返済出来ない月が生じないよう、他の人よりも計画的な利用、慎重な利用をすべきでしょう。返済できなくなればブラック入りすることもありますので、そうならないようにしなければいけません。
(⇒ブラック入りすると全ての融資が使いにくくなります)
個人事業主としての開業登録手続き
開業手続きに必要な書類は2つです。
- 個人事業の開業・廃業届出書
- 青色申告承認申請書
個人事業の開業・廃業届出書は氏名や住所、事業内容等を記入して押印するだけで特に難しい記載項目はありません。ただし、この届出書には屋号(会社名)を記載する欄があります。どのような名前にするのか考えておく必要がありますね。
青色申告承認申請書は提出しなくても良いのですが、年間で最大65万円もの控除を受けることが可能となりますので提出する人が大半です。こちらも申し込み、申請時の書類で面倒なことは特にありませんが、青色申告をするよになると確定申告が少し面倒だというデメリットがあります。65万円の控除メリットを得るためにはそれなりに手間がかかるんですね。
もちろん、青色申告ではなく白色申告をしても良いですから、これは自分が必要だと思えば申告すれば、という程度だと考えておけば良いでしょう。
その収入が安定していることを示すことが出来れば
審査に通ることもあります
ただし、それは確実なものでは無いという事は知っていてください。
不動産収入は安定した収入?
不動産運用で得られている収入があれば利用出来るのかどうかは、審査を受けてみないと分かりません。カードローン会社の判断によるという部分が大きくなっています。利用出来るカードローンもあるでしょうし、利用できないカードローンもあるでしょう。どこなら確実に利用出来るのかということは言えないのです。
ただ、パチンコ等での収入とは確実に違う点が1つあります。それは、不動産の賃貸収入が定期的な収入として法的に認められているという点です。つまり、不動産収入でカードローンを利用できるかどうかというのは、その収入の種類、内容によるという事ではなく信用情報などの与信情報によるところが大きいんですね。
もちろん、いくら定期的な収入として認められていてもその金額が著しく少ない物であれば審査に通るのは厳しくなるでしょう。不動産収入が収入源という事だけで審査に落ちることはなく、総合的な情報を判断してくれるという事です。
また、消費者金融のカードローンを利用するのであれば総量規制がありますから年収が少なすぎると利用出来る金額も美味たるものになる可能性があります。そこは注意が必要です。
無職は不利である事は間違いない
不動産収入があれば無職でもカードローンを利用出来る可能性は十分にあるわけですが、やはり無職というだけでどうしても印象が悪くなってしまうこともあります。出来れば無職ではなく、何かしら職に就いていた方が審査で有利だという事は間違いないのです。
不動産を相続した際、働いているのであればその仕事を継続して不動産収入を副収入としておくようにすると、カードローンの審査もスムーズかもしれません。ただ、そうは言っても相続した不動産の種類や得られる賃貸収入によって状況は変わるでしょう。自分の衣食住含めた普段の生活、カードローンを利用した後の生活、返済期間やその金額を総合的に考えてから利用を検討するようにしたいですね。
しかし、無職より働いていた方が審査では有利
得られる収入と支出の兼ね合いを考えましょう
カードローンの審査に無事に通った後は計画的にカードローンを利用する、これは当たり前の事ですが、そこをしっかりと考えなければ借金で苦しい状況に追い込まれてしまう事があるということは認識しておかなければいけないのです。