> > アコムは実は三菱UFJフィナンシャル・グループのカードローン

アコムは実は三菱UFJフィナンシャル・グループのカードローン

最近ではキャッシングがとても身近な存在になりましたが、いろいろな銀行や金融会社が扱っていますし、種類がとても多くなってきていますので一つ一つの違いがよくわかならくなってきていますよね。(参考ページはこちら→金融業者を見分けるのも一苦労?

良く知られたキャッシングブランドの一つでアコムという会社が有りますが、アコムって実は大手銀行である三菱東京UFJ銀行のグループ会社なんですよ。でもそれとは別に三菱東京UFJ銀行自身もキャッシングを扱っているんです。

なんかよくわからなくなってきましたよね。何で同じグループでいくつも違う種類のキャッシングを扱っているんでしょうか。その違いが一般の人にはよくわからないですよね。

でもキャッシング契約をする際には、そのキャッシングがどの銀行や会社で扱っているものかによっていろいろと違いが出てきますので、良く理解しておいた方が選択を間違えなくて済みますよね。

キャッシングをする際に重要な事は、計画的に自分に合った形でキャッシング契約をする事です。その為に、そもそもキャッシングって何?という基礎から、いろいろなキャッシングの種類を説明していきましょう。

キャッシングって何だ?

ではまず、キャッシング基礎編、キャッシングとはそもそも何かという話をしていきます。キャッシングとは、正式な契約名で言うと金銭消費賃借契約の一つに分類されます。

この契約には銀行などの住宅ローンなども含まれますが、要するに、借りる側は消費目的で、貸す側は利息目的で、お金の貸し借りをしますよ、という事です。その中でもキャッシングの特徴は使用目的がフリーで無担保・無保証人でできる契約です。

使用目的がフリーというのは、何に使っても自由という事です。通常ローンというと住宅ローン・カーローンなどいうように何か使用目的が決まっていたり、元々ショッピングの際に買うもが決まってローンにするなど、目的が決まっている物が多いのですが、その使用目的が自由という事です。

とはいえ全く無制限では無く、例えば事業資金としては使えないなどの制限を設けている所が多いですね。

そしてもう一つ無担保・無保証人という所が一番のポイントで、これがキャッシングの魅力の大部分で有り、急速に広まった最大の理由でしょう。

銀行はキャッシングをしなかった

昔は(15~20年前ぐらい)キャッシング会社というのは限定されていて、消費者金融会社しか有りませんでした。いわゆる街金・サラ金と呼ばれていた時代で、ある程度の年齢以上の方はこちらの呼び方がピンとくる人の方が多いでしょう。

簡単に言うと銀行では借りれないお金を借りにいくところ、というイメージでしょうか。ですからその頃のイメージがある人は銀行はキャッシングをやっていると聞くと不思議な感じになると思います。

昔は銀行は無担保・無保証人でお金を貸す事なんて考えられなかったんですね。ところがキャッシングが段々と広まり利用者が増えていく中で、市場的な魅力を銀行などが気付きはじめて参入が相次ぐようになってんです。

その際、ノウハウやシステムが無い銀行が消費者金融会社と提携したり、グループ会社に吸収合併するという事象が多く起こりました。アコムも実はもともと単体の消費者金融会社だったんですよね。この流れの時に三菱東京UFJグループになったんです。

そういう経緯が有って現在では消費者金融だけでなく、銀行やクレジットカード会社などが多くキャッシングを扱うようになったんです。

いろいろなキャッシング

では次にキャッシングの種類を挙げていく事にしましょう。まずキャッシングを扱っている会社を分類していきますと、

  • 消費者金融・信販会社系
  • 銀行系
  • クレジットカード会社系

という形に分かれます。信販会社というのは昔で言う物販の月賦制をやっていたところで、今で言うショッピングローンですね。少数派ですが、消費者金融業もやっている所が多く、区別はそこまで明確に有りません。

銀行系とはその名の通り銀行がやっている所ですね。地方銀行や中堅の銀行でも最近ではキャッシングを扱う事はそんなに珍しい事では無いですよね。最後はクレジットカード会社系。

クレジットカードはショッピングの立替払いをメインにしたカード会社ですが、ショッピング枠以外にキャッシング枠というのを設け、現金を引き出せる仕組みにしている所が多いようですね。

ではいろいろな会社がやっている事はわかりましたが、違いがよくわからないと思うので一つ一つその特徴を説明していきましょう。

消費者金融・信販会社系

まず消費者金融・信販系ですが、歴史的には一番長くキャッシングを扱っている業界ですね。一番の特徴としては「顧客志向」という事が言えるのではないでしょうか。平たく言うとサービス面が充実しているという事でしょう。

それが一番良く表れているのが、審査スピードが早い、手続きが簡素、審査が緩い、という所でしょう。それ以外にも返済日を知らせてくれるメールサービスや、返済日の変更なども応じてくれる所が多いですね。

逆にデメリットは金利が高いという事です。他と比べると割高になっている所が多いようです。

銀行系

次は銀行系ですね。銀行は後発ですが、現在では扱っている所が多くなってきているのと、ほとんどの人が元々預金や給料振込先など何らかの形で銀行と契約を結んでいるので、利便性も良いようですね。

その銀行系の一番の特徴は金利が低いという事でしょう。他と比べて低い金利でキャッシング契約が結べます。また総量規制に引っ掛からないという事も有ります。総量規制とは貸金業者に課せられた貸付額の上限規制です。

年収の1/3以下しか貸し付けできないという条件ですが、銀行のみは貸金業者では無い為これに引っ掛かりません。逆にデメリットは、審査・手続きの遅さ・煩雑さ、加えて審査も一番厳しいと言えるでしょう。

クレジットカード会社系

最後はクレジットカード会社系ですね。元々クレジットカードを持っている人が一番利用するケースが高く、ショッピングローンなどと併せて一枚のカードで使える利便性が有りますよね。

クレジットカード系の特徴は、利便性でしょう。クレジットカード自体に利便性が高い為、それと併せて使えるという事が一番の特徴ではないでしょうか。

例えばネットで有名な楽天カードはネットショッピングや旅行予約などで非常に便利に使えますが、旅行先での支払いを楽天カードで済ましたり、現金が足りない時に引き出しできる機能が付いていると1枚だけで全て済ませてしまえるという利便性がありますよね。

その利便性が反面デメリットになる事も有ります。使い勝手が良すぎるのでつい使いすぎたり、使用金額の管理が出来なくなってしまう事で自己管理が出来なくなってしまう事になりがちです。

また金利に関しても割高なので、その面でもメリットが有るとは言えませんね。表にすると以下のようになります。

◎優れている ○普通 △やや劣る

種類 消費者金融系 銀行系 クレジットカード系
サービス
金利
利便性

キャッシングの使い分け

以上の点を踏まえて、必要とする場面・用途によって自分にとってどのキャッシングサービスが一番適しているかを判断して使うようにしていきましょう。例えば以下のようケースで使い分けができますよ。

ケース①急な出張が…

給料日前、急な出張が入ってしまったけど手持ちの現金が無い!後数日待てば給料が振り込まれるのに、周りも給料日前出し、なかなかお金を借りられる人もいない。こういう時は消費者金融系がお勧めです。

なんといっても審査スピードが早く、うまくいけば即日契約して現金引き出しができるケースも多くあるからです。返済は給料が出てから返せば金利も数日分なのでたいした事は有りません。

いざという時に一番早く対応してくれるのが消費者金融系ですね。

ケース②いざという時の保険として

1人暮らしを始めるといろいろと物入りで実家で暮らしていた時より出費が多くなってしまいますよね。付き合いも多くなり、給料日前にはお金に困る事も。何とか貯蓄内でやりくりはしていきたい所ですがいざという時の保険が欲しいですよね。

そういう時に、今給与振込で使っている銀行口座が使えるととても便利ですよね。一つのカードで済むし、給料が来たら勝手に銀行の方で天引き処理をしてくれるので余計な返済手続きも必要ないですよね。

ケース③海外旅行のアイテムとして

海外旅行をする事になったんですが、気掛かりはお金です。実は貯蓄が予定より減ってしまっていて、現金が足りるかどうかがとても不安でした。行ってみたら予感的中、やはり旅先では思った以上に出費がかさみますよね。

帰りのお土産代がなくなってしまったんです。そんな時、国際ブランドのクレジットカードでキャッシング契約をしていたので、そのカードを使って現金引き出しができたんです。支払いも分割でできて負担も少なく助かりました。

海外でも使えるクレジットカードはこういう時に非常に利便性が高くて便利ですよね。

このように自分の生活に合わせた使い方が一番良いですよね。まず自分がどういう生活をしてその中での収支計算をしっかりした上で、どの場面で使えるかという事を考えていく必要が有ります。

キャッシング契約時の注意

では最後にキャッシング契約をする時の注意事項です。まず一番目に考えなければいけないのは必要金額がいくらかという事です。必要以上の契約をするとロクなことが有りません。本当に必要な金額はいくらかという事を押さえておきましょう。

次に重要なのが、返済計画を立てるという事です。

返済計画は金利も含めて月々いくらの支払をして、どのくらいの期間で支払いを完済できるかという事をしっかりと計算して立てましょう。

金利は年利となっていますので、1年以上支払いが続けば、金利は変わりませんが、支払額は伸びた分だけ多くなっていきます。月々の支払いを抑えたいという気持ちも有るでしょうがあまり返済期間を長く持つとその分利息の支払いが増えてしまいます。

返済期間をどのくらいにするかのシミュレーションもしておいた方が良いでしょう。また契約する時には審査と言うものが付いて回ります。審査を通らなければ契約自体ができまんせん。

この時気を付けなければいけないのは、審査に通りにくい条件が有るという事です。例を出すと、転職後間もない、ですとか、他社で審査を受けている、などです。審査には在職歴・他社借入が重要なポイントになるので、その点に気を付ける必要が有ります。

また他社で申し込みをするとその情報は2~3日で情報機関にその情報が伝わり、他社で審査している事がわかってしまいます。その為、審査に自信が無い時は一度に数社に申し込んでいた方が良いのです。(参考ページはこちら→融資への同時申し込みはどんな結果となるか

1社1社やっていると2社目以降は、他社で申し込みをしている事がわかってしまって審査が通りづらくなる為ですね。

新着記事
ページトップへ