良い評判を聞くと誰でも興味が湧きます。でも逆に悪い評判を聞くと不安になるし関心が薄れます。でもその前にその評判が本当なのかウソなのか見極める事が大切です。なぜなら良い評判がウソだった場合でも悪い評判がウソだった場合でも損をするのは貴方自身だからです。
カードローンを利用してキャッシングしようと思っている人にとって、気になるのは利用しようと思っている会社の評判でしょう。あるいはこれから会社を決めようと思っている人は、カードローン業界の評判も気になります。
でも良い評判であれ悪い評判であれ、その両方の評判を知っていれば安心です。お金に関係のある事ですから不安な気持ちのままで利用するのは面白くないものです。
そんな不安を持っている人の為に、カードローンの両方の評判を冷静に検証して見ました。そして安心できる情報として正しく、そした少しでも安心してカードローン活用出きるようにまとめてみました。
正しい知識で判断しよう
評判とは人の口から口へと伝わるうわさの事です。中には根も葉もない情報もあります。公的な書類に明記されている事を評判とは言いません。そういう場合は根拠と言います。まずはいい評判であれ、悪い評判であれ、決してうのみにしない事が大切です。
まず正しい知識を学ぼう!
評判に惑わされない為にする事は意外と簡単なんです。まずは正しい情報を求める気持ちを持ちましょう。情報はそれを判断する為の「ものさし」が必要です。「ものさし」がないと長さは図れません。高さも図れません
本当かウソかもわかりません。カードローンについての知識は貴方にとって評判を判断する時の「ものさし」になります。それほど専門的な知識でなくても構いません。
でも知らないと、いい加減な評判に対してアレ?って疑問を持つ事すら出きません。だから評判を判断する為の最低限度の知識、つまり「ものさし」が必要です。
利息の基本的な知識
カードローンの利息は高い!という悪い評判があります。そんなに高いのかと思う前に実際に高いか安いか比べて見ましょう。その前にカードローンの利息の規則も知っておきましょう。(参考ページはこちら→利息が高いのは昔の話)
それは利息制限法と出資法です。この二つの法律は共に、お金を貸す場合にお客さまから取っても良い利息の上限が決まっています。
その上限の利息は年利率20%です。それ以上の利息を取ると違法金利になります。これだけでも覚えておけば一つ安心できる「ものさし」が持てた事になります。
●銀行の無担保ローン
会社名 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
みずほ銀行 | 4.0%~14.0% | 1,000万円 |
三菱東京UFJ銀行 | 4.6%~14.6% | 500万円 |
オリックス銀行 | 3.0%~17.8% | 800万円 |
{※銀行の無担保ローン平均金利15.5%(上限金利)}
●消費者金融の無担保ローン
会社名 | 年利率 | 利用限度額 |
---|---|---|
プロミス | 4.5%~17.8% | 500万円 |
アイフル | 4.5%~18.0% | 500万円 |
アコム | 4.7%~18.0% | 500万円 |
{※消費者金融の無担保ローンの平均金利18.0%(上限金利)}
●銀行の有担保のローン
会社名 | 金利 | 利用限度額 |
---|---|---|
三井住友銀行 | 4.9%~8.8% | 300万円~10億円 |
アビック | 5.4%~15% | 200万円~50億円 |
{※銀行の有担保のローンの平均金利12.0%(上限金利)}
(※有担保ローンの金利は固定金利型・変動金利型です。)
●比べて見た結果
銀行の無担保ローン、消費者金融会社の無担保ローン、銀行の有担保ローンの三つを比べて見ました。並べて見ると一目瞭然でよくわかります。比べて見るとはっきりと言えるのは以下の事実ついてです。
1 無担保ローンは銀行の方が消費者金融会社よりも金利が安い。
2 無担保ローンと有担保では有担保ローンの方が金利が安い。
・銀行の有担保ローンと銀行の無担保ローン
・銀行の有担保ローンと消費者金融会社の無担保ローン
3 有担保ローンは他のローンに比べて金利が安く限度額が大きい。
比較してはっきりと言えるのは以上の三つです。上記のローンの比較はいかにも正しいように感じます。もちろん数字にウソはありません。でも情報としては不十分です。つまり条件つきの限定的な比較なんです。実は上記の表は『お金を借りるローン』だけを比較した表なのです。
では、他にもローンがあるのでしょうか?もちろんあります。それは『商品を買う時のローン』です。たとえば家を買う時の住宅ローン、車を買う時にマイカーローンなど商品購入のローンの方が実際は多いのです。
(※変動金利型の場合)
●マイカーローン
会社名 | 金利 |
---|---|
三井住友銀行 | 4.475% |
三菱東京UFJ銀行 | 2.975% |
住信SBIネット銀行銀行 | 1.775%~3.975% |
カードローンの金利は他のローンと比較する場合は大きい数字の金利(上限金利)を見ないといけません。なぜなら最初に利用する時の金利は必ず数字の高い方の金利が適用されるからです。
お金だけを借りる場合は通常のローンよりも金利が高いという事が分ります。車や家電製品などの商品購入の場合の金利とお金だけを借りる時の金利を比較すると大きな違いがあります。たとえば車や家電製品などのローンは貸金業法ではありません。
商品を買う場合の有担保ローンとお金を借りる場合のローンの金利は大きな違いです。その違いと比べるとお金を借りるローン同士の違いはそれほど大きな違いには感じません。つまりお金だけを借りる場合の『相場』は、通常の商品購入のローンより平均的に高いのが普通です。
けして暴利ではないという事です。どうしてかというとカードローンの場合は個人に貸付をしても返済が不能になった場合に回収できる金額がゼロだからです。そのリスクを回避する為に金利が高くなるのです。
個人のお客様は担保物件もなし保証人なしで信用だけでお金を借りる事ができます。すぐにお金を借りられるメリットと高い金利というデメリットの釣り合いが取れているから取引きが成り立っています。(参考ページはこちら→無担保無保証人の融資の対価)
カードローンの金利はメリットを考えればけして高くないのです。かと言って安い金利でもありません。だからこそカードローンの基本的な仕組みやルールは知っておいた方がお得なのです。
しかも知識は多い方が安全でかつ安心できます。特に上限金利の20%だけでも覚えておいてください。それだけでも違法業者や悪徳業者にだまされる確率が格段に少なくなるでしょう。
本当の情報を見抜け!
カードローンも「商売」です。お客様が借りてくれて初めて利益になるのです。だから当然セールストークはあります。おおげさなセールストークを見抜くのにも、やはり「ものさし」は必要です。いろいろな「ものさし」の知識を身につけながら話を進めていく事にしましょう。
良い評判は上げ底が多い
カードローンの良い評判の大半は自社グループのコマーシャルです。そうでなければ特定のカードローン会社の支援サイトのようなサイトが多いです。です。たとえばカードローンのランキングの順位などがありますが順位は気にしなくてもいいです。
カードローンのランキングで多いのは「人気度ランキング」です。5種類ぐらいの情報サイトでカードローンのランキングを見て見ましょう。ランキングの順位はあてにならない事がすぐに分ります。金利やランキングも本当に安い順番になってない場合も多いです。
それにカードローンの人気ランキングと言っても、基準となるものが見ている人にはわかりません。でもカードローンのランキングやカードローン会社の一覧表は利用価値はあります。あちこちのランキングに顔を出していいる会社とそうでない会社を区別する事ができます。
よく目につく会社が金融会社の大手で、そうでない会社は中小規模の金融会社です。カードローンは商品はどの会社も共通するお金で同じものです。だから商品よりも会社が大切です。だから大手の金融会社が安心出来ます。(参考ページはこちら→業者の規模で使いやすさが異なる?)
ちなみに金利の本当のランキングを知りたい方は、以下のサイトがオススメのサイトです。最低金利・最高金利・限度額・無利息期間など項目別にランキング表示する事ができます。ちなみにこの『価格ドットコム』で低金利のカードローンのランキングを表示すると1位~9位まで銀行のカードローンが独占します。(※2014.11.17現在)
・『価格.マネー』(価格、ドットコム)
注意して見よう悪い評判
悪い評判は少し注意して見る必要があります。特になりすましなどの詐欺行為などの被害情報などはそうです。基本は、そう言うサイトには近寄らない事が無難ですが、インターネットを利用してのID・パスワードなどの不法取得などの詐欺行為等の情報には目を通しておきましょう。そういう時に役に立つのは、以下のサイトです。
●覚えておくと役に立つ機関
特に金融庁には違法業者か正規の業者かを調べる検索ページがあります。また最近の違法業者の情報、詐欺情報などがあるのでカードローン関係の情報としては信頼度は最高です。
・金融庁ホームページ
・日本貸金業協会
・独立行政法人国民生活センター
評判を見極める三つの方法
良い評判・情報、悪い評判・情報をどうやって見極めればいいのでしょうか?その方法は、三つあります。
1.規則と照らし合わせる
本当かどうか分からない場合は、まず基本のルールはどうなっているかで判断して見ましょう。つまり最初にお話しした「ものさし」です。そのものさしで図ってみる事です。あるいは比べて見る事です。
一番簡単な例が上限金利です。20%以上の利息を取る消費者金融会社があれば、無条件で違法金利を取っている違法業者という事になります。カードローンでお客様が知っておいた方がいい規則やルールはいくつかあります。こういう基本的な、ルールはお客様自身を守ってくれることになりますから知っておきましょう。
●利息制限法
ポイントは利用限度額に応じてそれぞれ上限の金利が定められているという事と金融会社は、この基準を超えない範囲で自由に貸付金利を設定できるという事です。
・元本の額が十万円未満の場合は年20%
・元本の額が十万円以上百万円未満の場合は年18%
・元本の額が百万円以上の場合は年15%
●A銀行のカードローンの貸付利率の一例
下の表は利息制限法の規制の基に、A銀行が定めた貸付利率です。利息制限法に照らし合わせてもし超えていれば違法金利になります。
利用限度額 | 500万円 | 400万円超~500万円未満 | 300万円超~400万円以下 | 250万円超~300万円以下 |
---|---|---|---|---|
利率 | 年4.6% | 年5.6% | 年6.1% | 年7.1% |
200万円超~250万円以下 | 150万円超~200万円以下 | 100万円超~150万円以下 | 50万円超~100万円以下 | 10万円以上50万円以下 |
年8.1% | 年9.6% | 年11.6% | 年12.6% | 年14.6% |
※(カードローン会社毎に限度額の区分・貸付利率は異なります。)
●総量規制
ポイントは年収の3分の1を超える借り入れは出きないという事と『総量規制には例外・除外規定が多数ある』という事です。その事だけでも知っていればカードローンを利用中に役に立つ事があるかも知れません。ちなみに良く関わってくる可能性のある除外・例外などの項目は下記の項目です。この三つぐらいはちょっと頭に置いておいてもいいでしょう。
・自動車担保ローン
(マイカーローンを組んだ場合には総量規制から除外されます。)
・顧客に一方的に有利となる借り換え
(有利な別のローンに借り換える場合、あるいは複数のローンをまとめる場合は例外になります)
・配偶者と合計した年収の3分の1の貸付
(配偶者に収入がある場合はその収入も合計する事ができます。)
●カードローンの金利の計算方法(日割り計算です)
ポイントは『借りた日数によって支払う時の利息が違う』という事です。という事は早く返せば返すほど利息は安くなります。そしてカードローンの返済方法は原則として月に1回が標準です。
元金×借りた日数×借入利率(%)÷365日=利息
2.比較して見極める
原則として疑問や不安な事があった時は金融庁などの公的な機関のサイトで調べるのが一番安心出来ます。そして信頼がおけます。そういう所で調べられないような情報の時、判断する為の『ものさし』がない時は比較する事によって『ものさし』が出きます。 どんどん比べた方が判断しやすいし、その比較した上で判断の方が安全です。
そして判断しやすいですカードローン会社・金利・限度額など、とにかく一覧表形式で比較しまくりましょう。おかしい、怪しい情報は、比べる事によって浮かび上がるでしょう。そして排除すればいいのです。そういう意味では順位はあてにならないランキングも役に立ちます。
一覧表は、一番客観的に情報が見れますから情報の違い。間違い。を発見しやすいのでどんどん比べて行きましょう。タブーは、一つのサイト、単一の情報に深くとらわれてしまう事です。冷静にクールに見る事にしましょう。
3.相談する
不安はあるけど調べるのは面倒だ。よく分らない。そういう時は自己判断するよりは聞いた方がずっと早いです。案ずるより産むが易しです。疑問や不安があればカードローン会社に直接聞いた方が早いですし、国民生活センターなどに問い合わせした方が早く解決できます。自己判断できるだけのきちっとした情報がない場合は早めに相談しましょう。
悪い評判は本当か?
カードローンの口コミ情報の中には、首をかしげたくなるような悪いうわさも、時々耳にします。そういう話も、うのみにすると不安の種になるでしょう。根も葉もないうわさは逆に審議のほどを確かめようがないから厄介です。そんなネット上で飛びかう根拠のないうわさを拾い出して見ました。
口コミ情報の利用法
カードローンについての大事な情報を口コミ情報に求めるのは間違いです。口コミ情報はあくまで「感想」です。つまり使用中・使用後の「個人の感想」です。当然、人によって見方が違います。もし利用する場合は同じ様な情報の数がたくさん必要です。口コミ情報も同じような感想が多いほど信用できます。
通常、信用できる統計データーは対象となるデーターが2,000以上必要と言われてます。たとそこまで集めるのは大変です。あくまで参考程度に利用した方がいいです。口コミ情報には以下の種類があって本当の情報とウソの情報が入り乱れている事は知っておきましょう。
・個人の感想
(本当の情報)
・サクラ情報
(そのサイトの会社側の人が宣伝目的で書いている。)
・逆サクラ情報
(競争相手の会社側の人が誹謗中傷目的で書いている。)
混同した情報の一例
カードローン以外のルールと混同した情報も時々あります。
●20歳以下の未成年でも親の同意書があれが借り入れが出きる。
カードローンは20歳以上でないと利用出ません。(参考ページはこちら→融資を受けるなら本人の年齢が大事)
※(クレジットカードは、18歳以上で利用出来るカードがあります。)
●クレジットカードのキャッシングは総量規制の対象外になる。
対象外にはなりません。クレットカードのショッピング枠を使った場合は対象外です。
※(クレジット枠=割賦販売法、キャッシング枠=貸金業法)
●返済遅延などをすると最終的に取り立てが厳しい?
銀行・大手の消費者金融会社では、そう言う事はありません。本人に催促の電話がかかり、その後督促状、その後、支払い交渉などがある場合もあります。その後は民事裁判という流れが普通です。
※(街金・闇金なら業者によっては厳しい取り立てがあるかも知れません。)
●借りていたカードローン会社が倒産したら借金は無くなる。
普通はどこかの会社が債権を引き継ぎますから消失しません。
ワザと情報を流す一例
ワザと競争相手の悪い評判を流して足を引っ張っているような口コミ情報があります。念のために言っておきますが真偽は不明です。常識的には考えられないような口コミ情報です。
●自動契約機で契約しようとしたら1時間以上待たされたなどの契約の際のトラブルの口コミ情報
(大手銀行に対する口コミ情報ですが、カードローンの契約で1時間の時間待ちなんてありえません)
●大手消費者会社4社以上に同時に申込んだら、キャッシング出来たという口コミ情報
(3社以上に、同時に申込んだ時点で正規の金融会社なら不合格です。とんでもない会社だとでも、言いたいのでしょうか?)
●大手の消費者金融会社に電話で申し込んだら、急いでいるのに喧嘩腰の対応だったという口コミ情報
(大手ならお客様は神様のはず。ありえないです。それに電話で申込んだら融資までに数日かかってしまいます。)
正しい知識で身を守ろう
最後に簡単にまとめるとカードローンの情報の取り扱いは以下のようにするのがベストです。
1法律はどうなっているかで判断する。
(貸金業法・利息制限法などに基づいて判断する。)
2カードローンのルールはどうなっているかで判断する。
(利息計算法・貸付利率などホームページに明記されている事で判断する。)
3他の会社と比べて見る。
(一覧表を使って冷静に比較する。)
4信頼できる公的な機関を使って調べる・聞く。
(金融庁・国民性生活センターなど)
5口コミ情報はできるだけ多くの情報を見る。!
(一般的な傾向をつかむ事にしましょう。)