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キャッシングでトラブルに遭ったら?賢い対応と未然に防ぐ方法

キャッシングを利用しようとして、あるいは利用していて、トラブルや揉めごとに遭うのは、できれば避けたいことですが、残念なことに、そうしたトラブルに遭う方というのが、どうしても、いらっしゃるのが事実です。

もしあなたが、何かキャッシングでトラブルに遭ってしまったら、あるいは、これからキャッシングをする上で、トラブルに遭わない方法を知りたいとお考えでしたら、この記事がお役に立てると思います。

キャッシングトラブルの主なパターン

一言でキャッシングトラブルといっても、様々なトラブルがあります。急いで借りようと思ったら、闇金融で借りてしまった、というトラブルから、海外キャッシングを利用していて、カード情報を盗まれた、名義貸しをしたら、滞納されてしまった、などのトラブル情報が入ってきております。
(⇒融資の危険性は意外と多い?

どんなトラブルがあったのか、なぜ引っかかってしまったのか、もう少し具体的に見ていきましょう。

闇金融との遭遇

キャッシングをする場合、誰でも、キャッシング会社は選びたいものだと思いますが、中には、そんなこと言っていられない、という方もいらっしゃいます。なかなか審査に通らない、どうしても緊急でお金が必要など、急いでいるときに限って、闇金融に引っかかりやすくなってしまいます。

一番の対策は、大手銀行・キャッシング会社に、公式ホームページから申込む、という方法です。ついその辺に貼られている、あるいは雑誌の広告から、あるいは届いたハガキから、申込んでしまう方がいらっしゃいます。ですが、こうしたものの中には、闇金融の広告が混ざっていることも少なくありません。
(⇒ネットからの借り入れ申し込みは簡単になりました

ただ、大手では審査に通らないという方もいらっしゃいますし、そういう方がネット経由で申込む場合、気づかずにソフト闇金などと呼ばれるところで借りていた、あるいは完全に消費者を騙す目的の闇金融から、ということもあり得ます。
(⇒大手が無理なら中小消費者金融が狙い目?

こうした闇金融の罠は、ほんの一手間かけるだけで、簡単に避けることができます。それは、金融庁で公開している登録貸金業者を調べることです。一覧を調べるのは結構、手間がかかりますので、検索システムを利用したほうが、早いですね。

特に注意していただきたいのは、電話番号が一致しているかどうか、という点です。広告電話番号だけでなく、複数の電話番号を表示できる場合もありますので、当てはまらないと思っても、とりあえずすべて表示し、どれか1つでも一致していることをご確認ください。

外出先で調べている暇がない、ということであれば、とにかく大手に申込むということを頭に入れておいてください。絶対に090金融と呼ばれるようなところに電話をかけてはいけません。

海外キャッシングでカード情報を盗まれる

海外でキャッシングを利用していると、日本ではあまり見られないタイプのトラブルに遭遇することがあります。その1つが、「スキャンされた」というものです。海外でキャッシングを利用した場合に、そのカードの番号やパスワードを盗まれてしまうということがあるのです。

これは、完全に防ぎきるのは難しいですので、海外でキャッシングをご利用の際は、必ずスキャンされた場合の保険に加入しておくようにしてください。加入しているカード会社を選ぶことが重要です。

一応、自分でできる対策としては、カードを使用する際に、手などで覆い隠す習慣をつけることが挙げられます。

名義貸しはどんな場合もNG

キャッシングで名義を貸してしまった、というトラブルは、実は意外と多いようです。そもそも、名義貸しは規約に違反しますし、自分が借りて、そのお金を貸す以上に危険です。というのは、この名義貸し、カードそのものを渡してしまった場合、いつでも追加借入ができてしまうためです。

特に、自分がよほどお金があって、返済は必ずこちらでするという関係を結んでいる親子などでしたら、まだマシですが、返済を相手任せにしていたら、自分名義で滞納されていたとか、最悪の場合、カードを持って逃げられた、というケースもあります。

「名義を貸してくれ」と頼まれるケースが多いようですが、そもそも、なぜ「名義を貸さ」ないといけないのでしょうか。お金を貸してほしい、と言われるならともかく、名義を貸してほしいという頼みは、明らかに変ですよね。こうした頼み方にトラブルの元が潜んでいると考えるのが妥当です。

私が一番驚いたのは、特に親しいわけではないママ友で、近所に住んでいる、という関係の方に名義を貸してしまったというケースです。家族でも親戚でも恋人でもなく、知り合いレベルの人だったということですから、逃げられても仕方ないですね。もう少しキャッシングということに対して、慎重にならないといけません。

キャッシングできるカードを渡してしまって、あなたは本当に返済できる自信がありますか。相手が返済しなかったときに、すべてを被るだけの気持ちがありますか。名義貸しとは、そういうものです。

知識は力~キャッシングについて知っておこう~

結局、これらのトラブルに遭うか遭わないか、あるいはうまく対処できるか、ということは、ほとんどキャッシングの知識次第です。知識がなければ、うまく立ち回ることが難しい場面でも、知識があることで、対応の仕方がわかってくる場合が往々にしてあるからです。

特に、どのような知識を入れておくべきか、ということですが、トラブルが起こりやすい場面について、関係知識は押さえておく必要があるでしょう。また、キャッシングを利用したことがない場合でも、稀にトラブルに巻き込まれるケースがありますので、自分は借りないと思っている場合でも、把握しておきましょう。

正規の金融会社と闇金融

正規の金融会社と闇金融の違いをご存知でしょうか。正規の金融会社とは、内閣総理大臣、または都道府県知事から登録を受け、登録番号と呼ばれる一種のIDを発行してもらった金融会社です。( )書きで営業年数が書いてあり、ここの番号が1になっている金融会社は、設立されて間もないことを示します。

番号の更新は3年ごとに行われ、(2)となっている金融会社は、設立後、4~6年目であることを示します。多くの闇金融は、この番号が1となっていますが、そのすべてが偽りの登録番号を使用しており、実際には登録されていないというのが、特徴です。

登録されているかどうかを確認するためには、金融庁のホームページから、登録貸金業者を調べる方法が最も確かですが、実在の金融会社の名前を語っている闇金融の場合、登録番号もそっくり真似していることがあるため、電話番号の確認が不可欠です。

ホームページも似たようなサイトをアップしていますが、大手金融会社のフリをしている闇金融サイトが検索トップに来ることは、まずありません。これは、多くの実在の金融会社、特に大手の会社は、被リンク数が非常に多くなっている上に、信頼されるべきドメインを持っているため、サイトが優先的に上位表示されるからです。

ですので、金融会社の名称ズバリで検索をかけ、上位表示されているサイトを選択すれば、間違ったサイトには飛ばないのです。ただ、キーワードによっては、闇金融でも上位に表示されているケースがあるため、キーワードの選択には注意が必要です。

最近は、多くのローン情報サイトが作成されたことによって、そうした闇金融の上位表示は少なくなってはきていますが、よくあるキーワード、金融会社の名称、「カードローン」「即日融資」「低金利」などの一般的なキーワードを使用することをオススメします。

そして、正規の金融会社は携帯だけしか登録していない、ということはないはずですので、利用する場合、携帯電話の番号ではない番号に電話をかけるようにしてみると、いわゆる090金融を避けることができます。

闇金融への対処法

多くの闇金融は、現実的で、非常に少額しか貸しません。たとえば、3万、5万といった金額ですね。そして、その金額を貸し付けるときに、そのタイミングで利息を引いて貸します。ですから、5万と言ったのに4万しか実質、借りられないということが、よくあります。

中には、白紙契約書にサインをさせるような金融会社もあり、それにサインをしてしまうと、とんでもない契約を結ばされる、ということがありますので、白紙契約書には、決してサインをしないでください。

借りてしまってから闇金融だとわかった場合など、「いまさら遅いよ」という方は、闇金融で借りたお金に返済義務はない、ということを覚えておくのも良いでしょう。これは、既に裁判でそうした判決が出ています。

ただ、少額しか貸してもらえないことから、弁護士等に相談すると、その相談費用のほうが高くついてしまうようになっていることも多いため、なかなか相談できないかもしれません。とりあえず、返済をせずに放置し、自宅等に来たら警察を呼ぶ、という対応ができます。

絶対に1人で抱え込まず、いろんな人に相談してみてください。

カードスキャンの自責と保険

海外でカードをスキャンされてしまうというケースがありますが、保険に加入していたとしても、状況によっては自己責任ということになってしまい、保険が利用できないケースが存在します。

気をつけておかないといけないパターンの1つは、暗証番号が誕生日というケースです。自分の誕生日などを暗証番号として設定している場合、カードをきちんと管理していなかったという理由により、保険が適用されません。

また、カードを机の上など、目に付きやすいところに出しっぱなしにしていた場合なども、自己責任を問われてしまい、保険が適用されないことがありますので、ご注意ください。

通常の利用でスキャンされた場合で、かつ、カードの暗証番号が適切であった場合、カード会社が保険に加入していれば、その保険が適用されます。そのカード会社によっては、通常、あなたが利用していない場所、あるいは金額の利用があった場合、電話がかかってくることがあります。

信用情報と名義貸し

カードローンやクレジットカードなどを利用する際、審査が入るのですが、その審査で必ずチェックされているのが、個人の信用情報です。信用情報とは、その人がそれまでに利用したクレジットや分割払い、ローンの返済履歴であり、現在は3つの信用情報機関が、それぞれ提携している金融会社等の情報を持っています。(参考ページはこちら→信用情報機関について解説

もし、滞納などをしてしまうと、この信用情報に傷がついてしまい、次に借金をしたいと思ったときに、利用できなくなってしまうということがあります。(参考ページはこちら→返済ができない場合のリスク

名義貸しを頼んでくる人というのは、自分で借りられないからそうする人か、あるいは相手からお金を奪う目的でそうする人か、というケースですので、そもそも、非常に危険です。自分で借りられないような人は、それだけ収入や信用がないということになりますし、奪う目的の人に貸したら、そのままカードを持って逃げられてしまいます。

審査に落ちるような人に貸すというのは、返ってこない可能性が高いわけですから、決まった金額をプレゼントするつもりで貸す、以外の方法は取らないようにしてください。カードを渡してしまうと、自分が借りても返済するのがつらいような金額を借りられてしまう危険性があります。

稀に、家族に勝手に名義を利用された、というケースがあるようですが、こうした場合は、審査する金融会社の側にも責任があること、知らないことであったということから、返済義務はありません。あなたは申込んでいないことを、金融会社に伝えれば良いのです。最悪、「債務者不存在確認訴訟」という方法もあります。

但し、この方法は、あなたが承認している場合は利用できません。あなたが知らない自分名義の借金についてのみ、使える方法です。自分から名義を貸すようなことは絶対にやめましょう。

家族を信用しないというのは、つらいことですが、勝手に利用されないためにも、普段から免許証などは自分で携帯しておくのがベストですね。

トラブルは自分で避けるという意識を持つ

トラブルが起きるというのは、何か原因があって起きるのですから、その原因をできる限りなくしていくことが大切です。要するに、自分でトラブルを近づけない努力をすることが重要なのです。お金は常に余裕を持たせておく、どうしても必要なら有名な大手から借りるなど、自分できちんとルールを決めておくことです。

また、対処法は知識を身につけておくことで自ずと見えてきますし、必要なら、ネット等で質問をすることもできます。困ったときは、1人で抱え込まずに、誰かに相談してしまいましょう。

特に男性は、借金が膨らんでしまったときに、自殺してしまうケースが多いようです。生きていれば何とでもなる可能性があるわけですから、あまり深刻になりすぎず、「どうすれば良いのか」を前向きに考えていくことが重要です。

ネット上にたくさんある、他の人の借金の経験談なども、大いに励ましになったり、参考になったりします。今の時代、情報はいくらでも手に入りますので、ぜひ、ご活用ください。

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