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【基本】消費者金融でキャッシングする際のメリット・デメリット

「お金に困ったらキャッシング」- 何かしらの機会に聞いたこと、見たことがある言葉ではないでしょうか?昔はサラ金と呼ばれており、あまりいいイメージがないキャッシングでしたが、最近では消費者金融と名前を変えてサラリーマンだけでなく主婦の方やアルバイトの方でも気軽にお金を借りられるイメージを打ち出してきているように思えます。

「もうちょっとお金があれば…」と思う時って結構ありますよね。そんな時に非常に便利なのがキャッシングやカードローンです。消費者金融であれば割合簡単にお金を借りることが出来ますが、「簡単にお金を借りられるって大丈夫なの?」と心配に思うかもしれません。

今回の記事では「キャッシングをする際のメリット・デメリット」に焦点をあててみました。物事の多くにはメリット及びデメリット両方あるように、キャッシングやカードローンに関してもいい点、悪い点はもちろんあります。

その両方を知って、実際に利用するかどうか考えてみてはいかがでしょう?

キャッシングってどんなもの?

そもそもキャッシングってどんなもの?という点からお話しましょう。これまでも「キャッシング」と「カードローン」と2種類の用語が飛び出してきました。この2つの違いについて軽く解説します。

一括返済と分割返済

もともとキャッシングは「少額を借り入れて翌月などに一括で返済する」タイプのお金の借り方のことを言います。対してローンは「大きな金額を借り入れて、長期間かけて少しずつ返済していく」タイプのお金の借り方になります。いわゆるマイカーローンや住宅ローンのような形ですね。

しかしながら、現在は少額を借り入れて返済を少しずつ行う「カードローン」という商品が一般化されてきたため、そもそものローンの定義からは少し外れた形になってきました。それに伴ってキャッシングでも一括返済だけではなく分割返済が出来るようになり、ローンとキャッシングの差というものはないといっても過言ではありません。

今はどちらでも同じような使い方

現在ではキャッシングと言っても一括返済しか受け付けていないものは少なくなっています。例えばクレジットカードでキャッシングした場合、基本は一括返済ですがリボルビング払いが利用できますので、ローンのような借り方も可能になっています。

また、カードローンでお金を借りた際も一括返済を受け付けているところもありますので、カードローンであってもキャッシングのような借り方が、キャッシングでもカードローンのような借り方が出来るようになりました。

ですので、こちらの記事でもキャッシングとありますがカードローンでも同じとして解説していきたいと思います。

キャッシングを利用するメリット

それでは、いよいよ本題のキャッシング(+カードローン)を利用するメリットについてです。キャッシングを利用する際のメリットとして挙げられるのはこのようなものですね。

  • お金を自由に使える(余裕が出来る)
  • 急な出費にも対応出来る
  • 住宅ローンと違い気軽に借りられる
  • コンビニATMなどで借りたい時すぐに借りることが出来る
  • 一括返済(繰り上げ返済)を利用すれば利息も気にならない
  • 無利息サービスを使えば利息も軽く出来る
  • 普段使っている銀行なので安心(※銀行の場合)

そのほかにもメリットは沢山ありますが、多くの人に当てはまるメリットで主なものはこのくらいになると思います。やはりお金を借りることで色々と出来ることや生活の幅が広がるのは大きなメリットと言えそうですね。

お金に余裕が出来る

キャッシング・カードローンを利用する際の目的である一番のメリットはやはりお金に余裕が出来ることです。特に一人暮らしをしている方の場合、給料日前はなかなか生活費にお金が回せない…なんてこともあるのではないでしょうか。

そんな時は2万円くらいでも借りることができればぐっと生活に余裕が出ますよね。お給料が出たら返済するようにすれば負担も軽くなります。お金に余裕が出来ると心にも余裕が出来ますから、生活が楽しくなるなんて効果もついてくるかも!?

急な出費にも対応出来る

消費者金融のキャッシング・カードローンの多くは「即日融資」に対応しています。即日融資とは、その名の通り申し込んだその日にお金を借りることが出来るようになるシステムです。

なので、急に「明日お金が必要になってしまった!」という時も、ささっと申し込みをして審査にさえ通れば、その日のうちにお金を借りることが出来るようになりますので翌日の支払いにも間に合わせることが出来るんです。

銀行のカードローンでも即日融資が出来る商品が増えてきていますので、そちらを利用するのもいいですね。

即日融資OKと言われているキャッシング・カードローンについてですが、即日融資が出来るとはいえ24時間365日いつでも即日融資が出来るわけではありません。営業時間外に申し込んだ際は翌営業日以降の取り扱いとなりますし、年末年始などは営業していませんので年明けとなってしまいます。

詳しくは利用を考えている消費者金融、または銀行のカードローンのホームページなどに詳しく掲載されていますので、営業時間外の申し込みにならないようにしっかりチェックをしましょう。

また、営業時間外に申し込むだけではいけません。営業時間かつ(銀行振込を希望する場合)振込可能な時間までに「契約を完了させないといけません」のでその点にも注意してくださいね。

気軽にお金を借りられる

住宅ローンなどの場合、土地の権利書などから始まる沢山の書類を提出し、1ヶ月くらい時間をかけて審査の結果が出るのを待たなければなりません。キャッシングやカードローンの場合、住宅ローンより少額なこともありますのですぐにお金を借りることが可能です。

必要書類も運転免許証、健康保険証、パスポートがあればOK。パスポートは普段から持ち歩いていることはあまりないとは思うのですが、運転免許証や健康保険証であれば普段からおさいふに入れている方も多いのではないでしょうか。それさえあれば思い立った時にキャッシングでお金を借りることが出来るのでとっても気軽ですよね。

借り入れる金額が「1つの消費者金融から50万円を超える」もしくは「他の会社からの借り入れと合わせて100万円を超える」場合は収入証明書類という、年収を証明できる書類を別途提出する必要があります。主に収入証明書類として利用できるのは

  • 源泉徴収票
  • 確定申告書
  • 給与明細書
  • 納税通知書

などです。いずれも直近で発行されたものを用意する必要があります。会社によって利用できる(提出できる)書類が違いますので、こちらも詳しくは各消費者金融のホームページなどを見て下さい。

コンビニATMなどの利用が可能

いくら気軽にお金を借りることが出来るといっても、実際に借りる手段がややこしかったりなどでなかなか借りることが出来ないと使い勝手が悪く、結局使わなくなってしまいます。

しかし、消費者金融でキャッシング(カードローン)を利用する場合、大手のコンビニと提携しているのが基本。ちょっと仕事帰りによったコンビニで「そういえばお金がなかったな…」と思ったらすぐにキャッシングが出来ちゃうんです!もちろんコンビニのATMだけでなく、地方銀行などのATMからでも引き出すことが可能ですよ。

地方銀行などについては「借り入れのみは出来るけれど返済は出来ない」といった限定的な利用しか出来ない場合もあります。こちらも会社によって違いますので地方銀行のATMを利用する場合は「提携しているか」「借り入れと返済どちらか、もしくは両方利用できるのか」を確認してから利用しましょう。

一括・繰り上げ返済で利息も節約

キャッシングを利用する際、必ず毎月一定金額を返済しなければならない…ということはありません。利息を含めて全額を一度に返済する「一括返済」や、利用している金額の一部を臨時で返済する「繰り上げ返済」も利用できます。一括返済はクレジットカードの一回払いと同じような感覚で使っていただけますよ。(クレジットカードの一括払いと違うのは、キャッシングの場合返済日までの利息分も支払う必要があることです)

一括返済を行う場合は必ずお金を借りているキャッシング会社に連絡を入れましょう。無断でお金を入れても一括返済とみなされない場合があったり、利息の計算が違って超過分を返済してもらう手続きをしなければならないなど手間になってしまうことが多いです。できれば一括返済する日の前日までに連絡し、正確な利息を含めた返済額を算出してもらってから一括返済を行いましょう。

対して繰り上げ返済の場合は特に連絡を入れなくてもOKなところが多いです。(ただし、繰り上げ返済をして完済する予定の場合は連絡を入れましょう)。毎月の返済額は利息分に充てられるのですが、繰り上げ返済をすることで元金をぐっと減らすことが出来ます。

元金を減らすことは返済額全体の減少、及びそれにかかってくる利息も減らすことが出来ますので大きな節約になります。

無利息サービスでよりお得に

消費者金融(一部銀行)の中には、「無利息サービス」を行っているところがあります。消費者金融であれば「プロミス」や「ノーローン」、期間限定で「アコム」が行っています。無利息サービスは一定の期間、利息を0円としてくれるとっても嬉しいサービスです。

プロミスやアコムでは30日間、ノーローンは7日間の無利息期間があります。給料日前にお金を借りてすぐ返す、という方には利息0円でお金を借りられますので非常にお得になっています。アコムの場合は期間限定かつ、初めて利用する際にしか無利息期間サービスは受けることは出来ませんが、プロミスとノーローンの場合は初回以外にも繰り返し無利息期間サービスを受けることが出来ます。

会社名 無利息期間 備考
プロミス 最長30日間 ポイントサービスに申し込んだ後最初の借入日翌日から30日間
ポイントサービスでポイントが貯まれば再度の利用可能(7日、14日、30日)
ノーローン 7日間 借入日翌日から
完済した翌月以降再度7日間無利息で借りられる
アコム 30日間 期間限定サービス、初回利用のみ

消費者金融ではなく銀行カードローンでは「レイク」が無利息期間サービスを行っています。レイクは他社と違い、30日間と(5万円まで)180日間無利息の2種類から選ぶことが可能です。

普段から利用しているので安心

これは消費者金融からは少し外れてしまうのですが、銀行のカードローンであれば普段よく利用していることもあり、信頼感や安心感が高く、トラブルの心配なく利用できるのは大きなメリットだと思います。

消費者金融は利用したことがないから怖いけど銀行なら…という方もいるでしょう。消費者金融に比べて審査が少し厳しいところもありますが、金利が低めなのもポイントですね。

キャッシング利用時のデメリット

気軽に使える、簡単にお金を借りられる…など、非常にメリットが多いキャッシング・カードローンですがやはりデメリットも抱えています。特にいま借り入れを迷っている方は、しっかりとデメリットも把握した上で検討するほうが賢いですよ。

主にキャッシング・カードローンを利用することで起きるデメリットは以下のようなものです。

  • 住宅ローンが借りにくくなったり、クレジットカードが作りにくくなる可能性がある
  • きちんと会社を選ばないとトラブルの元になる
  • 決して金利は低くない
  • 「信用情報」に傷がつくことも
  • 借りすぎると自己破産をするハメに

何やら気になるデメリットがちらほら見られます。一体どういうことなのか、順番に解説していきましょう。

他の借り入れなどに影響がある

キャッシングやカードローンでお金を借りている場合、住宅ローンの審査に影響が出てきます。住宅ローンを利用する際には銀行の審査が必ず入るのですが、その審査の中でキャッシングやカードローンを利用していることは銀行にわかります。

利用しているかどうかだけでなく、借入金額や毎月いくらずつ返済しているのか、いくら残金があるのか…など細かいところまで調査されます。その上で、キャッシングやカードローンを利用していると「お金に余裕がない可能性がある」と判断されてしまう場合があるんです。

住宅ローンで借り入れる金額は非常に大きいものですので、何十年もかけて返済しなければなりません。ですが、キャッシングでの借り入れがあるときちんと返済できないかもしれないという印象になるわけです。

実際キャッシングやカードローンを利用していなくても、契約しているというだけで住宅ローンの審査に落ちてしまうという話も実際にあります。住宅ローンを組む予定がある場合は申し込む前に完済し解約する、利用中の場合は出来るだけ早く返済して残金を少なくするなど手段を取ったほうがいいでしょう。必ずしも住宅ローンの審査に落ちると断言出来るわけではありませんが、あまり有利にはなりません。

クレジットカードも同様で、こちらは住宅ローンほどではありませんが審査に不利になる場合があります。クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」があるのですが、キャッシング枠は消費者金融でお金を借りた時と同じ扱いになるため、消費者金融から多くのお金を借りているとキャッシング枠がつけられない場合があります。

その場合はショッピング枠のみでカードが発行されることもあると思いますが、クレジットカードの審査自体にも不利になる可能性があります。

よく知らない会社はトラブルの元

  • 超低金利で貸し出します!
  • 無審査でその日のうちに融資OK!
  • 専業主婦や無職の方でもお申込みできます!

このようなチラシを出していたり、このような謳い文句がホームページに記載されているような消費者金融は要注意です。そのすべてがとは言いませんが、殆どがヤミ金などの悪質な業者だからです。

条件がいいとそこから借りたほうがお得!とついつい思ってしまいますが、本当にお得かどうかわかりません。特に初めて消費者金融からお金を借りるという方は、CMなどで見るような大手と言われる「アコム」、「プロミス」、「アイフル」などを利用する方がおすすめです。

決して金利は低くない…

手軽にお金を借りることが出来るのは事実ですが、決して金利が低いわけではありません。住宅ローンでは2%や3%の金利で借りることが出来ますが、消費者金融のキャッシング・カードローンの場合18%前後であることが殆どです。

少額なら金利が多少高めでも大丈夫では?と思う方もいると思います。確かに少額の借り入れであればそれだけ利息も低くなりますから、大きな負担にはなりません。しかし、借り続けていく場合、その負担はどんどん大きなものになっていきます。

借りること自体は全く否定しませんが、金利が高めであることは頭の片隅にでも置いておくべきポイントです。

「信用情報」に傷がつくことも

お金を借りたり、返済したり、カードローンと契約したりクレジットカードを作成したり…などなど、お金に関する行為の殆どは「信用情報」として残ります。

単純にキャッシングやカードローンを利用しているだけではこの信用情報の傷がつくことはありませんが、例えば借りたお金の返済が追いつかなくなって、期日までに返済することが出来なかった場合などはその旨が信用情報の一部として記載されます。

この例の場合は自分の行為が招いたことではありますが、この信用情報はお金に関わる機関や会社が共有して見ることが出来ますので、以前に延滞をしており信用情報にその旨が記載されてしまった場合、後々銀行のカードローンを利用しようと申し込んだ際にわかることになります。

先ほどの「住宅ローンが借りにくい」というデメリットと共通する部分でもあるのですが、カードローンやキャッシングを利用しただけでも信用情報に記載されますので、その情報を見て「この人にはお金を貸すのを辞めよう」と判断されることもあるということです。

もちろん何事も無く使用していれば信用情報には「利用した情報」のみが記載されますのでトラブルになったりすることはありません。

借りすぎると自己破産の道に…

消費者金融でお金を借りる場合、「総量規制」という仕組みがあるため年収の3分の1を超える金額を借り入れることは出来ないようになっています。例えば年収300万円の人であれば100万円を超えるお金は借りられません。

昔はこのような仕組みがなかったためつい借り過ぎてしまう人が多かったようですが、現在総量規制という仕組みがあってもつい借り過ぎてしまう人はいます。年収の3分の1と言うと少ないようにも感じますが、年収が上がれば上がるほど借りられる金額も増え、毎月の返済額も大きくなります。

そのため、まだ大丈夫だからと借り続けているといつのまにか借りているお金がどんどんふくらんでしまい、どうにもならないところまで来てしまう…なんてこともあるのです。

何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。借りられるからと甘えずに、本当に必要な額だけを借り入れる自制心が必要になります。(参考ページはこちら→安易に借りすぎていると後が大変です

上手にキャッシングを利用する

メリットとデメリット、代表的なものを挙げてみましたがいかがでしたでしょうか。お金を借りるのがちょっと怖くなってしまった人、逆にお金を借りたほうがよさそう!と思えた人、両方いると思います。そのどちらも自分が正しいと思えば正解です。

メリットもデメリットも知った上でお金を借りたい!と思っている方は以下のポイントを守ってみてください。

  • 自分が知っている名前のところ(=大手)から借りる
  • 最初から大きな金額の借り入れをしない(30万円以下が理想)
  • 借りる前に返済シミュレーションなどで試算してみる

安全にお金を借りて充実したマネーライフを送るためにも、トラブルがより少なくなるような借り方をするのがおすすめです。

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