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消費者金融の審査内容がすべてわかる!事前に知りたいあなたへ

あなたは、消費者金融でカードローンを利用するのに、審査内容がわかったら良いと思うでしょうか。実際の審査の基準について、細かく公開している金融会社はないにしても、実際に何を審査でチェックされているのかがわかったら、ある程度、通りそうかそうでもないか、見当もつけやすいですよね。
(⇒良く言われている融資審査基準の目安

現在、金融会社のホームページなどを見てみると、簡易審査、○秒審査、というような形で、いくつかの項目に入力するテストが用意されていることがあります。もちろん、それを1つずつ試してみるのも1つの方法でしょう。

ですが、日本全国の消費者金融はたくさんあり、そのすべてでテストをしようとしても、中小企業はそうしたサービスを行っていないケースも少なくないですし、そもそも、すべて探すまでに時間がかかってしまいます。あまり、現実的ではないですね。
(⇒中小消費者金融はサービス面で劣るの?

やはり、事前に審査内容がわかったほうが良いと思います。

審査で問われる内容は決まっている?

消費者金融は、すべてお金を貸して儲ける会社ですから、会社が違っても、似たような部分はたくさんあります。そして、消費者金融の審査で問われるような内容というのは、だいたい、どこも似たようなものです。

考えてみればわかることだと思いますが、年収100万円の人が500万円借りた場合、返済するのは非常に難しいですよね。ある程度の基準を満たしてはじめて、返済できる人だろうという予測が立てられるわけです。

審査項目の概要

具体的に審査される項目を見ていきましょう。まず、年齢、職業、年収、勤続年数など、借金をする上で、当然必要な属性ですね。

年齢が15歳であったり、逆に90歳であったりすれば、とても返済能力があると予測することはできません。また、公務員や会社員で正職員・正社員であれば、返済能力は高そうですよね。自営業は信用されにくく、無職はその実態にもよりますが、借入困難な場合が多いです。
(⇒融資では年齢制限があるのが一般的です

年収100万では借りられるところが少なく、400万を超えていれば、ゴールド・プラチナクラスの一部のクレジットカード以外は、すべての金融会社が貸付の対象として他の項目を審査します。勤続年数1年未満でのお借入は厳しい場合も多いですが、3年以上なら、ほぼ問題なくこの項目を通過できます。

次に、家族構成、居住年数、住居形態といった家庭の状況ですね。

家族の人数は多いほうが、夜逃げなどしづらいですよね。また、持ち家に長く住んでいるような人が、そう簡単にその家を手放すとは考えにくいでしょう。

電話番号がない場合のお借入は、非常に難しいですね。携帯電話だけでも、持っていないよりはずっと良いです。

そして、これも当然ですが、ブラックやホワイト含む信用情報、書類、他社借入、申請している金額、申込書の記入状況、在籍確認など、様々な要素が審査されることになります。

ブラックやホワイトの人は信用できないですし、他社借入が多い多重債務者はリスクが高いですから、あまり貸したくないですよね。また、他は良くても電話対応が悪い、服装がひどいなど、審査で見られているケースもあります。

書類審査の詳細とお申込時の注意点

さらに具体的な審査内容もご説明していきます。金融会社による差はありますが、見られている可能性のあるポイントについて、詳しく解説していきます。

まずは、書類審査とお申込時の注意点からです。

本人基礎属性審査

年齢、職業、年収、勤続年数など、返済にダイレクトに繋がる部分の審査です。

ほぼすべての消費者金融が、年齢を、20歳以上75歳以下の範囲で条件として指定しています。もちろん、上限が65歳、70歳というところも多数あります。

20歳未満、つまり未成年者の場合、民法の規定で単独契約ができないため、本人が「やめます」と言った場合、あるいは保護者の方が「この取引はなかったことに」などと言おうものなら、その契約は失効してしまいます。また、未成年者が遊びに使ったお金について、責任を取らなくて良いため、返済不要となっています。

ですから、消費者金融は未成年者にお金を貸したがりません。少なくとも、最低限、保護者の同意、あるいは保証人を必要とします。

高齢者については、仕事を持たない年金生活の人が多いという点もそうですし、平均寿命前後になってくると、金融会社としても貸付に不安が出てくるため、単独での借金をあまり認めたくないという事情があります。

年齢が高いほうが有利になる場合でも、60歳をめどに評価が下がります。逆に若い方が有利とする金融会社もあります。ここはその金融会社による差があるため、必ずしも一定とは言えませんね。

職業は、正規の公務員、会社員であれば、毎月、だいたい決まった金額が入金されることが予測できますが、自営業では、何も保証がありません。雇用形態がアルバイト、パートなどでは、一定の金額が入ってくることが予想されますが、一方、簡単にやめてしまうこともできるという危険性があります。

職業と一緒に、保険の種類もチェックされます。共済なのか、組合なのか、社保、国民健康保険といった分類です。これは、共済が最も良く、国民健康保険の場合、評価が低くなります。

年収は高いほうが返済能力が高そうですよね。当然、低い人は返済できない可能性があると見なされます。特に、150万円未満の場合、なかなか貸してもらえないという状況があります。高ければ高いほど良いですが、200万、400万などのラインがあるようです。また、年収によって借りられる金額に限度があります。

勤続年数は、長いほうが安定して働いているという安心感があります。長期間にわたって、仕事をやめなかったという実績がある人は、今後もすぐにはやめないだろうという予測をします。逆に、半年や1年ごとに仕事を変わっているような人は、ちょっと不安定な印象で、貸すのも怖いですよね。

家庭の状況は夜逃げしやすさと返済能力への影響

家庭の状況は、夜逃げのしやすさと、返済能力に与える家族の影響などを見る項目です。具体的に、家族構成、居住年数、住居形態などがあります。

若い世帯で、実の両親と一緒に暮らしているという家族がいたとします。この世帯は、子どもがいなくて、かつ全員働いていれば、返済能力が高い家庭となりそうです。また、本人が独身の場合でも、働く実の両親と一緒に生活していたら、安心感がありますよね。

独身の単独生活は、やはりいつでも引越しができそうに見えて怖いですよね。家族がいたほうが、まだ引越しがしづらいはずです。また、住居形態が持ち家なら簡単には逃げないでしょう。でも、賃貸ならすぐに出ることができそうです。

すぐに逃げられる体勢というのは、夜逃げに繋がります。ですから、独り暮らしや賃貸マンションは嫌われるのです。

また、家族がいたとしても、たとえば子どもがたくさんいる家庭の場合、子どもに非常にお金がかかってしまうため、年収以上に支払い能力が下がります。ですから、子どもの人数が増えるほど、借金はしづらくなります。但し、これが成人で稼いでいる子どもとなれば別です。

社宅などに住んでいる方もいると思います。一般の賃貸住宅などと比較すると、家賃が低く設定されていたり、1箇所に安定的に暮らす人が多くなったりするため、社宅の評価は通常の賃貸よりも高くなります。

連絡手段と申込書

電話番号、住所などの連絡を取るための情報は、消費者金融にとっては命綱のようなものです。これがわからない状態では、うかつに貸付はできません。ですから、申込書を記入する際、この2つを落とさないように記入する必要があります。

特に、電話番号の記載がない場合、どんなに収入が高く、どんなに安定した職業の人であっても、評価は一気に地へ落ちます。携帯の番号だけでも書いてあると、多少違いますが、やはり固定電話と携帯電話の両方を記入するのが、最も相手を安心させます。

また、申込書に嘘を書くということも、いけません。嘘は発覚した瞬間に、不誠実な人と見なされ、お借入ができなくなります。嘘のつきかたによっては、詐欺扱いされて訴えられる危険性もありますので、絶対に避けてください。

他にも、明らかに最初から無茶な金額を書き込むような方は、審査に落とされることが多くなります。これは、返済計画がしっかりできていない人に多いパターンですから。

他社借入と申込ブラック

他社借入があると、評価はかなり落ちる場合があります。クレジットカードのキャッシング枠数万程度であれば、それほど影響はないですが、3社も4社も借入している状態ですと、かなり審査に通りづらくなるのは事実です。

また、1ヶ月以内に何社も申込んで、申込ブラックと呼ばれる状態になることがあります。1社受けてダメだったから、また次、またダメだったから次、と受けると、3回目くらいで申込ブラックになります。こうなってしまうと、審査に通りづらくなってしまうため、受けるときはやり方を間違えないようにしましょう。

具体的には、1日に2、3社同時に受け、その後1ヶ月間、一切、申込まないという方法が良いです。また、受ける会社を選択する際、同じ系列の銀行と消費者金融、という受け方はあまりオススメしません。別の系列で受けるようにしてください。系列というのは、グループ会社ですね。

信用情報審査

審査の中でも、信用情報審査はかなり影響が大きいです。特に、ブラックと呼ばれるような状態になってしまうと、お借入できる属性のはずであっても、借りられない、ということがあります。

ブラックリストという言葉がありますが、正確にはブラックリストというリストがあるのではなく、事故者情報として、自分の情報が登録されることを、ブラックリストに載ったという言い方をするのです。

このブラックについてだけでなく、他の信用情報についても見ていきましょう。

ブラックリストと信用情報

いわゆる「ブラックリストに載る」原因には、いくつかあります。まず、数ヶ月連続の滞納です。滞納は、1度だけでは「自社ブラック」という、その会社で借りられないという状態になるだけですが、繰り返すとより深刻な事態に陥ります。

この理由からブラックリスト入りした場合、通常、5年間、クレジットカードをつくったり、借金をしたりできなくなります。

同じだけの期間、借金等ができなくなる別の理由に、任意整理、特定調停、個人再生があります。こうした債務整理をした場合、借金を満額返済しなかったという事故の扱いになります。

別の債務整理方法に、自己破産・免責手続きというものがあります。ここまでやってしまいますと、少なくとも7年~10年は、借金等ができない形になってしまいます。

ブラックが解除される状況とホワイトの扱い

上記のようなブラックが中途解除される状況というものが存在します。それは、結婚するなどして、姓が変わった場合です。姓が変わってしまうと、それまでの信用情報がまっさらな情報になってしまいます。姓が変わる状況の場合、住所・電話番号も変わっていることになるでしょうから、以前の情報の個人を特定できなくなってしまうんですね。

ただ、この場合、カードなどの更新を行わない限り、信用情報がまっさらという状況が起こります。この「まっさら」という状況は、クレジットカードだけでも利用していれば、普通は起こらない状況ですが、ブラックの場合はカードもつくれないので、このまっさらな状態になってしまうわけです。

同様に「まっさら」な状態になるケースとして、5年間のブラック期間を終えたばかりの方がいます。これも、5年間、借金等をできなかったために、事故情報が消えた途端、「まっさら」になってしまうケースです。

このような状況のときに「まっさら」になるのですが、これを「ホワイト」と呼びます。このホワイトという状態は、元々、事故等が起こっていて、あまり信用がないわけですから、カード会社はこの「ホワイト」についても警戒します。

つまり、信用情報がまっさらでも、借金はしづらいのです。

ここで、1つ気をつけないといけないのが、まったく借金もしたことがない、クレジットカードもつくったことがない人です。この人たちも、信用情報はまっさらですが、30代になってこの状態のままでいると、借金したいときにできないという現象が起こってきます。

これを、スーパーホワイトと呼んでいます。スーパーホワイトは、信用がないわけでもないはずなのに、借金ができないというジレンマに陥るケースがあるため、クレジットカードを早めにつくっておくなり、携帯電話等を分割で購入するなりして、スーパーホワイトという状態にならないよう、注意することが大切です。

在籍確認・本人確認電話と金融会社の多様な対応

審査の1つとして、なかなか外せないものの1つに、在籍確認・本人確認電話があります。在籍確認は、たとえば会社などに勤めている方が、本当にその会社に在籍しているかという実態を確認するために、その該当電話番号に電話をかけ、確認する方法です。

本人確認は、その人の携帯電話などに電話をかけ、本人の借金する意思等を確認する審査です。誰かのなりすましなどを避ける目的があります。また、この本人確認は、在籍確認の電話の中で行われるケースもあります。

在籍確認は、その金融会社によって、対応が非常にまちまちです。Webだけで審査をして、電話をしないという金融会社もある一方で、「在籍確認こそが審査の中心で、これが取れない限りは絶対に貸さない」という金融会社も存在します。

本人確認も、きちんと本人確認審査として行う会社と、在籍確認の際に本人がいれば行うという会社、逆に本人がいないはずの時間帯に意図的にかけて確認する会社、まったく行わない会社とあります。

これだけ異なるというのは、その金融会社ごとに、どういう人が返済してくれるのか、を判断する基準が異なるということです。在籍確認がすべてという会社では、在籍確認のノウハウを持っていて、電話の取り方など、細かいところを見ています。

在籍確認が不安な方へ

時々、在籍確認が不安だという方がいらっしゃいますが、基本的には、在籍確認の電話では、借金の電話だということがわかりません。というのは、名乗るときに消費者金融の名称を名乗らず、個人名を名乗るためです。

どうしても気になるのであれば、事前に「クレジットカードを申込んだから、在籍確認があるかもしれない」などと言っておきましょう。

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