銀行がテレビCMでカードローンを宣伝する今日ではカードローンのイメージも随分変わってきたと感じておられる方も少なくないのではないでしょうか。現在の多くのカードローンでは銀行やコンビニATMなどで気軽に借入れ・返済ができ、以前のサラ金や消費者金融のリスクの高い金融商品のイメージは少しずつ薄らいでいるかもしれませんね。
(⇒銀行カードローンは今や大人気です)
しかし、それでもなおカードローンは金利の高い商品、利用する人は借金で困っている人、といった昔のイメージを持っている方はまだまだおられるようです。そして、そうした世間の認識を背景にカードローンなどでお金を借りることに躊躇したり、その利用が他者に知られることを嫌がったりする人も少なくないかもしれません。(参考ページはこちら→誰にも知られずお金を借りてみる)
4つのばれないための方法
- 申込時点でのばれないための方法(人目につかない、つきにくい対応)
- 電話でばれないようにする方法(本人確認、在籍確認での対応)
- 書類でばれないようにする方法(郵送物での対応)
- ばれないための注意点(パソコンの利用、業者からの電話)
申込時点でのばれないための方法
カードローンの利用が他者に知られやいケースとして申込手続が一つ挙げられます。消費者金融に自分が入るところを知人にみられたり、申し込みの電話をしているのを家族に聞かれたりすると一発でばれてしまいますよね。そのためカードローンを利用するための最初のコンタクトとなる申込時点での行動を注意する必要があるわけです。
申込方法としては、店舗窓口、ローン契約機、電話、インターネット経由や郵送がありますが、その申込方法によって他者に知られるというリスクに違いがあります。ここではどのような申込手続をとれば誰にも知られず申し込めるのか、どのよう方法を取ればよいのか、どのような業者がその方法を実施しているかといった点を紹介していきましょう。
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人目に付かない方法とは
申し込む時家族、友人や近所の人にカードローン業者の店舗に入るのを見られたり、業者へ電話連絡する際の会話を聞かれたりするとローンを利用しようとしていることが直ぐにばれてしまうでしょう。そのため誰にも見られず聞かれず申し込むことが重要となりますが、その方法としては郵送とインターネット経由で申し込むのが最適です。
○郵送
他者に見られず聞かれずローンに申し込むには申込書を郵送して手続きを進めるのが最も有効といえるでしょう。郵送で申し込むためには、まずローン業者に電話をかけて申込書を取り寄せなければなりません。そして、その到着後必要事項を記入し、必要書類とともにローン業者へ返送すれば他者に気づかれずに手続きを完了させることができるでしょう。
注意点としては申込書を自宅に郵送してもらう際に封書にローン業者の社名やロゴが記載されていないかを確認しておくことです。郵送物にローン業者であることがわかる社名が記されていれば一発でばれてしまいます。そのため、ローン業者にはその存在が他者にわからないための配慮が求められます。
例えば、アコムの場合は「ACサービスセンター」という名称で郵送しているので、家族にその封書をみられてもばれる恐れはほとんどないでしょう。電話で申込書を依頼するとこにはこのような配慮があるかどうかを必ず確認しておきたいですね。
○インターネット経由
最近の中堅以上のカードローン業者であればインターネット経由でローンに申し込めるようになっています。申込者は24時間いつでも好きな時好きな場所でローンに申し込めるので、大変便利な上に誰にも知られずに申し込める有効な方法といえるでしょう。
自宅のパソコン、外出中の携帯電話やスマフォからローン業者のホームページにアクセスして申込手続ができるので人目を避けられるはずです。また、仮審査も同時に行われることが多く審査結果を短時間で得られるケースも少なくありません。例えば、三井住友銀行、アコムやアイフルなどでは審査時間が最短30分で終了することもあるのです。
インターネット経由の申し込みで注意したい点は、使用した機器の送信履歴やアクセス履歴を家族に見られないことです。パソコンを家族で共有している場合は特にアクセス履歴を削除しておかないとばれてしまう可能性が高いでしょう。また、Eメールをそのパソコンへ送信されないようにしておくことも忘れてはいけませんね。
○電話やFAX
電話やFAXで申し込みができるところも少なくありませんが、どちらも家族などがいない時を狙って申し込む必要がありますね。アコムなどでは携帯電話からの申し込みにも対応しているので、自宅以外の場所で手続きを行いやすいでしょう。
FAXの場合は、利用できる場所が限られてくるので人目を避けることが重要となりますが、送信後の送信履歴が残る場合は避けたほうがよいかもしれませんね。
人目につきにくい方法とは
その他の申込方法としては、カードローン業者の店舗窓口とローン契約機での申し込みがあります。この場合、消費者金融などの貸金業者の店舗施設に入るところを知人や家族に見られれば一発でばれてしまうので、リスクが高い方法といえるでしょう。
銀行や信用金庫の店舗施設の場合では、他者に入るところをみられてもカードローンに申し込むために入店したとはわからないでしょう。しかし、店舗窓口でカードローンの申込受付をやっているところはかなり少ないため、自分の生活圏で探すのは難しいかもしれません。
他方、ローン契約機やATMで申込手続ができる金融機関は三菱東京UFJ銀行などの都市銀行にもあるので、比較的利用しやすいといえるでしょう。ただし、ローン契約機の場所に入るところを知人に見られればばれてしまうので、知人が行内にいないことを確かめてから入るように注意しておく必要がありますね。
電話でばれないようにする方法
次にカードローンの利用がばれやすいケースとしてローン業者からの自宅や会社への電話連絡が挙げられます。ローン業者から自宅などに電話連絡されることは多いとはいえませんが、本人確認や業務上どうしても必要な場合に行われます。
しかし、最近の業界では利用者のプライバシーを守るために電話連絡に対する配慮が行われており、利用者はあまり心配する必要がなくなってきています。ここではそうした電話連絡でばれないための方法やサービスを紹介していきましょう。
本人確認でばれないためには
ローン業者に申し込むとまず本人確認として、ローン業者は申込者の自宅、携帯電話や勤務先へ電話をかけます。最近では携帯電話への連絡も可能としている業者もあるので、他者をあまり気にせず電話を受けることもできます。例えば、アイフルでは連絡先を携帯電話だけで登録しておけば自宅への電話連絡を回避できるようになっています。
また、多くのローン業者は申込者の自宅に電話する際には社名を名乗らず個人名でかけるという配慮を行っています。もちろん、不在の場合にはローンの内容や用件などを家族に伝言するようなことはないのでローンの存在を気づかれる可能性は低いといえるでしょう。
ただし、どのような用件で電話するかを決めておかないと家族に不審に思われるので、申込者は事前にローン業者と打ち合わせをして決めておくと安心ですね。
在籍確認でばれないためには
カードローン業者は消費者から申し込みを受けると本人確認の一環として勤め先へ電話をかけ確認を行うことがあります。例えば、アコムやプロミスなどの大手消費者金融だけでなく中小業者でも通常電話による在籍確認が行われると思っていてよいでしょう。
ただし、先の本人確認の電話と同様に実施される場合は個人名でかけられ、具体的な契約の説明などはなく短時間で終わるのが一般的です。そのため職場の人にはローン業者から電話がかかっているとは思われないでしょう。また、申込者が不在の場合でも本人の在籍が確認できれば(本人の席に電話が繋がれば)それで確認は終了してしまいます。
銀行などの金融機関の場合でも在籍確認が行われることもありますが、消費者金融と同様に個人名でかけてくることが多いといわれています。例えば、楽天銀行なども個人名で申込者の勤め先へ在籍確認しているようです。もちろん銀行なので社名を名乗られても周りから不審に思われることはほとんどないのではないでしょうか。
注意したい点はどのように電話をかけてくるかを事前に確認しておくことです。自分が納得できない電話のかけ方もないとはいえないので、予めどのような方法でかけてくるのかを確かめておくべきです。本当に個人名でかけてくるのか、いつかけてくるのか、どんな内容を話すのか、といったことを確認しておけば安心して電話を受けられるのではないでしょうか。
電話連絡のない会社を選ぶ
以上のようにローン業者では電話連絡に対するプライバシーの保護を重視していますが、それでも抵抗を感じる方は電話連絡を原則的に実施しないローン業者を選択するしかないでしょう。大手消費者金融ではモビットだけが電話連絡なしの対応を実施しています。
モビットは申込者の勤め先に電話連絡する代わりに、申込者に給与明細書と健康保険証を提出させて在籍確認を行っているのです。この方法により申込者は誰にも知られることなくモビットとのローン契約をWEB上で完結することができるのです。
セブン銀行でも原則として電話連絡だけでなく本人確認書類や収入証明書などの書類の提出も不要にしています。誰かに知られるという心配もなく、また手続き上の負担も軽減されるので利用者にとっては有難い配慮といえるでしょうね。
以上のようなに電話連絡を原則的にしないというローン事業者は少ないですが、相談した結果電話連絡以外の方法で在籍確認をしてもらったという口コミ情報が時折みられます。ローン業者のホームページに「電話連絡する」というようになっていても念のために一度は相談してみてはどうでしょうか。
注意したい点としては、利用できるローン業者が少ないため探す手間が予想以上にかかるもしれません。また、探し出せた場合でも自分が希望する借入条件と合致しない可能性もあるでしょう。いくら他者にばれにくいといっても自分が利用できないほど融資限度額が小さく、金利が高いというような条件であれば利用するべきではないかもしれませんね。
書類でばれないようにする方法
次にばれやすいのが郵送物です。申込書の入手の際に少し説明しましたが、ローン業者から送付される社名やロゴの入った封書や書類を他者にみられるとローンの利用が知られてしまうでしょう。そのため郵送物の取り扱いには細心の注意が必要でありその適切な方法が求められます。
ここでは郵送物をどのようにして送ってもらうべきか、郵送物をなくす方法はないのか、郵送物にも配慮してくれる業者がどこなのかといった点を確認していきましょう。
郵送物でばれないようにするには
郵送物からローンの利用が知られないようにするにはできるだけ郵送物を送らない方法を選ぶことが重要でしょう。
○申し込みや契約する時の郵送物
例えば、モビットの場合、郵送によらない契約手続きを取ることもできます。申込書などの契約書類はWEBサイトからダウンロードしローンカードを契約機で受け取るようにすれば契約手続に関しての郵送物を受け取る必要がなくなります。
また、申し込みをローン契約機で行えば、契約書類やカードもその場で受け取ることができ郵送されることもなくなります。こうした方法は大手消費者金融だけでなく三菱東京UFJ銀行などの大手都市銀行でも対応しているところがあります。
郵送してもらう場合でもモビットは必要書類を「MCセンター」という名称を使って送付しているので、開封されなければモビットの利用を知られることはないでしょう。また、アコムなど他のローン業者でも同様の契約手続きをとっているので検討している業者に確認してみてはどうでしょうか。
○請求書や明細書などの郵送物
契約後に借入れや返済があった場合、領収書、請求書や利用明細書などが送付されることがあるので注意しておきたいすね。それらは郵送されることが前提になっていますが、業者によってはWEBサイトから明細書などをダウンロードできたり管理できたりするのでそうしたサービスを選べば利用上の書類の郵送をなくすことも可能です。
例えば、新生銀行レイクでは電話で依頼すれば毎月の請求書や利用明細書の郵送をストップさせることができます。レイクのWEBサイトではWEB明細書をダウンロードできるようになっているので、明細書を送付させることなくローンの利用管理の向上を図ることもできるわけです。
どうしても郵送される場合
以上のように契約書や利用明細書を郵送させない方法を取ることができるのですが、例外のケースがあるので注意が必要です。つまり、どうしてもローン業者が利用者に郵送しなければならい書類や時が存在するわけです。その代表例は利用者が返済を遅らせた時の通知といえるでしょう。
カードローンの支払いが遅れるとその業者や保証会社から返済遅延の通知や督促のはがきなどが送られることになります。こうした場合にはその事業者の名前で郵送されることもあるので、ローンの利用が家族などにばれる可能性が高まります。
契約の際はこうした返済遅延が起こった場合の郵送の仕方がどうなるのかもしっかり確認しておくべきでしょう。また、利用に際しては返済遅延を起こさない適切な返済管理をしていきたいものですね。
ばれないためのその他注意点
ここでは利用者の注意が及びにくい想定外のリスクを取り上げます。少し気を付けておけば家族や職場の人にローンの利用を知られることを防ぐことができるので頭の中に入れておいてほしいですね。(参考ページはこちら→内緒でお金を借りるのは難しくない?)
パソコンの利用上の注意
もしIDとパスワードを保存していた場合に家族の者がローンサイトの会員ページまでたどりついたなら、簡単に会員ページにログインされ利用していることが完全にばれてしまうでしょう。そうなればもはや言い訳が一切できなくなるので利用した痕跡を残さないことと、ログイン情報を保存しないように徹底管理することが求められますね。
また、契約関係書類やWEB明細書をパソコンで保存している場合その管理も重要なります。そうした書類を保存しているフォルダーは家族でも開けないようにしておかねばなりません。また、フォルダー名も「会社の資料」などとしてローン関係の書類であることを想像できないような名前を付けるのがよいですね。
そして、共有しているパソコンへのEメールをローン側から絶対に送信させないようにしておかねばなりません。そのためにはEメールの登録は自分の携帯電話やスマフォへ送ってもらうようにしておくべきでしょう。例えば、アイフルではパソコンと携帯電話のどちらかを登録すればよいことになっています。
業者からの電話連絡に注意
ローン業者と契約を結べば返済遅延を除き業者から電話連絡を受けるような用事はほとんどないのですが、注意しておきたいのが融資限度額の増額のお誘いです。利用者が優良なお客であるほど勧誘を受ける確率は高くなり、熱心な業者は携帯へのEメールだけでなく携帯電話への電話連絡も頻繁に行う傾向が見られます。
携帯電話への連絡でもあっても自宅や職場にいるときに電話をかけられると対応に困ることもあるでしょう。その場合は遠慮しないで電話を控えるように要求しなければなりません。曖昧な対応を取っていると増額申請するまで電話をかけられることになりかねないので申請の意志と、電話をかけないようすることをしっかり伝えなければなりません。
(⇒融資増額について)
返済での注意点
返済の際に銀行口座からの自動引落しを利用する方も多いですが、家族も利用する口座を使用すると一発でばれてしまいます。そのため、返済用の銀行口座を開設しておく必要がありますが、開設後もその口座を家族に知られないように通帳やカードをしっかり保管しなければなりません。
その通帳や金融機関からの利用明細書は家族の眼の届くところには保管できないので、他者では思いもつかないところへ隠しておきたいものですね。