近年では、ブラックでもカードローンが持てるようになっています。過去とは違い、ブラックでも借りられるというのは嘘ではないようになっていますし、危険な業者についてはより分けられているような状態にもなっているのです。
つまり、借りるのであればイマ!という時代が到来しているのですが、安易にカードローンというのはブラックになると組むのが億劫になるものです。
しかし、以下の様なカードローン業者の選別や、危険とされているヤミ金融を知っておくだけでも、その億劫については晴れる場合が多かったりします。安易に危険というだけでカードローンを使わないのも信用上でもったいないので、以下の様な取り組みについても徐々に行っていけるよう誠意努力するのも大事です。
信用出来ないブログやサイト
主にブラックでも借りられるカードローンというのは、ブログやサイトで発見されるはずです。実際に多くの情報がまとめられている場所というのは、専門的な雑誌よりもブログやサイトで多いとなっているので、現代では必然的にこれら2つを頼りにされている人が多いのです。
これらの業者については、体験談が掲載されていても使わないようにしましょう。
というのも、この類のサイトについてはヤミ金融などの水先案内人となっているからです。場合によっては、ヤミ金融そのものがブログやサイトで勧誘をしているケースまであります。ヤミと言われているので潜んでいるイメージがありますが、大々的にPRしている例は非常に多いのです。
基本的に大金は借りられないと知る
ブラックでも借りられるカードローンそのものは存在しますが、大金を貸してくれるような金融業者は存在しません。
そもそも、一般的なカードローンの平均借入額をご存知でしょうか?実は男性サラリーマンで50万円ほど、女性OLでは30万円とされているのです。あまりにも借りられないイメージがありますが、今では総量規制がかかっているので、このような借入額であっても不思議ではありません。
総量規制とは、年収の3分の1までで借入が規制されている法律です。過去においてはカードローン業者が貸出過多となっている時期がありましたので、このような規制であり法律が施行されるようになったのです。
総量規制対象外カードローンというものを見かけることもありますが、こちらはノンバンク系以外の金融業者であれば総量規制がかからないようになっているだけです。つまり、一般的なカードローンのほとんどは総量規制がかかっていると思っておいたほうがよいのです。
なので、ヤミ金融などのキャッチコピーで使われているような「100万円以上でも借入の対応が可能です!」というものは、ほとんどが勧誘目的で使われているだけの空虚なキャッチコピーとなるわけです。
安易に信用して、ヤミ金融でカードローン申請をしないように注意しましょう。
ブラックの銀行カードローン
まず重要なことなので先に回答をしておきますが、「ブラックでもカードローンは銀行で可能なの?」という質問については「ブラックでは申請そのものができない」と回答しておきます。
また、どうしてブラックになると途端にカードローン契約が出来なくなるのか?というと、それは個人信用情報機関に登録されるようになっているからです。ブラックになってしまった場合には、どのような経緯でブラックになったのかが記録されてしまうのです。
今では情報機関を使わずにカードローン審査している金融業者はほとんど存在しません。ヤミ金融であっても登録を行ってきた相手を知るために加盟しています。
なので、そのような個人信用情報機関を使っていても、審査においては独自の審査方法をもっている金融業者を通じてカードローン申請をするのが一番とされています。また、銀行カードローン申請をするとどうなるのか?というと、1時間もしない間で結果が返され、審査そのものが拒否される形で審査落ちになってしまうだけです。
ブラックが使える業者を選ぶ方法
業者のほとんどでブラックはカードローン申請が出来なくなっています。ですが、下記のようなブラックについても対応している金融業者であれば、安全性が保たれている状態でカードローン申請することも可能となっています。
- 大手以外のサラリーマン金融
- 地域限定の街金業者
- 個人経営の金融業者
- クレジットカード全般
- 担保・保証人ありで契約可能なサラリーマン金融
意外と多く存在していると思うかも知れませんが、これらについては1つの県で20程度しか存在していない場合が多いです。なので、慎重に選択をして業者選びする必要もあります。
もし、50万円以上で借入を希望されているのであれば、担保・保証人ありで借りられるところを探すとよいです。キャッシングなどでローンが組めるようになっている場合では、特に担保のみで貸してくれるところも多いとなっています。
また、クレジットカード全般にはキャッシング枠がありますが、10万円や20万円といった金額であれば審査については緩かったりもします。銀行やサラリーマン金融でなければ、お金というのは借りられないわけではありません。
最後に個人経営の金融業者についてですが、ヤミ金融ではありませんので注意してください。個人経営というのは、あまり今では耳にしなくなっただけで、駅前やビルのテナントで店舗を構えている金融業者です。
「○○ファイナンス」などで会社名が登録されているので、そのような業者もカードローン対応していると理解しておくと、ブラックになった後についても借入のチャンスを失わないで済む場合があります。
ブラックは大きく分けると2種類
そのままですが、ブラックというのは軽度のブラックと重度のブラックの2種類に分けられるようになっています。前者であれば、場合によってはブラックであっても一般的なカードローン業者で契約が可能となっています。
具体的には、次のような条件によりブラックになった場合が軽度のブラックです。
- 遅延損害金が発生する形でブラックリスト入りしてしまっている
- 支払が難しくなった後に業者と相談し別のローンを組み完済している
- 弁護士に仲介になってもらい、同じカードローン業者で新しいプランの組み直しをして返済中
- カードローン、信販系のローンのローン契約後、片方の業者のみで返済上の迷惑をかけている
- 記入漏れなどでカードローン契約が進まず、何度か審査落ちしている状態
どのような条件を満たしていても、状況についてはカードローン業者に迷惑をかけているレベルというだけです。これだけであれば、カードローン業者も迷惑を被った程度で軽度のブラック扱いしかしてこないようになっています。
重度のブラックとは、軽度のブラックとは違って完済をしていないだけでなく、業者側に多大な迷惑をかけているという条件を達成している場合に該当となります。このようなケースでは、信用情報の上では他社でも借入ができないブラックとして扱われるようになっています。
主に多重債務者、破産者となった場合にこの扱いを受けるようになっています。
クレジットカードの扱いは別
インターネットのブラックに関する質問で多いものに、「ブラックリスト入りしてしまったようですが、クレジットカードだけは契約出来ました。カードローン申請は審査もしてもらえないのではなかったのでしょうか?」というものがあります。
確かに、ブラックリスト入りしてしまっている場合、カードローンの内容によっては一生涯でカードローン申請そのものができないはずです。ですが、これはクレジットカード業者の怠慢ではなく独自の審査システムが存在するので可能となっています。
まず、カードローンとクレジットカードの違いですが、クレジットカードはカードローンのように年収や過去の借金歴などで審査を行っていません。クレジットカード業者は、返済が可能であるかどうかに重点を絞って審査されているのです。
つまり、最近になって借金されておらず返済を滞りなく行われているのが確認できるようであれば、クレジットカード審査については通るようになっているのです。
カードローン業者は、ブラックリスト入りしてから3~10年ほどの期間を設けて、ブラックの状態から解除するかどうかを検討しています。この解除部分を担当しているのが個人信用情報機関となっています。
つまり、年数経過でカードローンは申請ができるようになり、クレジットカードは返済能力で審査を通すかどうかを検討するとなっているのです。ただ、クレジットカード業者に過去に迷惑をかけて返済上で遅延が目立っている場合には、後になって新規でローン契約を結ぶのは難しいとなっています。
クレヒスを作り借りやすくする
ブラックで悩んでいる場合には、クレジットヒストリー(クレヒス)を作ってみるというのも1つの手段です。クレヒスとは、ローンにおける信用情報のようなものとなっているので、ローンであればクレジットヒストリーが高まっていくようになっています。
また、ローンと言うのはカードローン・キャッシングローン・クレジットカードの3種だけではありません。他にも、生活ローンや住宅ローン、不動産ローンや学生ローンなども対象となっています。
もし、審査そのものが通りづらく、これらのクレヒスについても作れない状態となっているのであれば、親などの血縁者に頼み込む形で保証人になってもらいましょう。また、金額については特に細かく悩む必要はありません。
過去に10万円程度のクレジットカードでクレヒスを作成された女性であっても、1年後には20万円のカードローン契約が出来た例まであるからです。50万円で利用されているとクレヒスが極端に溜まりやすいという意味でもありませんので、この金額面については注意しておくようにしてください。
ブラックでも信用されるケース
ブラックでもカードローン申請で信用されるケースは存在します。具体的には、下記のような2つの信用されるケースがあるので、安易にすぐに契約に行くというのは良くありません。
行ってみるとわかりますが、クレジットカード業者の方で再審査をしてくれるようになったりします。すると、クレジットカード利用限度額の引き上げになったりしますので、下手にカードローン契約をしないで良くなったりするのです。
信用も上がるので一石二鳥の方法であったりもします。
具体的に、無職でいるよりも派遣会社に登録されている状態のほうが、カードローン申請などはブラックでも楽に通過できたりします。
(⇒無職での融資審査は不可能?)
なぜこのようになっているのか不思議かも知れませんが、カードローン申請の際に記入された連絡先には連絡が入るようになっているからです。無職の場合は自宅や携帯電話に連絡が入るのですが、この場合は属性評価というもので低い評価を付けられるようになっています。
派遣登録が済んでいると、派遣会社で在籍確認についても行われるようになりますので、無職でブラックという場合に信用を得る手段として、今ではポピュラーになってきている手段であったりします。
エリア別のオススメ業者一覧
実際にブラックでもカードローン申請したいという場合には、以下の様な業者で申請をされるとよいです。総当りで申請をされていても、これといってメリットがありませんし、数百以上存在するカードローン業者全てで申請をするのは物理的にも厳しいです。
以下の業者一覧はエリア別となってもいますし、今では有名なブラックでも借りられるカードローン業者として知られているので、クチコミなどでも安全性を簡単にチェックできる良い部分が存在します。エリアは、北海道から九州にかけてでまとまっています。
北海道・東北エリア
該当となるエリアは、北海道(札幌市)・青森県・岩手県(仙台市)・宮城県・秋田県・山形県・福島県。
- キャネット北海道・札幌
- ビアイジ
関東エリア
該当となるエリアは、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県(さいたま市)・千葉県(千葉市)・東京都
- エイワ
- ANY(エニー)
- 関東信販
- 東日本信販
- フタバ
- SGファイナンス
- ビーンズ
中部エリア
該当となるエリアは、新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県(静岡市・浜松市)・愛知県(名古屋市)
- アロー
- ライオンズリース
- ユニーファイナンス
近畿エリア
該当となるエリアは、三重県・滋賀県・京都府(京都市)・大阪府 (大阪市・堺市)・兵庫県(神戸市)・奈良県(奈良市)・和歌山県
- アルコシステム
- ハローハッピー
- AZ(エイゼット)
- フクホー
- キャネット京都(※本店)
- ユニズム
- ケンファイナンス
- ニチデン
- スペース
中国・四国エリア
該当となるエリアは、鳥取県・島根県・岡山県(岡山市)・広島県(広島市)・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県
- マスカットクレジット
- もみじファイナンス
九州・沖縄エリア
該当となるエリアは、福岡県(福岡市・北九州市)・佐賀県・長崎県・熊本県(熊本市)・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
- アスカ
- エクセル
- キャネット(九州・鹿児島)
- スカイオフィス
- ショーエイ
信用できる業者の見分け方
カードローン契約のみが目的なのであれば、上記の業者で該当するものを選択するだけで結構ですが、安全性の高い業者選びの方法について更に学びたいという方は、以下のような要点についても抑えながらで業者選びをされるといいです。(参考ページはこちら→数多い金融業者から選ぶには)
- 金利について伏せられている業者については利用をしないようにする
- 営業届けの(営)がない業者については信用をしないようにする
- 連絡した覚えがない業者から、メールや電話が来た場合には対応しないようにする
- 業者の住所を地図上で確認すると、アパートやマンションであった場合は利用しないようにする
- 090-****-****のような携帯番号のみしか電話番号が存在しない業者は信用をしない
上記のチェック項目についてですが、ヤミ金融を見分ける方法などでよく紹介されています。
基本的にヤミ金融は違法金利で運営されていて、出来るだけ安価に済むような住所で活動されている場合が多いです。主に「○○金融」や「○○ファイナンス」と言う名称で聞きなれない業者については、ヤミ金融と疑っておくと間違いなく済む場合が多いので、忘れずに覚えておくといいでしょう。