キャッシングを利用する前にキャッシングに関する十分な知識を身に着けることはとても大切です。キャッシングのメリット、デメリットは必ずチェックしておきましょう。
キャッシングのデメリットをきちんと把握しよう！
一昔前はキャッシングという名称ではなく消費者金融と呼ばれダークなイメージがありました。しかし、最近ではキャッシング会社の多くは大手都市銀行と提携するなどしてクリーンで健全なイメージを打ち出してきました。大手銀行も個人融資事業に力を入れるようになり、老舗のキャッシング会社が保証業務を担うようになりました。
現在ではキャッシングはとても便利で安全になり、利用者層も広がっています。しかし、いくら安全になったからといって十分な知識もないままキャッシングを利用するのは危険です。後になってこんなはずじゃなかったということになりかねません。キャッシングの利用を検討している人はまずキャッシングについての知識を身につけましょう。
キャッシングのデメリットは？
キャッシングに関する事柄で一番重要なのはキャッシングを利用することによってどのようなデメリットがあるのかということです。キャッシングとは言い方を変えれば借金なのですからデメリットは必ずあります。しかし、きちんとデメリットについて理解し、上手に利用すればキャッシングはとても便利です。
デメリット１：金利が高い
お金を借りる場合、借入先は大きく分けて二つあります。銀行とキャッシング会社です。この二つの借入先の違いは銀行は金利が低いですが、審査が厳しく、キャッシング会社は金利は高いですが審査が緩いということです。銀行の平均なカードローン金利が１４％から１５％であるのに対し、キャッシングは１７．８％から１８％となります。数字だけ見るとわずかな差ですが、借入金額が増えたり、借入期間が長引く場合には金利による負担は大きくなります。銀行の方が金利が低いのでできれば銀行で借入をしたいところですが銀行は審査が厳しいので多重債務者や信用情報に問題がある人は審査に通るのが困難です。そのためより多くの人がキャッシングを選んでいるのです。
キャッシングを利用した場合、必ず借入額プラス利息分を支払わなければなりません。金利と言われてもピンと来ないかもしれませんがたとえば１０万円を金利１８％で３０日間借入した場合の利息は１４７０円になります。１４７０円と聞くと高額だとは感じませんが借入額が大きい場合、借入期間が長い場合には知らないうちに利息も増えています。多重債務に陥る人の多くは毎月返済していても元金は全く減っていないという状況が多いのです。
デメリット２：簡単に借入できてしまう
簡単に借入できるのがなぜデメリットなの？と思う人にもいるかもしれませんが、それが落とし穴なのです。キャッシングが銀行のローンに比べて利用者が多いのは審査に通りやすいからです。銀行の審査はパスできなかった人でもキャッシングの審査には通ることがあります。審査が緩く、また審査が早いので即日融資、翌日融資も一般的です。最近では収入証明も必要ありませんので思い立ったらすぐに融資を受けることができてしまうのです。一見メリットのように思われますが、簡単に借入できるがゆえに借り過ぎてしまうことが多いのです。
審査が緩いと言われているキャッシングですが審査内容とはどのようなものなのでしょうか。
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 過去の借入
以上の４点が重点的に審査されます。
現在は総量規制によって借入は年収の1/3までと決められているので年収によって限度額がほぼ決定します。勤務先に関しては安定した収入があればアルバイトやパートでも問題ありません。ただし、本当に申告した勤務先に在籍しているか在籍確認よってチェックされます。勤続年数は長い方が勤勉と判断されて有利ですがそこまで気にする必要はないでしょう。
デメリット４：家族や会社にバレてしまう危険性がある
キャッシングはすっかり一般的になりましたが、キャッシングをよく思わない人も大勢います。銀行のローンはよくてもキャッシングの借金はだめと考える人がいるのです。とくに家族がキャッシングを利用するのを嫌がる場合が多くあります。キャッシングを利用する目的にもよりますが、たとえば夫が飲み代を補てんするためにキャッシングを使うなど妻にとってはとんでもない話ですよね。通常、キャッシング会社は利用が第３者にバレないように配慮してくれますが何がきっかけでバレるかわかりません。
以下がキャッシングがばれたケースです。
- 自宅に郵送物が届いた
- 自宅に電話がかかってきた
- キャッシングカードが服のポケットから見つかった
しかし、これらは回避することも可能です。自宅の電話番号ではなく、個人の携帯電話を登録しておけばそちらに連絡がいきます。またきちんと毎月返済をしていればそうそう電話がかかってくることはありません。自宅への郵送物を避けるためにはウェブ明細を申し込むことが可能です。この場合でもトラブルを起こさなければ自宅に通知などが届くことはありません。
会社へ知られてしまうケースですが、多くの人が心配しているのが在籍確認です。在籍確認は通常は避けて通れないものですが一定の条件を満たせばＷＥＢ完結などを利用することができます。ＷＥＢ完結は申込から借入までネットで行うことができます。
デメリット４：リボ払い返済の落とし穴
リボ払いの仕組みというのをきちんと理解していないと損をすることがあります。キャッシングでは自分の都合に合わせて返済方法を選ぶことができますが、よくすすめられるのがリボ払いです。リボ払いとは借入額に関係なく毎月一定の返済額以上は払う必要がありません。ミニマムペイが５０００円であれば毎月それ以上返済しなくていいのです。
毎月の返済額が決まっているためお金の管理がしやすいという利点があるのですが借入額が増えると返済期間が長引き利息による負担も大きくなります。リボ払いは返済総額がわかりにくく、毎月返済していても元金が一向に減らないという状況に陥ります。キャッシングを利用する際は事前にきちんと返済計画を立て、完済に向けて計画通りに返済していくことをおすすめします。そのために返済シュミレーションというツールがありますので活用してください。
もちろんメリットもあります
ここまでデメリットばかりを書いてきましたが、もちろんキャッシングを利用するメリットも多くあります。
- 審査がゆるく、急にお金が必要になった場合でも即日融資を受けることができる
- 無利息ローンなど様々なサービスがある
- 申込から借入までネットで自宅にいながら行うことができる
- 自分に合った返済方法を選ぶことができる
上手に利用すればキャッシングは怖いものどころかとても便利なものです。自分に合ったキャッシング会社をみつけ、早めの完済を目指しましょう。
