カードローンキャッシングにはリスクがつきものだと思いますか。もちろん使い方次第でメリットにもデメリット にもなるカードローンです。カードローンを安全に使うためにはどのように使用するのが良いのでしょうか。
カードローンを安全に使う為に
まずカードローンにはどのようなリスクがあるのでしょうか。現在のカードローンはカード1枚で全国のATMからいつでも気軽に現金が引き出せます。まるで自分の預金を引き出すかのように。ひとつ間違えるとこの便利さが実はリスクの元となってしまうのです。
ひと頃のカードローンは高金利の上に限度額についても返済出来ないほどに融資額を増額してくれる。限度額一杯に借入し返済に困ると別の消費者金融で借入する。それを繰り返して結局は返済不能となり自らの破綻を招く。
そういった多重債務者が多く、特に消費者金融では回収不能になる顧客が増え、その損失を補う為に消費者金融の金利は刑事罰になる出資法の上限金利ぎりぎりまでに引き上げざるを得なくなる。こういった悪循環の流れがあったのです。
それではカードローンによって起こりうるかもしれないリスクについてもう少し詳しくお話しして行きましょう。
慣れると言う危険性
カードローンは上手に使うと便利で助かるものですよね。それなのにいつの間にかこのカードが生活を脅かす悲劇の元になってしまうのは、どういう事が原因なのでしょうか。そしてそれを回避する為には どうすれば良いのでしょうか。
カードローンで陥りがちな事とは。
- ま、いいか!また借りちゃえば
- 返済期日少しくらい遅れても構わない?
- 返済金額は少ない方が楽
今月もお金たくさん使い過ぎちゃった。でもまあいいか!カードローンがあるじゃないの。これがカードローンで陥る一番の問題なのです。借金体質になる事…カードキャッシングはATMで簡単に現金を引き出せます。あたかも自分の預金を引き出すかのようです。
借りたものは返す。それはあたりまえの事ですね。決められた返済期日に遅れてしまった。少しくらいいいよね。これが習慣化してしまい、返済期日には遅れるのがあたりまえ、気がつくと何か月か遅れてしまっていた。そんな事が自分の信用を著しく失墜してしまう原因になります。(参考ページはこちら→融資において信頼が無くなるとどうなる?)
信用はコツコツと積み上げていくものです。これくらい…が大きな落とし穴になる可能性もあるのです。返済期日に遅れる事なく、出来れば何日か早く返済するとそれだけ利息も変わってきます。きちんと返済する事は自分自身の信用実績となりますよ。返済期日は守るようにしましょう。
返済金額は定額で少な目に設定されています。確かに少ない金額での返済は月々家計には優しいですね。ただ、コツコツと少ない金額を返し続けてもなかなか完済できない事も事実です。余裕のある月は少し多めに返済するようにしましょう。早めに完済する事で信用度も増してきます。
上手にカードローンを使う為には出来るだけ早く完済して、少しでも金利を抑えると言う事も大切になります。これはリスクと言うよりも、カードの使い方として考えて頂きたい事ですが、カードローンを利用する上で大切な事ですね。
このように挙げてみると、カードローンが抱えるリスクとは、便利であるが故に借り過ぎてしまうと言う事、借りると言う事に慣れ過ぎて、借りる事に抵抗を感じなくなる事。もちろん借入自体が悪い事ではなく、必要な時に必要な金額を借入れして、期日にはきちんと返済する。無理なく計画的に利用する事が必要なのです。
使いかた次第でリスクは防げる
カードローンに潜むリスクは、自分自身で阻止 する事が出来ます。その為に必要な計画的な借入れとはどういった事を言うのでしょうか。
- 年収に対しての借入額を見極める
- 月々の返済額に加えて余裕のある月は追加返済する。一括返済も考える
- 返済期日よりも前に返済する
消費者金融では貸金業法改正により総量規制が施行されました。総量規制とは年収の3分の1以上の貸付をしてはいけないと言う法律です。この規制の為に施行前には年収に関係なく複数社での借入も可能でした。その為多重債務者も多く、生活破綻する人も多数出ました。
この総量規制施行によって、むやみに借入を行う人は減りましたが、それでも毎月の返済額が収入に対して多く、ついつい借入を重ねてしまうと言う人がいるのも事実です。また返済が多くなくても、気軽さゆえについ借り過ぎて限度額一杯使ってしまい、別の消費者金融へ多重で申込んだと言う人もいるのです。
年収が400万円だとすると、3分の1と言う事は130万円以内と言う事になります。その130万円をすべて借入して、もう借入する事が出来なくなり、返済も滞りがちになった。どうしようも無くなってヤミ金融から借入してしまったなどと言う事にもなりかねません。
たとえば130万円を借入れたとしたら、月々の定額返済額を返済シミュレーションで計算し、出来るだけ早期に完済できるよう、余裕のある月は多めに返済する気持ちが大切です。金額が多くなければ一括返済も考えると良いと思います。一括返済なら借りた日数の金利のみで良いのですから。
返済日が毎月月末なら、それより前…25日に返済すれば金利は4日分ほど安くなります。小さな事ですが、このような細かい事の積み重ねが信用の積み重ねとなるのです。
カードローンの得な利用法
リスクを回避するにはしっかりとした利用計画が必要だと言う事はお分かり頂けたでしょうか。それでは借入計画する上で、よりお得な利用法についてお話ししましょう。カードローンはATMでいつでも必要な金額が引き出せ、融資限度額内なら何度でも借入出来ます。
そして返済もATMでいつでも返済可能です。もちろん借り過ぎには注意が必要ですし、返済期日は毎月何日と決まっています。ただ、追加の返済や一括返済も可能なので、そういった返済方法を利用してお得に借入する方法もあるのです。
土曜日の夜に友人との食事会に出席しなくては行けなくなりました。預金を引き出さなくてはいけません。銀行ATMで引き出ししても手数料がかかります。自分のお金を引き出して手数料がかかるなんて、何となく釈然としないですよね。
そこでカードローンで2万円借入する事にしました。カードローン会社にもよりますが、ATMの手数料のかからない会社の場合、月曜日に一括返済すれば、金利は2日分だけになります。2万円×18%÷365日×2日=19円
18%の実質年率として利息は19円となります。銀行のカードローンなど実質年率が低ければもちろん利息はもっと少なくなります。一括返済時、振込みにすると手数料がかかりますが、営業店へ直接返済する場合は手数料はかかりません。
また、ボーナスまで1ヵ月あるけれど、行きたかった所への30%オフのお得な旅行ツアーがこの時期だけの限定であったとしたら、通常だと20万円の旅行が14万円で6万円のお得です。ボーナスまでの1ヵ月間だけ14万円借り入れるとしましょう。
14万円×18%÷365日×30日=2071円、1ヵ月後に支払う利息は2071円となり、どちらがお得かは一目瞭然ですね。カードローンはこのように日数分だけの利息で一括返済が出来るのです。これを利用しない手はありません。
ゆとりある生活を楽しんで送る
カードローンのリスクはしっかりと回避しなくてはいけませんが、タイムリー に生活を楽しむ、より豊かな生活を送る為にカードローンをもっと有効的に利用できると良いですね。そしていざ必要になった時にカードローンがあると言う安心感を感じて欲しいのです。
貸金業法改正にともない、消費者金融のカードローンに対する感じ方は変ってきました。それまでグレーゾーン金利と言われていた利息制限法の上限と出資法の上限金利の差額の部分ですが、改正に伴い上限が統一され、実質上金利引き下げとなりました。
銀行のカードローンの金利に比べると若干高めの設定ですが、ひと頃の高利と比べかなり低い金利となっています。加えて総量規制施行でむやみな貸付を行わないと定められた為、顧客は年収に合せて無理のない借入計画が立てられるようになりました。
【参考ページ】
融資を受けるならしっかりとメリットとデメリットを知ろう