ブラックの人が消費者金融を利用するためには一定期間が必要！

消費者金融を利用する時、ブラックの人は審査に通ることが出来ません。しかし、ある一定の期間が経過すれば再び消費者金融を利用することが出来るかもしれないんですね。ではどのくらいの期間が必要になるのか、どうすれば再びカードローンを利用することが出来るのか知りたいですよね。
（⇒ブラックリストの期間を知る）

ブラックでも再び消費者金融を利用するためには何が必要なのかということを、ポイントを絞って紹介します。今ブラックになってしまってこれから先どうしようと悩んでいる人も参考にしてみてください。

ブラックの登録期間とは

そもそも、ブラックな状態というのがどのようなことを指しているのでしょうか。ブラックと聞けばブラックリストに名前が載っている状態だとイメージするかもしれませんが、ブラックリストというリストは存在していません。ブラックとは、個人信用情報に事故情報が登録された状態のことを指しているんです。

事故情報とはどういう情報か、それは延滞、代位弁済、債務整理をしたという情報です。延滞は返済期日を守らず数か月返済しなかったことですし、代位弁済は返済できなくなってしまって保証会社が代わりに返済をした事実を指します。債務整理は任意整理や個人民事再生、自己破産をしたという事ですね。（参考ページはこちら→債権整理の内容について）

いずれにしても、しっかり完済できなかったという事実が事故情報として登録されることになるのですが、この情報は一度登録されたらずっと残るわけではありません。個人信用情報内の支払い状況、契約内容を示す情報については契約期間中だけでなく取引終了後も5年間保持されることになっています。ブラックであるという情報も5年間保持されるという事です。

5年間が経過してしまえば、個人信用情報を見てもブラックであった事実を知ることは出来ません。

個人信用情報の登録内容

個人信用情報にはあらゆる情報が登録されているんだろうという事は漠然と知っていても、実際はどのような情報が載っていて誰がその情報を見ることが出来るのか、知らないのではないんでしょうか。実は個人信用情報を取り扱っている機関は1つではありません。

貸金業者や銀行はどの個人信用情報機関に加盟するのかを自分で選ぶことができ、加盟した信用情報機関が持っている情報を閲覧することが出来るようになっているんです。個人新情報機関は現在3つあります。（参考ページはこちら→信用情報機関についての補足）

• ＣＩＣ
• 全国銀行個人信用情報センター
• ＪＩＣＣ(日本信用情報機関)

それぞれの個人信用情報機関に登録されている内容は以下の3項目です。

• 申し込み情報
• クレジット情報
• 利用記録

それぞれの項目で氏名や生年月日、連絡先などの個人基本情報が登録されています。あとは申し込みをした商品名、契約の予定額、契約内容や支払状況、利用実績など細かい情報も登録されているんですね。個人信用情報を見ることで、現在の債務状況、過去の債務状況だけではなく、勤務先や運転免許証番号などの公的資料番号も分かるようになっています。

個人信用情報を見ると、このように個人のプライバシーな情報を色々知ることが出来るんです。この情報を元に、お金を貸しても良いのかどうかという判断をするのです。ブラックであるという事は、個人信用情報のクレジット情報内に「異動」という記載があるかないかで判断することが可能です。

また、個人信用情報機関はそれぞれ加盟している業界に特徴があります。

それぞれの個人信用情報機関が情報を持っているわけですが、債務整理をした、延滞をした等の事故情報は共有されることになっています。つまり、ブラックになってしまった情報はどの信用情報機関からでもチェックできるという事になっているんですよ。

消費者金融を利用するためには

消費者金融を利用するために必要な条件というものがあります。それが定収と信用です。安定した収入が無ければ返済出来ませんし、信用できない人にお金を貸すことは出来ません。ブラックだと審査でどこに影響してくるのか、それは信用できるかどうかという点なんですね。

ブラックが信用できないのはどうしてか、それは、ブラックという状態が過去に延滞をした、代位弁済をした、債務整理をしたという経験があるからですね。そういう過去があるというのが事実である以上、次に借金をしてしっかり完済できるかどうかは怪しい、不安であると思われても仕方がない事ですよね。ですから、ブラックの人は消費者金融を利用するのが難しいんです。

ですが、ブラックの登録期間である5年間が経過してブラックという情報が削除されてしまえば、再び消費者金融を利用出来る可能性が出てきます。ブラックじゃなくなった状態に加えてあとは何があれば審査に通るのか、それも定収と信用です。

せっかくブラックじゃなくなっても定収が無く不安定な収入しか得ることが出来ていない、クレジットカードの支払い遅れがある、既にほかにも借金があり返済に追われている状況であれば、審査に通るのは難しいかもしれません。あくまでも信用が無ければブラックじゃなくなったとしても消費者金融を利用することは出来ないという事には変わりないのです。

このことを十分認識しておきましょう。

ブラックＯＫの消費者金融とは

消費者金融の中にはブラックでもお金を貸してくれる、審査に通ることが出来るところがあります。ブラックＯＫの消費者金融はとても魅力的に思えるかもしれませんが、利用する前に注意しなければいけないこともあるんです。

ブラックＯＫの消費者金融がブラックの人に対してお金を貸して利益を上げることが出来ている理由は、ちゃんと返済してくれる人からしっかりと金利分の利益を上げることが出来ているためです。返済してくれない人もいるかもしれない以上、ちゃんと返してくれる所から利益を確保しようというのも当然ですよね。

リスクを少しでも低くするため、利益を確実にあげる為に金利を法定上限ギリギリに設定している事も多く、保証金が必要になる事もあります。ブラックＯＫで低金利、何のリスクもないなんていう美味しい話は無いんですよ。ですから、ブラックＯＫという言葉に安易に飛びついてはいけないという事です。

そして、ブラックＯＫをウリにしているような消費者金融の中にはヤミ金もあります。ヤミ金は法定金利をさらに超えた法外な金利でお金を貸しつけ、違法な方法で取り立てを行います。利用者以外の人に取り立てを行う事は法律で禁止されていますが、そういう法律を守らないのがヤミ金です。早朝や深夜の取り立て、勤務先への取り立ても禁止されていますがそれも行うでしょう。

ブラックでお金を借りることができなんておかしい、そんな消費者金融は全部怪しい、そこまで極端に考える必要はありません。ブラックの人相手でも消費者金融側が信用できる、お金を貸しても良いという判断をすれば貸すことは違法ではありません。消費者金融の判断に任されていますからね。

ただし、ブラックでお金を借りるという事は慎重に考えなければいけない、その事はしっかりと認識しておきましょう。

再びブラックになる可能性はある

ブラックというのは一度なったらもう次は無いというものではありません。ブラックの登録機関が過ぎて再び消費者金融を利用することが出来たとしても、また延滞をした、債務整理をしたなど事故情報を起こしてしまえば何度でもブラックになることはあるんです。

ブラックの情報は5年間で削除されるとはいえ、それは信用情報機関内の情報に過ぎません。利用をした消費者金融ではブラックになった、問題を起こした人の情報は5年じゃ削除されないことも多いでしょう。一度問題を起こしてしまった消費者金融は再び利用することは出来ないと考えておきましょう。

ブラックになる事を繰り返してしまえば、どんどん利用出来る可能性がある消費者金融が少なくなってしまいますよね。借金をしてもちゃんと返済するし自分はブラックとは無関係だと思っている人も多いでしょう。しかし、延滞をしていなくても複数の消費者金融を一度に、もしくは短期間で申し込みをした場合も申し込みブラックになる可能性があるんです。

携帯電話料金の支払いが遅れてしまった、クレジットカードの支払いを少し滞納してしまった、その理由でもブラックになってしまう可能性があるんですよ。借金だけではなく、その他期日がある様な支払についてもしっかりと行っておくよう心掛けておきましょう。

【参考ページ】
ブラックリストのうちは無理に借りようとしないのも大切です