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バイトしたてで金欠、でもカードローンを利用したい際の対処法

わたしたちの生活に非常に身近になっていると言えるカードローン。正社員として働いている人、いわゆる正規雇用の方でないと利用できないイメージが強いものでしたが、最近では契約社員の方をはじめアルバイトやパートなどの非正規雇用の方でも手軽にカードローンを利用できるようになっています。

しかし誰でもカードローンを利用できるわけではなく、もちろん審査に可決しなければ利用することは出来ません。カードローンの申し込み条件が「安定した収入が継続的にある方」と記載されているところが殆どですからね。逆に言えばアルバイトやパートでも、安定して収入があれば利用することが出来るわけです。
(⇒カードローンを使う為の最低条件

ここで、ひとつの例を出してみましょう。

お金がなくてアルバイトをつい1週間前に始めたAさんがいます。しかしアルバイト代が入るのは月末ですので、それまでの生活が厳しいものに…。思い切ってカードローンを利用したいと思っていますが、Aさんの場合カードローンの利用は出来るのでしょうか?

Aさんがお金を借りられるようになるポイントととして大きいものは「勤続年数」です。勤続年数は審査にとって重要なのか、勤続年数がどう審査に影響を与えるのかを含めて、Aさんのような方がお金を借りるための対処法をご紹介します。

勤続年数が短いと借りにくい

いきなりAさんにとって厳しい状況から始まってしまいましたが…。そうなんです、カードローンでは勤続年数が審査において重要視される場合が多いんです…。年齢、職種、勤続年数、年収などなど様々な審査における項目がありますが、中でも勤続年数は非常に重視され、審査に大きく影響があります。

なぜ勤続年数がそれだけ重要視されるかというと、「安定した収入」に繋がるからなんです。日本は今でこそ変わってきたものの、基本は終身雇用が当たり前といった国です。勤続年数が長ければお給料もそれに準じて伸びていったこともあり、基本は最初に入った会社にずっと定年までいるという形が今でもいいと言われることも多いですよね。

それに、勤続年数が長ければそれだけ辞める確率も減りますので、年収が変動しにくい…返済に影響が出にくいと判断されるんです。

年収より勤続年数の方が有利!?

意外や意外!?と思われるかもしれませんが、会社によっては年収よりも勤続年数の方が審査に有利になることがあります。年収が600万円だけど勤続年数が半年という人よりも、年収が300万円だけど勤続年数が5年の人が同じ会社に申し込んだ場合、後者の方が年収は半分ですが審査に通る確率は高いんです。

これは、勤続年数が半年の人はまだ1年経っていないため、本当にその年収600万円が入るのかどうか不透明な部分がありますよね。加えてきちんとそのままその会社にとどまるのかどうか、カードローン会社からすれば判断する材料がありません。

ですから、いくら年収が高くても「本当にこの年収なのか、そして返済できるのか」が判断しづらく、審査に可決したとしても利用限度額を低めに設定されることがあります。

カードローンの審査では「スコアリング」といって、各要素を点数化して審査のスピードをアップする方法が使われています。勤続年数が長いほうがその点数が大きくなり、短い人ほどその点数が少なく、マイナスになってしまうというわけですね。

審査は総合で行われるものですから勤続年数が短ければ必ず落ちてしまうわけではありませんが、出来るだけ不利になる要素は避けたいですよね。

転職が多い人は審査で不利!

勤続年数が長い方が審査にとっては有利になることはわかりました。それでは逆の、転職が多い人はカードローンで不利になる可能性があるのでしょうか?答えは…「Yes」です。

なぜ転職が多い人は審査に不利になってしまうのか…。それは「勤続年数」にあります。先ほど説明しました通り、勤続年数が短ければ短いほどカードローンの審査にあたっては不利になってしまう可能性が高くなります。

同じ30歳の未婚の男性であっても、転職回数が2回の人と5回の人では印象が大きく違ってきます。前者の人はスキルアップのために転職した、もしくは職場が合わず転職したのかな?といった印象になりますが、5回転職を行っていると「仕事をコロコロ変える人」といった印象になりませんか?

転職回数が多いと勤続年数が短い時点で仕事をやめてしまう、もしくは変えてしまうため年収の変動も大きくなる場合があります。年収が変動するとお金を貸す側としては「送料規制」の問題もあるため、あまり大きい金額は貸し出せないことになってしまいます。

出来るだけお金をより多く、そして確実に借りたいのであれば最低1年間は継続して勤続してから申し込む方が確実でしょう。

★総量規制とは…★

総量規制とは、消費者金融系、及び信販会社系のカードローンでお金を借りる際に適用される仕組みで、年収の3分の1を超える金額を借りてはならない(カードローン会社は貸してはならない)ものです。

年収が変動すると総量規制の金額も変わってしまうため、総量規制ギリギリまで利用限度額を設定してしまうと転職の際に利用限度額が総量規制を超えた金額になる可能性もあります。罰則を受けるのはお金を貸す側であるカードローン会社ですので、違反をするわけにはいきません。

そのため、あまり利用限度額を高く設定しない条件で貸し出すケースが多くなります。

勤続年数の短い人が借りるには?

Aさんのような方にとっては「自分はカードローンでお金が借りられないのか?」とガッカリしてしまったかもしれません。ツライことですが、事実、勤続年数が短いとどうしても審査の上で不利になってしまう可能性は高いことは受け止めておかなければなりません。。

しかし、安心してください!Aさんのような勤続年数が短いアルバイトの方でもお金を借りる方法はきちんとあります。順番にご紹介していきましょう。

勤続年数を重視しない会社を探す

カードローン商品を扱う会社の中には勤続年数を重視しないところもあるんです。大手であればアコムやアイフルでなら勤続年数が短くてもカードローンが利用できた、審査に通ったという口コミが多く見られます。大手であってもお金を借りることが可能という情報はとっても嬉しいですよね。

ただ、銀行系のカードローンでは少しお金を借りるのは厳しいかもしれません。アコムやアイフルのような口コミで勤続年数が短くても大丈夫そうな大手の消費者金融系カードローンに申し込むか、もう少し規模が小さい中手と呼ばれる消費者金融で借りる方法も考えてみましょう。

もちろん必ずアコムやアイフルでお金を借りることが出来る…というわけではありませんのでご注意を。あくまで総合的に判断するものであり、勤続年数が短いことが不利にならなくても、他の面で何かマイナスになることがあれば審査に通過しないというのはままあることです。

学生なら学生ローンの利用もアリ

お金がなくてアルバイトを始めた…という方の中には学生さんもいらっしゃると思います。学生さん、特に一人暮らしをしているのならお金は予想よりかかりますよね。親から仕送りをもらってはいるものの、なかなか欲しいものが買えなかったり生活だけで手一杯…という状況になってしまうかもしれません。

そんな時に利用したいカードローンですが、学生さんの場合は「学生ローン」が利用できます。これはその名の通り学生さん向けのカードローン(キャッシング)で、学生証の写しを提出する必要がありますが学生さん向けだけあって審査は甘めで、アルバイトをしていれば基本的にお金を借り入れることが可能です。

注意点としては、金利が消費者金融系のカードローン(17%)くらいか、もう少し高い場合があることです。少額であれば多少高めの金利も気にはならないのですが、気軽に借りることが出来るメリットがある分仕方がないのかもしれません。

学生ローンは基本的に大きな大学であれば近くに店舗を構えていると思います。ホームページを持っている会社も多いので、一度調べてみてはいかがでしょうか。

クレジットカードでお金を借りる!

こちらの場合は厳密にはカードローンではありませんので、番外編のようなものです。しかし使い勝手はカードローンと似ていますので参考にはなるかと思います。

クレジットカードでお金を借りる?と頭にハテナがついた方もいるかもしれませんが、クレジットカードでもお金を借りることが出来るんです!

あまり知られていないことなのですが、クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」の2つの枠があります。ショッピング枠はいわゆるクレジットカードでお買い物をするときに利用する枠です。何かを購入した時に「カードで払います」といって使う枠ですね。

対してキャッシング枠はショッピングで使われることはありません。それでは何に使うのかというと、カードローンのようにATMなどに挿入して現金を引き出す際に使用する枠なんです。

もし、手元にキャッシング枠が設定されているクレジットカードを持っているなら、特に審査も必要なくすぐにキャッシングをすることが可能です!クレジットカードを持っている方は一度確認してみてはどうでしょう?

基本的に利用明細書、もしくはカード発行会社の会員サイトで自分のショッピング枠とキャッシング枠が確認できますよ。

★クレジットカードにキャッシング枠が設定されていない場合★

キャッシング枠が0円、もしくは未設定の場合はもちろんキャッシング枠を利用することは出来ません。申込時にキャッシング枠をつけなかった場合はこの状態になっていることが普通です。

その際は申し込みをすることでキャッシング枠をつけることが出来るようになりますが、カードローンの審査と同じようにキャッシング枠をつけるにあたっても審査があります。申し込んだらすぐにキャッシング枠がつくわけではありませんのでご注意を!

また、キャッシング枠がもともとついていないクレジットカードもあります。学生さん用のクレジットカードや家族カードの一部は最初からキャッシング枠が利用できない設定になっているものが多いです。

★キャッシング枠を利用する際の注意点★

キャッシング枠を利用する際、ショッピング枠の支払いのように翌月一括で返済する設定になっていることがあります。もしキャッシング枠で10万円借りていたら、翌月10万円を返済しなければいけなくなってしまうかも!カードローンのように自分で設定した金額で毎月継続的に返済することも出来ます(リボ払い扱い)ので、利用の前に返済方法がどうなっているかも確認しておきましょう!

クレジットカードを利用する以外は一度申し込んでみないとわからないので、一度申し込んでみるのが一番です。通ったらラッキー、通らなかったらもうちょっと時間を置いて勤続年数を稼げば審査に通る確率もぐっとアップします。1ヶ月より3ヶ月、3ヶ月より半年のほうが審査は有利になっていきますからね。

勤続年数をごまかすのはアリ?

勤続年数が短いとなかなか借りることが出来ないのはわかったけど、どうしてもお金を借りたい!対処法を試してみたけどどれもダメだった…。そんなこともあるでしょう。お金を借りるというのは「こうすれば確実に借りられる」という必勝法はなく、個人の環境に左右されてしまうものです。

ただ、もうここまできたら勤続年数をごまかしてでもお金を借りよう…なんて考える方もいるかもしれません。しかし、それは絶対にしてはいけないことです!

実は、カードローン会社は勤続年数を調べる方法は持っていません。在籍確認を行う際にも「○○さんは何年こちらの会社に在籍していますか?」と質問することもありません。電話に出た方がそもそも申し込んだ人の勤続年数まで把握していることはそう多くないでしょうしね。

ですので最悪勤続年数を2年などとごまかして申し込んでしまえばいい…とも言えます。が、これはやはり後々のトラブルの火種になってしまうことは否めません。今後収入証明書など必要になった際、公的な書類などから本来の勤続年数がバレてしまう可能性がありますし、そうでなくてもモラルの問題で「ウソをついてお金を借りてはいけない」ということになります。

仮に勤続年数をごまかしていたことがバレた場合は契約違反となりますので、貸したお金の一括返済はもちろん、今後の一切のお金の貸出しはなしになるでしょう。加えて、ウソをついていたのですから詐欺罪として立件されてしまう可能性もあります。

警察沙汰になるリスクを背負ってまでお金を借りたい人はいないでしょう。カードローン会社はこちらを信用してお金を貸してくれるのですから、こちらも信用を裏切らない、信用してもらえるような態度でいることが大切です。

勤続年数以外の重要なポイント

勤続年数も確かに審査の上で重要なポイントになることは多いのですが、もちろんそれだけが重要というわけではありません。カードローンの審査というのはそれぞれの会社によって重視している要素を総合的に判断したものですから、それ以外のポイントも抑えておくほうがより確実にカードローンの審査に通ることが出来ます。

重要なポイントのひとつとして挙げられるのはやはり年収ですね。いくら安定して収入があるとはいっても、その収入が少ないと借り入れ金額の上限が下がってしまいます。毎月3万円の収入があるとして、年間36万円。消費者金融系のカードローン会社であるアコムやプロミス、アイフルから借りる場合、利用限度額(借りることが出来る上限の額)は12万円です。

もちろん5万円くらい借りることができればそれでOK、というのであれば全く問題ありません。ご自身が借りたいと思う金額の3倍くらいは年収がないと厳しくなる、ここは覚えておきましょう。

次に重要なポイントなのは、「他社からの借り入れがあるかどうか」です。こちらはとてもとても重要なポイントになります。正直言いますと、勤続年数や年収よりも大事といってもいいくらい重要なポイントです。

既に他社からお金を借りている状態で、Aさんのようなアルバイトをし始めて間もない方がお金を借りるのは非常にリスクが高く、カードローンの審査には通らないといってもいいかもしれません。(参考ページはこちら→審査に通らなくなってしまう条件確認

安定して収入があり、勤続年数も問題ない人であっても複数社から既に借り入れがある場合警戒されることがあります。特に総量規制に近い金額を借り入れていないか、きちんと返済が出来ているかがポイントになります。

既にお金を借りて返済中の人はそれだけリスクを負っていることになりますので、カードローン会社からすると追加で貸すことできちんと回収できるかどうか見極めるのに慎重になるんですね。(参考ページはこちら→借りている最中で融資を受ける方法はある?

逆に、お金を借りたことがあり、かつ既に完済済みの場合は審査に有利になることもあります。クレジットヒストリーと言われるものなのですが、お金を借りた履歴のことです。一度もお金を借りたりクレジットカードを利用したことがない、履歴が真っ白な人よりもクレジットカードを定期的に使用して(もちろんきちんと支払いをしていることが前提です)いたり、カードローンを利用して完済している人のほうが審査には有利になるんです。

過去に借りて完済しているなら有利に、現在借りていて返済中なら不利になりやすい傾向だと覚えておきましょう。

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