クレジットカードを申込むのはどんな時でしょうか?カードローンの場合とは違って、キャッシングだけが目的ではない場合もあるでしょう。海外旅行へ行く時や、ポイントが貯まるチャンスを活かしたい時など、そのカードの機能によってその利用目的も色々です。
クレジットカードには様々な機能が盛りだくさんですから、もしもキャッシングが目的だったとしても、どうせならば便利でお得に使える方がいいですよね。
こちらでは三菱UFJ銀行のクレジットカードについて、キャッシングを中心にその利用方法を調べてみました。カード選びは焦らず時間をかけるのがコツです。どれがあなたにとってピッタリか、じっくり検討してみてください。
(⇒三菱UFJ銀行はもちろん融資にも対応済みです)
どんなカードがあるの?
三菱UFJ銀行のクレジットカード、三菱東京UFJ-VISAカードラインアップは、追加機能を加えるとざっと数えて10種類以上。これだけあると、どれがいいのかすぐに決めることは難しいですね。
とりあえずは主なもののキャッシング限度額と年利、年会費の一覧を作ってみましたのでご覧下さい。
カードの種類 | キャッシング限度額・年利 | 年会費 |
---|---|---|
ICクレジットカード | 50万円まで・14.5% | 無料 |
スーパーICカードTOP& PASMO | 50万円まで・14.5% | 無料 |
スーパーICカードSuica | 50万円まで・14.5% | 無料 |
ICクレジットカードゴールド | 100万円まで・9.0% | 10,800円 |
スーパーICカードゴールドKIPS | 100万円まで・9.0% | 10,800円 |
三菱東京UFJ-VISAは、基本は年会費無料のベーシックなものと、年会費のかかるゴールドの2種類です。それに様々な機能がつくと、上記のように多彩になってきます。主な機能とは、三菱UFJ銀行のキャッシュカード機能と、交通系の電子マネー機能などです。
年会費はムダ?
クレジットカードはカードローンと違って、ものによっては年会費がかかりますが、これをもったいないと感じる方も多いようです。確かにただ持っているだけでお金がかかるなんて、ちょっと不本意な気もしますよね。
海外旅行用にもう1枚カードを作っておこうという場合なら、年会費のかからないものでも十分かもしれません。またキャッシングを利用することを前提にカード入会する場合、キャッシングの金利以外でコストをかけたくないと思うのも当然です。
しかしクレジットカードは、ランクによってキャッシングの限度額も高くなりますし、様々な機能やサービスも付帯してきますから、これらとの兼ね合いも考慮しなくてはなりません。
上記の表をご覧頂ければ分かるように、年会費のかかるゴールドタイプは、かからないものに比べてキャッシング利用限度額は倍になり、それに伴って金利も低くなっています。キャッシングをお得に利用しようと思うのならば、むしろゴールドの方がいいということになるのです。
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《三菱東京UFJ-VISAカード”ゴールド”を選ぶメリット》
- キャッシング利用限度額が高い・年利が低い
- ショッピング利用可能枠が高い
- 海外旅行保険の補償額が高い
- 国内旅行傷害保険がつく
- ショッピングセイバー補償額が高い・補償期間が長い
- 空港ラウンジサービスが利用できる
問題は年会費なのですが、この年会費は、ある程度以上の利用があればその翌年分は無料になります。三菱東京UFJ-VISAカードの場合、上記のゴールドタイプのカードでも、年間100万円以上の利用があれば翌年から年会費は無料になるのです。
ショッピングや支払いの利用によってコストが0円になるのなら、キャッシングの限度額も高く、高度な付帯サービスを受けることもできるゴールドの方がずっとお得だということになりますよね。
ゴールド年会費を無料で!
しかし「カードを使う機会なんてないから、年間100万円なんて絶対ムリ!」と言う方もいるかもしれません。
確かにこれを全てショッピングモールのお買い物で使おうと思えばえらいことになりますが、月々の生活費のうち、できるものをカード払いに切り替えてしまうという手段もありますよ。
たったこれだけで、かなりのカード利用が見込めることになりますよ。また付帯機能を使えば、通勤やレジャー等で鉄道や高速道路を利用する度に、こちらも年間利用額へと随時加算されます。
ここでカード払いにできるものの例をあげておきましょう。毎月必ず支払いが発生するものばかりですし、しかもかなり金額の嵩むものも多いですよね。そのご家庭にもよりますが、毎月分のノルマ100万円÷12ヶ月=8万円ちょっとくらいならば、何とか捻り出せるのではないでしょうか。
電気料金 水道料金 ガス料金 NHK受信料
新聞代 携帯電話代 固定電話代 プロバイダー料金
家賃 保険料 定期代 病院の支払い
これに加えて、毎日の食料品の買い出しや大型のお買い物にも積極的にカードを使うようにすれば、年間100万円くらいならば余裕で何とかなりそうですよね。
カードはコンビニの少額の買物でも、以前と比べて気軽に利用できるようになってきました。その気になれば、カード利用できるシーンはまだまだ沢山ありますよ。それにカード利用は、年会費を稼ぐだけのものではありません。同時にポイントが貯まっていきます。
ポイントを貯め始めるとそれ自体が弾みになってきますから、このような毎日の工夫も楽しみにこそなっても、決して負担にはならないでしょう。
このように三菱東京UFJ-VISAのゴールドカードは、決して手の届かないものではないということが分かって頂けると思います。
「カードで支払いなんて」「ゴールドなんて」と思っている方も、この際ぜひ一度検討してみることをお薦めします。キャッシング利用額が多いというだけでなく、様々な楽しみも味わうことができますよ。
それに貯まったポイントを有効活用すれば、キャッシングで必要な利息をカバーすることにも繋がります。クレジットカードならば、このように工夫次第で利用と節約が同時にできてしまうんですね!
(⇒利息支払いをお得にするコツ)
ゴールドへランクUP!
でもまだちょっと不安だという方は、入会時にはベーシックタイプで申込んでおき、その後ゴールドに切り替えるということも可能です。タイプによってはすぐそのまま移行できないものもありますが、基本的にどのカードでもゴールドへの切替は可能です。
ICクレジットカード → ゴールドへ移行
スーパーICカード<コンビタイプ> → ゴールドへ移行
スーパーICカード<セキュリティタイプ> → ゴールドプレミアムへ移行
ICクレジットカード KIPS
スーパーICカード TOP& PASMO
スーパーICカード Suica
スーパーICカード KIPS+PiTaPa
年会費無料タイプでも、とりあえず50万円まではキャッシング枠がある訳ですから、支払い状況などを見ながら、無理のない範囲でランクアップを検討してみるのもいいですね。
キャッシング方法
次に、三菱東京UFJ-VISAのキャッシング方法をご紹介しておきましょう。
クレジットカードは国内だけでなく、海外でも利用可能になるという大きな特徴がありますよね。海外でもVISA対応の加盟店やATMでキャッシングを利用できます。
普段キャッシングは利用しないという方でも、海外旅行をきっかけに利用枠を作る方もおられるでしょう。また国内キャッシングを使っている方も、旅行用として一時的に増額することも可能です。
いずれの場合も、早い目に手続きしておくことをお薦めします。クレジットカードの場合、カードローン並の審査手続きスピードは期待できません。少なくとも2週間以上は余裕をもって申込むことが大切ですよ。
国内キャッシングについては、通常のカードローンの利用と殆ど変わりありません。三菱UFJ銀行ATMや、コンビニなど提携ATMを利用して、限度額までなら自由に出金することが可能です。(参考ページはこちら→カードによって使えるATMが異なります)
振込キャッシングも!
カードで借りるのもいいのですが、ネットから申込んで振込みをしてもらえる「Webでキャッシング(即時振込サービス)」も便利ですよ。最短10秒で指定口座へ振込が可能ですので、残高不足などにも対応できて安心ですね。
【「Webでキャッシング」申込み受付時間と振込み時間】
受付時間 | 振込時間 |
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0:00~8:59 | 当日9:00? |
9:00~14:30 | 10秒後 |
14:31~23:59 | 翌平日窓口営業日9:00? |
ただしこの「Webでキャッシング」を利用するには、三菱東京UFJ-VISAのうち、キャッシュカード機能つきのスーパーICカードを契約していることが条件です。スーパーでない通常のICカードでは、このサービスを利用できません。
また三菱東京UFJダイレクトというWebサービスへの契約(無料)も必要ですが、こちらはいつでも手続きできます。しかしキャッシュカード機能つきのスーパーICカードタイプを選ばない限り、この「Webでキャッシング」振込サービスは使えませんので注意しましょう。
スーパーは、ゴールドタイプ・ベーシックタイプの両方にありますので、勿論ゴールドカードでない方でも三菱東京UFJダイレクトを申込んでおけば振込キャッシングは利用できます。
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振込キャッシング利用の条件
- ”スーパー”ICカードタイプを選ぶ
- 三菱東京UFJダイレクト加入手続きをする
返済方法は?
さて返済方法はどうなるのでしょうか?返済は、一括払いとリボ払いの2種類です。リボの方は、通常のカードローンの返済方法と同じだと考えて構いません。
ショッピングならば2回払いまでは金利手数料はかかりませんが、キャッシングの場合は一括払いでも借入の翌日から利息がかかってきます。またクレジットカードには締め日と支払日が決まっていますので、これによって利息額や借入期間も変わってきます。三菱東京UFJクレジットカードの締め日と支払日は以下の通りです。
- 締め切り日 → 毎月15日
- 支払日 → 翌月10日
借りた日付けから、それに相応する支払日までの日数が、利息のかかる日数ということになります。ということは、同じ金額を借りていても、その時によって利息額が変わって来るということになります。
最大で《36日分》の差が!
借入期間最長59日間ー最短23日間=36日分
支払日が先の方が気が楽ですが、その分利息は多くかかることになります。その反対に支払日が近ければ利息は少なくて済みますが、いずれの場合も返済日のことはいつも気にしていなくてはなりません。
しかし何と言っても最長でも59日間で全額返済しなくてはならないのですから、毎回一括払いでは苦しい場合もあるでしょう。それならば、いっそリボの方が気が楽だということになります。
やっぱり手軽?リボ払い
支払い方法は、一括払いからその都度リボ払いに変更することができます。Webサービスを利用してインターネットから、また電話による手続き方法があります。但し、好きな時に申込んでいつでも変更可能とは限りません。
一括からリボへ変更するためには、受付期間が設けられています。支払日の2週間前くらいから受付が可能となりますが、5、6日前になると締め切られてしまうのです。この期間はその月によっても変動がありますので、場合によっては切替えが間に合わないこともあるかもしれません。
このような切替えが面倒になってしまった方には、全ての支払いをリボ指定にしてしまうことも可能ですよ。「事前登録(リボ)コース」で全てをリボ払いに指定しておけば、ショッピングもキャッシングも毎回必ずリボ払いになります。
こうしておけば、お店でいちいちリボ指定をする必要がありません。例えお店では一回払いを指定したとしても、実際には自動的にリボ払いになるというのも、なかなか嬉しい機能ですね。
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事前登録(リボ)コースの特徴
- お店でリボ払い指定が不要(一括払い指定でもOK)
- ショッピング・キャッシング全て自動的にリボになる
- ポイントが2倍貯まる
- 手続きはネットか電話でカンタン!
リボ払いは一括払いと違って、締め切り日や支払日を意識することなく、毎月決まった額を返済できるので、リボにすれば非常に楽になったという実感が持てるはずです。また三菱東京UFJポイントが2倍貯まるというオマケまでついてきますから、いいことだらけだと言いたいところなのですが…そうはいきません。
リボは返済管理が楽になる反面、将来的な返済期間や利息についてついつい無自覚になってしまう危険性があるのです。「私だけは大丈夫」と思っていても、使い慣れてくると誰もがそうなる可能性があるんですよ。
借り過ぎを防ぐためには、リボ払いの性質をよく理解して、普段からできるだけ追加返済をするくらいしか対処法はありません。また借入を繰り返せば返済額が把握しにくくなりますので、借入金額が少ないのはいいのですが、あまり小分けにしない方がいいでしょう。
リボルビング払いの追加返済は、三菱UFJ銀行ATMや提携ATMから随時入金することができますので、積極的に返済するようにしたいものです。なお全額を一括返済にしたくなった場合には、利息計算の処理が必要ですので、三菱UFJ-VISAデスクに電話をかけて申込んでからになります。
その他便利な機能
キャッシング利用についてのご紹介は以上なのですが、最後に三菱UFJのクレジットカードのさまざまな機能について補足しておきたいと思います。
まずポイントキャッシュバック機能です。三菱UFJのクレジットカードでは、1ポイント5円として換算され、200ポイント=1000円単位で申込みができるようになっています。やはりポイント還元は、実質的なキャッシュバックが一番分かりやすくていいですよね。
またカードに追加できる機能としては、PASMO、Suica、PiTaPaなど交通系の機能がお勧めです。いずれもバスや鉄道の交通機関だけでなく、お買い物の支払いにも使える便利な機能でおなじみですよね。クレジットカードと一体になることで、お財布に入れておけばタッチで改札をラクラク通過できますから、どこへ行くにもストレスフリーです。
このような交通系の機能は、以前は種類によってそれぞれ利用区域が限定されていましたが、相互乗り入れが可能になってより便利になりましたよね。もしもまだお持ちでなければ、是非この機会に交通系機能のついたカードはいかがでしょうか。
この中でPiTaPaだけはプリペイド方式ではなく、クレジットカード同様に利用額を後から清算するポストペイ方式になっています。そのため1年間に一度も利用がない場合には、維持管理料(年会費)1,080円を徴収されてしまいますので気をつけましょう。
また海外でも使えるVISAデビットも、とても便利な機能で人気ですよ。これはキャッシングのようにお金を借りたりするのではなく、またショッピングのように後払いするのでもありません。
デビットは実際に自分の口座にあるお金を使って直接清算することができるという、便利なのに非常に堅実なシステムなのです。この機能を追加できるカードは、以下のタイプになっています。
- スーパーICカード<コンビタイプ> ゴールド
- スーパーICカードTOP& PASMO ゴールド/ベーシック
- スーパーICカードSuica ゴールド/ベーシック
- スーパーICカードKIPS+PiTaPa ゴールド/ベーシック
いずれも全てキャッシュカード機能があり、交通手段としも使えるものが揃っていますね。これ1枚あれば、キャッシング以外にも大活躍間違いなしでしょう。様々なシーンに応じた非常に幅広い利用ができる三菱UFJのクレジットカードならば、キャッシングも最低限のコストで済むはずです。
【参考ページ】
海外での利用を見据えた融資選び