現代ではキャッシングの利用が非常に多く、消費者金融はもちろん、銀行さえもカードローン商品に力を入れています。その他にもクレジットカードのキャッシングなど、キャッシングの経験者はかなり多いのではないでしょうか。
（⇒銀行カードローンは非常に高い人気があります）
そのため、カードローンの数も数え切れないほどたくさんあります。全国展開の大手有名消費者金融の他にも、それぞれの地方限定で営業している中小消費者金融がたくさんあるのです。地域に密着した、いわゆる街金と呼ばれる中小消費者金融は、融通の利く対応で人気も高く、利用者も多いのです。
しかし、そんな中小消費者金融業者の中には、実はブラック企業も混じっていることがあります。数少ないとはいえ、もしそんな企業からお金を借りてしまったら大変なことになります。法外な利息を取られたり、怖い取立てに怯えることになり兼ねないのです。
では、そうしたブラック企業でお金を借りないためにはどうしたら良いでしょう。それはしっかりと自分の目で見抜くしかありません。ここではそうしたブラック企業を避け、安全な消費者金融を選ぶコツをお教えしましょう。
（⇒数が多い金融業者から選ぶには）
カードローン人気の理由
最近のカードローン人気には、やはりそれなりの理由があります。それだけカードローンというものが、現代人にとって魅力的だからです。ではまず、これほどまでに利用者が多く、消費者金融が数多く存在する理由から考えていきましょう。
誰でも借りられるカードローン
まず第一に、カードローンというのは誰でも借りられるという魅力があります。20歳以上という年齢制限の他には、安定した収入があることだけが条件なのです。
しかもこの安定した収入というのは、正社員に限らず、アルバイトやパート、派遣社員や契約社員でもオッケーで、主婦や学生の利用も可能です。つまり20歳以上で、どんな形であれ働いて収入がある人なら、誰でもお金が借りられるというわけです。
さらに担保も保証人も不要ですし、使い道も自由です。申し込みもインターネットで簡単に完了してしまいますし、審査も最短30分ほどで結果が出ますから、誰でも気軽に申し込むことが出来るわけですね。
いつでも借りられるカードローン
そしてもうひとつ、いつでもすぐに借りられるというのも、カードローンの大きな魅力でしょう。カードローンの借り入れは、振り込みによるキャッシングとATMでのキャッシングがあります。
振り込みキャッシングは、インターネットで予約をすれば、自分の口座に数分で振り込んでもらえます。またコンビニのATMを利用すれば、いつでもどこでも現金が引き出せるのです。
まさに24時間いつでもお金が借りられるので、急な入用にも慌てずに対応出来ます。忙しい人にとっては、大変心強い味方となってくれるでしょう。
大手消費者金融と中小消費者金融の違い
そして、そんな魅力あふれるカードローンには、誰もが知っているような大手消費者金融業者の他に、その地域だけで営業している中小消費者金融業者があります。両者はそれぞれに特徴も違うので、その違いをわかりやすく表にしてみました。
| 大手消費者金融の特徴 |
|
|---|---|
| 中小消費者金融の特徴 |
|
このように、それぞれにメリットもあればデメリットあるのです。
しかも、やはり全国規模で営業しているだけのことはあり、各社ともそれぞれに便利なサービスを提供しています。
単に対応店舗やATMの数が多いというだけでなく、コンビニでの利用手数料が無料のところや、初めての場合無利息期間があるところ、スマホアプリで簡単に申し込みや管理が出来るなど、大企業ならではの会員サービスが期待出来るのです。
しかし、利用するにあたって直接店員と接することのない大手消費者金融に比べて、中小消費者金融では、直接顔を合わせないまでも、ある程度個人個人とのコミュニケーションがあるように思います。審査の面や、借り入れ、返済に関しても、柔軟な対応で、融通の利くといったメリットがあるのはそれが理由でしょう。
ブラック企業とは
しかし、そんな地域密着型の中小消費者金融業者の中には、ブラック企業と呼ばれるヤミ金も存在しています。ではヤミ金とはいったいどんな消費者金融業者のことをいうのでしょうか。
まず第一に、消費者金融業者というのは、各財務局や都道府県に申請をし、貸金業者としての登録番号をもらわねばなりません。しかしヤミ金と呼ばれるブラック企業では、こうした登録を行っておらず、登録番号を持っていないのです。しかも中には偽者の番号を表示しているような企業もあります。
また、そんなブラック企業では、法定金利である2.0％を超える実質年率で貸し付けをしていることが多いでしょう。2010年の貸金業法改正以前には、出資法の上限金利である29.2％での貸し付けを行っている消費者金融が多かったのですが、現在ではどの消費者金融も利息制限法の上限である2.0％の上限金利を守っているのです。
貸金業法改正以前の借り入れにおいて2.0％以上の利息を払っていた、いわゆるグレーゾーン金利の過払い金請求については、最近では良く知られているところですよね。しかしブラック企業のヤミ金では、現在でも法定金利である2.0％を上回る金利で利息を取っているところが多いのです。
また、映画やドラマの世界ほどの怖さは無いものの、乱暴な対応や取立てが全く無いとは言い切れないのがブラック企業です。法外な利息を取り、払えないと乱暴な取立てをする・・それがヤミ金と呼ばれるブラック企業の実態なのですね。
安全な消費者金融の選び方
では、そんなブラック企業で借りてしまわないために、どうやって安全な消費者金融を選んだら良いのでしょう？
もちろん大手消費者金融を選べば確実なのですが、例えば大手では審査に通らなかった方や、また地元での地域密着型の会社が良いという場合には、やはり中小消費者金融を選ぶことも多いでしょう。
そこで、中小消費者金融の中でも安全なところを選ぶポイントをお教えします。
- 登録番号はあるか
- 実質年率が2.0％を超えていないか
- キチンとしたホームページがあるか
- 悪い口コミなどは無いか
まず、前項でも述べたように、安全な消費者金融というのは、財務局か都道府県から登録番号をもらっています。この登録番号は、店頭やホームページなどに必ず提示されているものですから、まずこれが見当たらない消費者金融は止めた方が良いでしょう。
そして、ほとんどのブラック企業の場合、法定金利以上の実質年率で貸し付けを行っています。申し込み時には契約書類をしっかりとチェックするようにしましょう。
そしてブラック企業かどうかの判断で役立つのがホームページの有無です。ちゃんとした企業であれば、今はたいていホームページを持っているはずです。これが無いということであれば、決め付けることは出来ませんが、要注意でしょう。
さらにWEB上には、消費者金融の口コミや評判がたくさんあがっています。信頼性のあるものばかりではありませんが、ある程度の参考にはなるでしょう。
キャッシングは誰でも気軽に出来るとはいえ、借金をすることには変わりはありません。社会的に責任のある行為として認識し、借りる先も自分でしっかりと選択することが大切なのです。（参考ページはこちら→融資を受ける前に考えたい事）
そのことをしっかりと頭に入れて、カードローンを安全に、そして賢く利用しましょう。
