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ご存知ですか?カードローンや消費者金融の利用がばれるパターン

よく、「家族に内緒でお金を借りたい」「カードローンを旦那に内緒で作りたい」なんて話を見かけます。また、「職場に電話や郵便物が来て、借金しているのがばれることはないのか?」という疑問の声も多く耳にします。では、具体的にどんなパターンで家族や職場の人にカードローンや消費者金融の利用がばれるんでしょう?

職場にばれるパターンは自己責任だけ

まず、簡単な職場にばれる話からしましょうか。簡単なのでスラスラと読めると思いますし、応用を効かせれば家族への対策にもなりますよ。会社の人にばれるのは、「電話・郵便・訪問」の3点です。では、それぞれどんなときに行なわれるのでしょう?

会社に電話がかかってくるのはどんなとき?

会社に電話がかかってくるのは、大きく分けて3点あります。それは…

1.申込み時の審査
2.本人が「第一連絡先」に希望した場合
3.音信普通になったとき

在籍確認では絶対にばれない!

会社に電話がかかってくるので最も有名なのは、審査のときの在籍確認でしょう。慣れている方には説明不要なほど広く知られていますが、今までローンとは無縁だった方にとってはドキドキものですよね?「一体、何を言ってくるんだろう…」と。

でも、大丈夫。在籍確認の電話だけでキャッシングの審査だとは100%断定することはできないようになっています。そのしくみは次の点で納得できるでしょう。

  • 名乗りは個人名が圧倒的多数
  • 審査だとは絶対に言わない
  • 呼び出しをするだけで、本人が不在でも「在籍」が確認できればOK

在籍確認の審査では、絶対にキャッシングの審査であることは言いません。あくまでも個人名あるいは銀行名(個人名だと不自然な場合、銀行名でかけてもらうことも可能です)で本人を呼び出すだけのものです。アナタが直接電話に出られれば、そこで審査であることを告げられますが、不在であっても「その会社で働いている」ことがわかれば、審査は終了します。

つまり、会社の人には、その電話がキャッシングやローンの電話だと断定できません。「かもしれないな~」くらいは思われるでしょうが、クレジットカードを作るためかもしれませんし、車のローンかもしれない。ひょっとしたら本当にただの友人・知人かもしれないんです。なので、在籍確認だけでばれることはアナタが言わない限り絶対ばれません。

希望しない限り連絡先にはならない

今の時代、多くの方の第一連絡先は個人で持っている携帯電話でしょう。その次が自宅。勤務先を優先的な連絡先に指定する人はいるんでしょうかね?と、通常の取引きをしている間の各種案内や連絡は希望する優先順位で行なわれます。

余談ですが、私の知り合いに「電波アレルギー」のような症状を持つ方がいらっしゃいまして、携帯電話を持つことはおろか、近所に携帯電話のアンテナ塔が建っただけで発作を起こしてしまう恐ろしい病気です。そのような方や心臓にペースメーカーを埋め込まれている方は連絡先も自宅へ、となるでしょうが、勤務先最優先ということはないでしょう。

携帯や自宅などの電話に出さえすれば、会社へ連絡されることはありません。なので、通常の利用をキチンと行なっている方は心配無用です。

ばればれの事例(自業自得な利用者の場合)

支払いが滞った。しかも携帯や自宅へ電話をしても連絡が付かない。そんなときにはお勤め先へやはり個人名(あるいは銀行名)で電話がかけられることになります。仕方ないですよね。支払いはしないは連絡は付かないはだったら、後は会社へ電話するしかありません。

私が以前勤めていた消費者金融に、こんなお客様がいました。典型的な自業自得で会社にばればれのパターンです。とても参考になると思いますので、ちょっとお話にお付き合いください。

利用者は理髪店にお勤めの佐々木さん(仮名)。あるとき支払期限を過ぎても返済がなく、「ご案内」として携帯電話に連絡をいれました。いつまでに入金するという約束を取り付けたものの、その日になっても入金なし。そこでまた携帯へ電話をしましたが…

「電波の届かない場所か電源が入っていないため、かかりません」

では次の連絡先である自宅に電話をしてみますが…

「お客様がおかけになった電話は、現在使われておりません」

そうなると消費者金融側である私は仕方なくお勤め先へ個人名で電話をすることになりました。しかし…

私:「後藤(仮名)と申しますが、佐々木さんいらっしゃいますか?」

店の人:「どちらの後藤さん?」

私:「友人なんですが、携帯に電話がつながらないのでこちらにお電話させてもらったんですが…」

店の人:「だから、どういう関係の後藤さん?」(語気がもう荒くなってる)

私:「個人的な友人としか言いようがないんですけど、どうかしたんですか?」

店の人:「アイツの知人だ友人だというヤツから、もう何件も電話が来て仕事にならないんだよ!アンタ、サラ金かなんかだろ?アイツ、もうしばらく店に来てないから、もう電話しないでくれ!」

私:「そうでしたか~。私は本当に友人で連絡が付かなかったので、出勤したら後藤から連絡があったとお伝えください」

そうなんです。既に何社からも電話がかかってきてたんです。それで、お店の方も借金の取立てだと目星をつけたというお話です。このような場合、貸し手である消費者金融や銀行もやむを得ず勤務先へ「借金の督促」だとはわからないように電話をします。ここまできても、プライバシーには配慮しなければいけないんですね。

これを、「そこまでして督促する必要ないじゃん」と思われる方はいないでしょう。貸したお金が返ってこない。しかも再約束も守られず、連絡も取れなくなった。これはもう、自業自得以外の何物でもないでしょう。

こういうレアで自爆的なケースとしてばれる可能性はあります。しかし、こうなる人もそう多くはないでしょう。佐々木さん(仮名)のように、自分で自分の首を絞めるような行動はとらないようにして下さいね。

会社に郵便物は来るの?

電話の次に心配されるのが、郵便物です。しかし、これは本人が「自宅だとカミさんにばれるから、郵便物は会社に送って欲しい」と希望しない限り、何も送られてくる物はありません。全ての郵便物は自宅への発送が優先されます。(参考ページはこちら→金融業者からの郵便物について

訪問なんてして来るの?

通常正しく利用している限り、また、携帯なり自宅電話なりで連絡が付いている限り、会社に訪問してくることはありません。特に消費者金融の場合は法律で訪問できるケースを指定しています。先の佐々木さん(仮名)のように音信不通で連絡が取れなくなり、自宅へ訪問しても不在となったとき、時間限定で訪問することができます。

そういう最悪の状態にならない限り、会社訪問はありません。先の電話でもそうですが、自業自得にならないためにも、取引きは正しく、誠実に行なうべきなのがわかりますね。

会社編まとめ

難しい話はなかったと思いますがいかがでしょうか。会社にばれるパターンは、このようにまとめるができます。

  • 審査でかかって来た電話を、自分から「キャッシングの審査です」と言ってしまう
  • 音信不通になってしまい、会社に電話が頻繁に来る、または訪問されてしまう

まとめると言っても、この2点だけなんですよね(笑)。ですから、会社に対してキャッシングがばれるのは滅多にないと安心して良いでしょう。

家族にばれたくなければ、審査電話と郵便に注意!

さて、会社の方は一安心。次はご自宅、家族にばれるかどうか見ていきましょう。こちらの方が会社よりもずっと対応が難しく、きちんとした対策を練る必要があるんです。では参りましょう。

自宅への電話はどんなときにかかってくる?

やはり最初に気になるのは電話でしょう。以下に、自宅の電話に連絡が来る可能性のある取引き内容を挙げて見ますので、まずはご覧下さい。

  • 審査のときの確認電話(会社と一緒)
  • 携帯で連絡が付かなくなったときの2次連絡先
  • 本人の希望で連絡先を自宅にしている

基本的には会社編と同じです。しかし、最初の審査電話は普段自分にかかって来ない個人からの電話を家族が受けたときに面倒なことになります。「○○さんって人から電話が来たけど、誰?」と訊かれたときにどう受け流すことができるか。仕事の相手先に自宅電話を教えることはまずないでしょうし、さあ、困りましたね…。

そんなときは、素直に話してしまうか、「会社でクレジットカード作れって社長からの命令でさぁ。その審査じゃない?」などと誤魔化すくらいでしょうか。後は「何かのセールス電話じゃないの?」とシラをきるとか(笑)。どうしても本当のことを話せない事情があるのであれば、審査電話ではない別の案件だと言い張るしかないでしょう。

自宅電話を申告しないのも策のひとつ

普段自分に自宅電話へ連絡が来ないという方は、すっぱりと自宅電話なしで申し込みをするのも策としては有効です。昔は固定電話の存在感も大きかったですが、最近はそうでもありません。専業主婦の奥様が多くの時間家にいるなどの事情がある方は、この方法が一番安全でしょう。携帯でちゃんと連絡が取れるなら、大きなマイナスにはなりませんよ。

郵便物には要注意!

電話はクリアした。さあ、次は最大の難関、郵便物です。どうして最大の難関なのかというと、対面式で契約をしない場合、最低でも1回は郵便物が自宅に送られて来るようになっているからで、これは法律上避けられない事柄になっているんです。

キャッシングだけでなく、その契約が犯罪などに利用されることを防止するために、銀行や消費者金融で「直接顔を合わせて契約手続きをしない」タイプの契約では、契約書類やカードを自宅へ、しかも「本人限定受け取り」の指定付きで郵送することになっています。

こうすることで、郵便局の配達員が身分証明書と本人、居住地が全て一致することを確認することができ、偽造の身分証明書での契約(犯罪目的)を防ぐことができるわけです。因みに、この法律を『犯罪による収益の移転防止に関する法律』といいます。

更に注意が必要なのは、「利用明細の出力されないATMでの利用は、後日郵送で利用明細を送らなければいけない」ことになっているため、契約締結時に郵便物の受け取りに関する項目もしっかりチェック、申請しなければいけません。最近はWEBの取引き履歴閲覧などでOKなケースも多々ありますから、「自宅への郵便物は不要」の手続きはお忘れなく。

郵便物に対する対策

上に書いたように、一番厄介なのは「カードや契約書の郵送が法律で義務付けられていること」でしょう。いくら本人限定受け取りだと言え、「ちょっと!どこから何送られてきたの!?」と問われると困っちゃいますよね。

それを避けるための方法を3つほど挙げてみます。通用するしないはご家庭の事情で異なるでしょうが、参考にはなると思いますので、ご覧になって下さい。

  • 郵送手続きのない契約方法を選ぶ
  • (先にも書いた)会社と取引先の都合で作らされたとシラをきる
  • 正直にキャッシングの契約をしたと話す

郵送手続きのない契約というのは、「来店や自動契約機」「WEB完結」「キャッシュカードと一体化」など、契約書類一式が郵送されてこない契約のこと。消費者金融の大手ではカードローン契約に自動契約機を利用することが最もメジャーな契約方法ですし、銀行のカードローンもキャッシュカードにカードローン機能をプラスさせることができるものが多くあります。
(⇒融資の自動契約って何?

逆に言うと、取引きをしていない銀行などでカードローンを作ろうとする場合や自動契約機などではなく郵送での手続きを選択する契約を自分からチョイスすると、この郵便物対策を練らねばならないことになる、ということですね。

家族にばれるんじゃないかとストレスを感じつつ利用するよりも、これこれこういう理由でカードローンを作りたい(キャッシングをしたい)と家族(特に夫婦)間で相談されるのが一番のお勧めなのですが、そうはいかないご家庭の場合、以上のような点に気をつけて契約や利用をなさって下さい。ばれるのは遅ければ遅いほど、厄介になりますからね。

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