初めてのキャッシングで不安！やり方を簡単に教えます

お金がどうしても必要でキャッシングを利用しなければいけない、キャッシングを利用してみようか、そう考えたとしても、やはり初めての事であれば不安でいっぱいでしょう。キャッシングって何なのか、どうすれば良いのか、なかなか人には聞けない事だからこそ不安なんですよね。

初めてのキャッシングはどうするのか、やり方を確認するとともに、注意点についてもしっかり押さえておきましょう。キャッシングを上手に使うために役立ててください。（参考ページはこちら→初心者に役立つ知識も紹介）

キャッシングって何？

キャッシングってお金を借りる事、という漠然とした内容は知っているかもしれませんが、それ以外にどういうことか、どういう種類があるのかって知っていますか？個人が銀行や消費者金融からお金を借りて期日までに利息をつけて返す、これがキャッシングの基本になります。

キャッシングは個人向けの少額融資と考えたとき、借りる先によって3つの種類に分けることが出来ます。（参考ページはこちら→借入先で使い勝手が変わる？）

• 銀行からのキャッシング
• 消費者金融からのキャッシング
• クレジットカードでのキャッシング

この3つですね。そして、それぞれに特徴があります。メリットとデメリットを見てみましょう。

借りる先	メリット	デメリット
銀行	低金利で融資限度額が高額 総量規制対象外	審査に通るのが難しい
消費者金融	比較的審査に通りやすい	金利が比較的高い、融資限度額が少額 総量規制の対象
クレジットカード	未成年や学生でも利用出来る場合もある 海外で利用出来る場合も多い	金利が比較的高い、融資限度額が少額 総量規制の対象 翌月、もしくは翌々月一括返済が多い

銀行からのキャッシングは安心感という点もメリットになるでしょうが、やはり審査に通りにくいというデメリットは大きいですね。少し与信に不安があれば利用できない可能性があります。

消費者金融は銀行よりも審査が甘く利用しやすいというメリットはありますが、やはり金利が高めになりますから返済負担が少し大きくなってしまいますね。また、クレジットカードのキャッシングは返済方法が一括というところも少なくありませんから、すぐ返済できる金額しか利用できません。

利用先を選ぶときは、自分の利用目的や利用頻度に応じて選ぶ、という点がポイントになるでしょう。

• 利用を複数回予定
• まとまった金額を利用
• 返済期間が長くなる可能性がある

このケースであれば銀行キャッシングがベストです。利用回数が多く期間も長くなれば金利は抑えられた方がいいですからね。

• 1回だけ、または当分利用する機会はない
• 比較的少額の利用
• すぐに返済できるあてがある
• 審査に不安がある
• すでにクレジットカードにキャッシング枠が設定されている

このケースはクレジットカードのキャッシングを使うと良いですね。すぐに返済できる金額であれば、一括返済をした方が支払う金利を抑えることが出来ますし、最初からクレジットカードのキャッシング枠を申し込んでいればすでに使える状態にあるはずですから、新規での手続きは不要なんです。

• 比較的少額の利用
• 審査に不安がある
• すぐに利用したい

このケースは消費者金融のキャッシングが便利です。消費者金融のキャッシングは申し込み当日から利用出来るところがありますし、銀行のキャッシング審査よりも通りやすいメリットがあります。クレジットカードのキャッシング枠を申し込むと手続きに時間がかかりますから急いでいるときは新規での消費者金融申し込みの方がすぐに利用出来るでしょう。
（⇒どんなカードローンも一長一短です）

申し込みから利用まで

では新規でキャッシングを申し込むとしたらどうすれば良いのでしょうか。

申し込みから利用までの流れは

• 申し込み
• 審査
• 契約
• 利用

このようになっています。

申し込み方法はいくつかあり、キャッシング会社によって好きな方法を選ぶことが可能です。

• パソコン
• 郵送
• 携帯電話・スマートフォン
• 電話
• 来店

パソコンでの申し込みと携帯電話・スマートフォンでの申し込みはほぼ同じです。インターネットにアクセスして申し込みフォームに必要事項を入力後送信するだけです。24時間いつでもＯＫという便利さがあります。

電話や来店での申し込みは担当者と直接話をしながら申し込むことになりますから、申し込みが出来る時間が限られていることが多くなっています。深夜、早朝、休祝日は対応していないところもありますね。

郵送での申し込みは自分の都合が良い時に申し込み書を送るだけで良いとうことになりますが、書類の到着まで時間がかかってしまうというデメリットはあります。

キャッシングを利用するにあたって問題がないかどうかをチェックします。返済することが出来る人物かどうかの見極めが主です。審査にかかる日数はキャッシング会社によって違いますが、即日審査結果が出る所も増えてきました。

貸し付け条件、内容についての同意をして契約をします。契約が終わればキャッシングができるようになります。契約書類のやり取り方法もキャッシング会社によって違いますね。

• 郵送でのやり取り
• ＦＡＸでのやり取り
• 店頭窓口でのやり取り
• インターネット上でのやり取り

このいずれかの方法で契約をすることになるでしょう。契約が終わらなければキャッシングを利用することが出来ませんから、すぐに利用したいのであれば時間がかかってしまう郵送ではなくＦＡＸや店頭窓口、インターネットで契約可能なところを探すと良いですね。

ようやくキャッシングが利用できる状態になりました。どのようにキャッシングするのか、こちらもいくつか方法があります。

• 発行されたローンカードをＡＴＭで使う
• 自分の指定口座に希望金額を振り込んでもらう
• 店頭窓口で直接現金を受け取る

この3つの方法が一般的でしょう。個人向けのキャッシングで便利なのはローンカードが発行され、利用出来る金額の範囲内でいつでも自由にキャッシングすることが出来るという方法です。カードローンと言われていますね。カードローンは、そのカードが使えるＡＴＭさえあればいつでもお金を借りることが出来るというものです。

口座からの引き通しに対応したいのであれば、自分の口座に直接振り込んでもらう方法が便利ですね。ＡＴＭでお金を引き出して自分の口座に入金するという手間がかかりません。店頭窓口で直接お金を受け取る方法は安心ではありますが、窓口が開いている時間しか対応できないというデメリットはあります。

いずれかの方法でキャッシングしたお金は、返済日までに返済しなければいけません。返済方法は振り込みと自動引き落としがありますが、いずれの方法でも返済期日に遅れないようにすることが大切です。また、返済金額には金利が含まれていますから、返済しなければいけない金額はキャッシングした金額よりも多くなるという事は認識しておきましょう。

金利とは

利用するにあたって知っておきたいことの1つが金利です。金利は年率何％という形で表示されていますが、1日でも借りた期間があればその分金利がついていきます。つまり、1日でも早く返済することが金利の支払総額を抑えるポイントになるというわけです。

10万円を年率18％という金利で30日借りた場合と60日借りた場合を見てみましょう。

10万円×(30日/365日)×18.0％≒1,479円

60日借りた場合にかかる金利は単純に計算すれば30日借りたときの倍という計算になります。

10万円×(60日/365日)×18.0％≒2,958円

ですが、多くのキャッシング会社では毎月の返済残高に対して金利を計算する方法を取っています。60日借りているということは1回返済日に返済をしているわけですから、その残高に対して金利計算が行われるんですね。

アコムの場合であれば

1回目の返済金額が51,127円(金利含む)となります。このうち元金分の返済が49,648円となっていますから、返済残高は50,352円ですよね。

50,352円×(30日/365日)×18.0％＝744円

つまり、60日借りたときの支払金利総額は1,479円＋744円＝2,223円となるわけです。

ものすごくややこしいですし、自分で計算するのは大変です。ですが、返済すべき金額を知ることはとても重要ですから、自分がいくら借りていつ返せば総額いくらの返済になるのかという事は把握しておきたいですよね。

そのときは返済シミュレーションを利用しましょう。返済シミュレーションはキャッシング金額と金利、返済期間を入力するだけで一瞬で返済総額や支払金利を算出してくれる便利なものです。

利用するキャッシング先のホームページにある場合もありますし、一般的な条件を当てはめて計算してくれるツールもあります。インターネットで検索してみてください。自分で計算するよりも簡単で確実ですから、ぜひ利用してみましょう。

審査に通るためのポイント

審査に通らなければキャッシングは利用できないのですが、審査に通るためにはいくつかのポイントをクリアしておく必要があります。

• 安定した収入がある
• 与信に問題がない

最低この2つのポイントを押さえておくようにしましょう。

安定した収入があるというのは、返済出来るだけの収入があるか、という事です。キャッシングをすれば返済する義務が生じます。その義務をしっかり果たすことが出来るかという事を判断するのが審査なんですね。審査とはその人物が信用できるかどうかを見極める目的で行われるものなんです。

どの程度の収入があれば安定しているとみなされるのか、これはキャッシング会社によって基準が違います。安心して審査に臨みたいのであれば、正社員、派遣社員、パート、アルバイトに関わらず最低1年以上は同じところで働き、毎月しっかりと給料をもらっているという状態にある様にしておきましょう。

働いている期間の事を勤続年数と言いますが、この勤続年数が半年程度であれば審査で不利になってしまう場合があります。長く働いていた方がクビになったり辞めてしまったりリスクが少ないという判断になるためです。

与信に問題がないという点については以下のポイントを押さえておきたいですね。

• 現在他社に借金がない
• 過去の借金で延滞等問題を起こしたしたことがない
• 公共料金、携帯電話料金等延滞したことがない

これらを満たしていれば大きく不利になることは無いでしょう。現在他社に借金があれば今の返済能力に不安が出てきますし、過去に延滞経験があれば今度も延滞するのではないかと不安視されてしまいます。ですから、普段から支払関係はきっちりと行っておくべきなんですね。

今まで借金の経験がなく、公共料金等支払いに遅れたことがある、トラブルを起こしたことがあるという経験も無ければ特に心配に思う事もありません。

ただし、安定した収入があるということが重要ですから、正社員に限らずアルバイトでもパートでもある程度の期間続けて収入が安定していることをアピールすることが審査に通るポイントになってきますよ。

ここだけは気をつけよう！

キャッシングを初めて利用する場合、利用先や審査に大きな不安を抱えている人も多いはずです。その不安に漬け込むような悪質な業者がいますから、そこに騙されないように気をつけなければいけません。悪質な業者かどうかを判断するポイントは

• 固定電話番号が明記されておらず携帯電話番号のみである
• 貸金業登録番号記載がなり
• 誰でもＯＫ、ブラックでも可など審査が極端に甘い事をアピールしている

このようなキャッシングは悪質な業者である可能性が高いですので、利用しないように注意しましょう。審査が甘いというのは魅力かもしれませんが、与信に大きく問題なければ審査が厳しいと言われている銀行キャッシングを利用することも特に難しい事ではありません。

初めてのキャッシングで過去に借金トラブルもないようであれば、極端に審査が甘いところを探す必要は無いんですね。また、正規のキャッシング会社であれば固定電話の設置は義務ですし、貸金業登録をした番号が無ければいけません。そこを確認しておくことも重要です。

キャッシング先を決める時、安心感のある銀行、名前を知っている大手消費者金融あたりから選ぶようにしておけば安心でしょう。

ただし、キャッシングをして返済できなくなってしまったり返済に遅れるようなことがあったりすれば、次のキャッシングを申し込む、ローンを申し込むときに審査で不利になる条件となっています。しっかり返済できるよう、計画的に利用しなければいけませんよ。