> > 抑えておくべき、キャッシング利用時に注意したいポイント

抑えておくべき、キャッシング利用時に注意したいポイント

この時代、キャッシングを利用するのは当然という社会になってきました。クレジットカードの普及や消費者金融が身近になったこと、以前に比べて利用者にとって金融の仕組みが分かりやすいという、時代とニーズに即した流れが生まれたからでしょう。
(⇒現代のキャッシングのイメージについて

特に消費者金融の台頭により、キャッシングが身近になったという人が多いのも確かです。華やかで印象に残りやすいCMが増え、窓口の対応が分かりやすくなったことで、以前よりも敷居が下がったようです。

とはいえ、敷居が下がったがゆえのトラブルが出ているのも確かと言えます。本人にはそのつもりがなくてもうっかりと返済が遅れてしまったり、金利についての知識が不足していたり……。

賢くキャッシング!利用の時に気をつけたいポイント!

しかし金融関連の知識は誰もがそう簡単に身につけているものではありません。また、キャッシングだけに限ったとしても、銀行や消費者金融でまた細かい部分が違うものです。こういった時には困りますね。

それなら全体を無理して理解しようとせず(するのが理想であることは確かですが)、「利用する側」として必要な知識を身につけていった方が建設的と言えるでしょう。(参考ページはこちら→特に初心者に欲しい知識とは?

自分がキャッシングをする時にどんなことを気をつけておけば良いか?ということさえ分かっていれば、いざと言う時にも混乱しないでスムーズにキャッシングをすることができるでしょう。

注意の第一歩!申し込みは最初のハードル!

キャッシングをするにはまず申し込みをし、キャッシング会社と利用契約を結ばなくてはいけません。まず契約ありきというわけですが、当たり前と言えば当たり前ですね。何にせよ最初の一歩というわけです。
(⇒融資は申し込みから大事です

現在は昔と違い、わざわざ申込書を取り寄せたりしなくても、消費者金融のほとんどはWEBで申し込みを完了することができます。昔は店頭まで行くケースも多かったものですが、便利になったものですね。

WEBでの申し込みは非常に簡単で、画面上の必要事項を埋めて送信すれば良いだけです。必要な証明書などは、融資の希望額によっては変わりますが、基本は写メ添付でも良いことがほとんどなのは驚きですね。

しかしこのWEB申し込み、ちょっとした注意が必要です。この注意を怠ったがために、あえなく審査に不通過になってしまった……というケースが後を絶たないのが実状なのをご存じですか?

単純ミスが命取りに!送信前に何度もチェックを!

WEB申し込みの画面は非常にシンプルです。店頭や書類取り寄せでの申し込みも同様になりますが、ペンで書き込みをするよりも、キーボードで気軽に入力できる点が魅力の一つですよね。修正も手軽です。

申し込み時に記入(WEB申し込みなら入力)するのは、大抵のキャッシング会社では以下の通りになります。

  • 氏名、年齢、住所
  • 勤務先
  • (あれば)他社からの借り入れ額

借り入れ額以外はキャッシングの申し込み以外でも、何かと契約したり会員登録をする時には必要とされる個人情報です。別の機会に何度も入力しているよ!という、慣れた人もいるかもしれませんね。

大抵の人はここで間違えることはない、と自分を信じていることでしょう。しかし送信前に必ず見直しが必要です。氏名、年齢、住所、電話番号に勤務先、他にも細々とした項目があるかと思います。

ここで記入の間違いがあったまま送信してしまうと、「間違った個人情報=偽りの個人情報」で申し込みをしてしまったことになるのです。これは大変なミスと言えることですし、避けたいケースです。

うっかりの誤記入が原因でも審査に落ちた事実が残ってしまう!

記入間違い程度ならキャッシング会社の方で確認の電話なりをくれるものじゃないの?と考えている人もいるかもしれませんが、実際はそうでもありません。既に審査は始まっていると思って下さい。

よく考えてみて下さい。あなたがキャッシング会社の人で、初めて取引をしたいと言ってきた相手の個人情報が嘘だった……という時、そのまま何の問題もなく取引を継続しようと思えますか?

申込書は単なる個人情報の引き渡しだけではなく、こういった信頼を計るちょっとしたバロメーターにも使われます。重要な書類を適当に作る人を信用して、お金のやりとりをするのは難しいですよね。

そして審査に落ちたという記録は、信用情報機関に登録されて半年は消えません。どんな理由でも「金融機関とトラブルを起こした」と認識されてしまいますから、あまり嬉しくはないですね。

たかが申込書、されど申込書です。意外かもしれませんが、個人の信用情報機関にまで影響のあることですから、ここはパーフェクトにこなしておいて欲しい項目です。送信前には再確認をお忘れなく!

申し込みではもう一点注意!複数の会社に申し込みはNG!

申込書に関しては脅しのごとく書いてしまいましたが、申し込み段階で気をつけることは実はこれだけはありません。これからご紹介するケースは、うっかりするともっと面倒なことになります。

初心者がやりがちな申し込み段階でのミスのひとつに、「複数の金融機関への同時申し込み」が挙げられます。これは何が良くないの?と疑問を持つ人も少なくないお話になります。

「初めてでよく分からないから、とりあえず似たようなキャッシング会社にいくつか申し込んでおこう!」と思う人もいるのではないでしょうか。確かに安全性を高めたいとそう考えてしまうかも……。

ところが、この複数の会社へ同時に申し込むと言うのは、お金を一度も借りていない段階で「ブラック」になってしまう可能性が非常に高い、と言うより、ほぼ確実にブラックになる行為なのです。(参考ページはこちら→ブラックリストを防止するには

申し込みは一社ずつ、結果が出てからにするべき!

先にも少しお話した信用情報機関、これがくせ者です。ここに登録された情報は多くの金融機関が自由に閲覧することができます。各社への申込状況、借り入れ状況などが分かるということですね。

申し込みをすると、その段階でこの信用情報機関に「申し込みをした」という情報が登録されることになります。この時にキャッシング会社が嫌がる情報が登録されていると大抵は審査に落ちます。

キャッシング会社が嫌がる信用情報としては、

  • 他社からの借り入れが明らかに高額
  • 既に総量規制に引っかかっている、あるいは近い金額までの借り入れがある
  • ・頻繁な滞納、遅延など、返済態度に問題がある
  • 現段階で他社にも申し込みをしている

この場合、最後の「他社にも申し込みをしている」があてはまることになります。この段階で審査に通ることは難しいと断言しても過言ではないでしょう。実際、これでNGになる人が多いのも確かです。

なぜ他社への同時申し込みが嫌がられるかというのは簡単な話です。「いきなり複数の会社で融資を希望するほどお金に切羽詰まっているのか?」→「借りるだけ借りても返済できないのでは!?」

こんなケースが予想されてしまうからなんですね。申し込んだ本人としては笑い話かもしれませんが、貸す側にとっては貸金業法が絡んで深刻です。

お互いの意図はずれているかもしれませんが、金融業界にこういった事情がある以上は無視できない一面でしょう。審査に落ちては元も子もありませんし、同時に申し込むのはやめておくのが吉と言えますね。

どうしても複数の会社からの融資を受けたい場合は、一社ずつ申し込み、その結果が出てから次の会社へ申し込む、という手順が一番良いでしょう。一見面倒ですが、これでトラブルが回避できるなら簡単なことだと思いますよ。

いざキャッシング!手軽に使えるカードでも注意したいことはあります!

無事に申し込みを終え、手元にキャッシングができるカードが届いたことでしょう。人によっては複数枚をゲットしているかもしれませんね。これからは便利なキャッシング生活が始まります。

しかしここでも気をつけておきたいことはあります。まず理解しておかなければならないのは、キャッシングには返済がつきものだということ。これをミスすると信用情報に傷がつきますから気をつけたいですね。

返済トラブルで最近増えているのが、「無利子期間」のサービスの広がりに伴ううっかりの返済忘れです。この無利子期間、契約から一定期間は無利子という、借りる側にとってはもの凄く嬉しいサービスです。

返済は何より最優先!うっかり忘れるのは絶対NG!

このサービス提供はどこのキャッシング会社も行っているうわけではなく、大手の消費者金融が集客のために提供していることがほとんどです。一定期間中に元金を返済すれば利息は一切かかりません。

しかし何をどう勘違いしたのか、「無利息期間の間は返済日がやって来ない」と思いこんでいる人が実に多い状況なのです。決してそんなことはありませんし、どこにも書いていないはずなのですが……。

単なる勘違いとはいえ、このうっかりした返済ミスで信用情報機関には確実に傷が付いてしまいます。軽く考えず、返済についての情報は契約時、あるいは契約前でもしっかりチェック、理解しておきましょう。

総量規制に注意!年収と借り入れのバランスを考えて!

貸金業法を基本とする消費者金融を利用する時、何があっても意識しておきたいのは、「総量規制」という言葉です。消費者金融を利用しない人はあまり耳慣れない言葉かもしれませんね。

これは日本の法律で定められたルールで、消費者金融が遵守しなければならないとされる貸金業法の中にある決まり事です。どの消費者金融でも、これを守らないで営業することはできません。

総量規制とは、「消費者金融は年収の三分の一までしか顧客に融資をしてはいけない=顧客は年収の三分の一までしか借りてはいけない」という法律です。どんな消費者金融も例外はありません。

総量規制も厄介なもの…普段から計画的に!

この総量規制、適用されるのはあくまで消費者金融とその顧客に対してになります。よって、銀行のキャッシングやカードローンにはあてはまりません。そのあたりはしっかり区別しておきましょう。

キャッシングに慣れてくると、その手軽さや返済の利便性の高さから、つい日常的に使用することが多くなります。これは返済できるのなら全く問題ありませんし、お金の管理に良いと言う人もいるでしょう。

しかし総量規制に引っかかる借り入れ額になってしまうと、その利便性は一気に失われます。たとえ返済には困らない借り入れ額であっても、もう借り入れができなくなってしまうのです。

いざと言う時にお金が借りられないと困る局面もたくさんあるのではないでしょうか。こうならないうちに計画的に返済をしておき、何があっても困らないように備えておきたいですね。

尚、総量規制はブラックリストになったりするわけではありません。あくまで借り入れができなくなるだけです。その規制額を下回れば、また普通に利用できますので安心して下さいね。

重要なのは個人の自覚!利用のたびに気を引き締めよう!

申し込んでから借り入れ、返済、総量規制……最初は色々と自分でも気をつける瞬間が多いかもしれませんね。しかし利用を繰り返していると、いつの間にか気がゆるんでくるものです。

今回は代表的な注意点を挙げましたが、利用を続けていっても気をゆるめるかどうかは個人の自覚に任せるしかありません。お金のやりとりはデリケートな話ですから、しっかりしておきたいですね。

計画的に利用できればキャッシングは非常に便利なものですし、何より、生活に潤いを与えてくれるチャンスが非常に多くなります。ぜひ賢く活用していけるよう、計画的に利用して下さいね!

新着記事
ページトップへ