カードローンのためにアルバイト、どのくらい続ければ審査通る？

カードローンを申し込むにあたって、審査をクリアするためにどうすれば良いのかを考えるかもしれません。審査に挑むにあたって、まずは収入を確保する必要があります。その収入が安定していなければ審査に通ることは出来ないという事は多くの人が認識している事でしょう。（参考ページはこちら→融資審査に通る為にまず知る事）

カードローンの申し込み条件にも「安定した収入を得ていること」といった記載があります。ですから、収入を得る為に働かなければいけないわけです。ただ、働き始めてすぐにカードローンを申し込んだ場合、それは審査に通ることは出来るのでしょうか。どのくらいアルバイトを続けて申し込めば審査に通るのか、そんな疑問に答えましょう。

収入の安定と勤続年数の関係

「安定した収入を得ていること」と「同じところに長く勤めていること」、この2つは強く関係しています。しっかりと働いていれば収入が安定していると言えるはずだ、働いている期間はあまり関係ないのでは？そう思うかもしれませんが、長く働いているからこそ収入が安定しているという見方をすることが出来るのです。

同じところに勤めている期間の事を勤続年数と言いますが、この勤続年数が長ければどうして収入の安定が言えるのか、それは毎月コンスタントに収入を得ていることを長く続けている実績があるためです。勤続年数が長ければ長いほど、収入を確実に長期で得ることが出来る、返済能力があるという判断が出来るわけですね。

この勤続年数、長ければ長いほど良いと言えるわけですが、短い場合はどうでしょうか。例えば、今日から働き始めました、という人がカードローンを申し込んだとします。実際そこで働いていることは事実ですが、まだ給料をもらったことが無い状態です。

申告された給料を継続して得ることが本当にできるのか、決まったばかりの働き先と合わずにすぐに辞めてしまうようなことがあるのでは、といった不安要素が出てきてしまうのです。ですから、収入の安定と勤続年数は密接な関わりがあると言えるのです。（参考ページはこちら→勤続年数によって借りられるかどうかも変わる？）

アルバイトでも審査に通る？

カードローンを利用するために必要な収入は、社員でなければいけないと決められているわけではありません。得られている収入が安定していれば、アルバイトやパートでも利用することが可能となるのです。（参考ページはこちら→アルバイトにも金融業者は寛容？）

ただ、やはり社員の人の方が審査で有利となるのは確かですので、アルバイトでも審査に通る可能性を上げるために何が出来るのかを知っておく必要があります。アルバイトで審査に通る可能性を高めるのであれば、勤続年数を長くして収入の安定性をアピールしたいですね。

ではどのくらい続けていれば審査で有利になるのでしょうか。審査を受ける際の勤続年数は1年以上が望ましいと言われています。1年間継続して働き、収入を得ているのであれば試用期間も終了しているでしょうし、急に辞めてしまうというリスクも低くなると判断されれるのです。

最低1年以上は働いてから審査に申し込むようにしたいですね。もちろん、アルバイトを始めて数か月でも審査に通る可能性はゼロではありませんが、収入が不安視されてしまうのは確かです。出来るだけ審査に通りたい、そういうことであれば最低1年は働いておくようにしましょう。

審査をパスするために出来る事

勤続年数を長くするという事以外にも審査をパスするための可能性を高められることがあります。難しいものもありますが、今すぐできることもありますのでチェックしてみてください。

• 他社借入があれば完済・解約しておく
• 携帯電話料金やクレジットカードの支払いに遅れないようにしておく
• 希望金額を低めにしておく

今からカードローンを申し込もうと思っていて、すでに現在他にカードローンの契約があるということは考えにくいのでしょうが、もし利用していないカードローン、過去に利用していたけど解約手続きをしていないカードローンがあるのであればしっかりと解約手続きをしておきましょう。

カードローンは契約しているだけでその設定限度額分を借入しているという判断になってしまうんですね。借金があるのと同じ意味合いとなってしまいます。他社借り入れがあれば審査では不利になってしまいますから、できるだけ完済、もしくは解約しておきましょう。

支払い関係も遅れないように注意しておくことが必要です。特に、携帯電話料金やクレジットカードの支払いについては個人信用情報への登録が行われています。支払い遅れ、延滞の記録があれば審査で不利になりますので、期日を守って支払いをするという事が重要です。

審査を受ける時は希望金額を低めの金額にすると通りやすいと言われています。高額な限度額設定をすれば貸し倒れをしたときのリスクが高くなってしまいますからね。まずは低い金額で希望を出しておき、審査に通れば徐々に限度額の引き上げをしていくようにすると良いかもしれません。

「誰でも借りられる」は要注意

カードローンをどうしても利用したい、審査に通りたい、そう思って切羽詰っている時に「誰でも借りられる」というカードローンがあればどう思うでしょうか。思わず申し込んでしまうかもしれませんよね。もちろん、銀行や大手消費者金融のカードローンの審査に通ることが出来れば安心して利用できるという意味では良いのでしょうが、与信に不安があればそうはいきません。

少しでも不安要素があれば銀行カードローンは利用できない可能性は高いでしょうし、その不安要素が多重債務やブラックといったものであれば大手消費者金融の利用も難しいかもしれません。もし一度審査に落ちてしまったとしたら、状況がひっ迫していればしているほど甘い言葉に乗せられてしまう可能性が出てくるという事ですね。しかし！その甘い誘惑に簡単に乗っかってはいけません。

誰でも借りられるということは、誰でも審査に通ることが出来るという事を指しています。審査の意味がない、ブラックであろうと多重債務であろうとお金を貸してあげますよ、そういう意味となります。どんなリスクがある人も確実にお金を借りる、それが可能だと思いますか？安心して利用できる親切なカードローンかもしれません。ですが悪質なカードローンである可能性の方が高いと考えるのが自然です。

法外な金利で少額の貸し付け、強引な取り立てをすることで利益をあげていく、そんな悪質なカードローンを利用してしまったとしたらお金を借りてしまったことでかえって苦しい目に合うという場合もあるのです。甘すぎる宣伝を利用するのは出来るだけ控えた方が良いでしょう。そして、どうしても気になるようであれば悪質なカードローンかどうか判断出来るだけの情報を集めるようにしましょう。

少なくとも正規の貸金業者であること、貸し付け条件が法定のものであること、この2点は確認するようにして下さい。すぐに返すことができれば悪質業者でも良いか、そんな甘い考えを持たないようにしなければならないのです。

正規の貸金業者とは

消費者金融などお金を貸す業務を行っているところは貸金業と呼ばれています。クレジットカードを取り扱っている信販会社も貸金業に分類されますね。貸金業者になるためには貸金業登録をしなければいけません。貸金業登録をするためには登録申請書を提出して手数料を支払えばＯＫというわけにはいかないのです。いくつもの条件をクリアし、貸金業者として問題ないかをチェックされます。

• 登録者もしくは法人の場合は役員に貸し付け業務に
  3年以上従事した経験がある
• 貸金業務取扱主任者がいること
• 純資産が5,000万円以上あること
• 経営管理体制等が確立されていること
• 事務所が貸金業を営むに足ること

これらの条件を満たして初めて貸金業登録が認められるわけです。簡単にクリアできるような条件でないという事が分かるのではないでしょうか。貸金業登録をせずに貸金業行為を行った場合は、違法行為ということになりますから当然罰せられることになります。罰則の内容を簡単に紹介しましょう。

このような罰則があるのです。そして、違法業者から借りたお金は返さなくても良いということが法律で定められています。違法業者を利用しても専門家を間に入れて手続きをすれば問題がない、と理論的には言えるのですが、相手は違法業者ですからそう簡単にはいかないかもしれません。借りた金額のみは返済して終了、という事もあるようです。

いずれにしても、違法業者を利用しないように気をつけるということは徹底しておきたいですね。